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Gridge編集部
わたしのゴルフ履歴書〜Vol.19〜株式会社キャム 越水隆裕代表
ゴルフ好きな経営者のゴルフライフを覗く企画「わたしのゴルフ履歴書」第19弾。
今回は、一般社団法人日本占道協会 鳥海伯萃代表理事(Vol.18)からご紹介いただきました、株式会社キャム 越水隆裕代表です!
インタビュアーはへたっぴゴルフ研究所の所長Da-Birdです!
越水隆裕(コシミズタカヒロ)さんはこんな人
父親である越水達雄さんが創業した会社婦人服の製造会社「株式会社キャム」の代表。
越水達雄さんは今も現役で製造をされていて、越水(隆裕)さんは販売をされています。
実家が婦人服の製造業を営んでいた影響で、幼いころからミシンで遊んでいて、ファッションに関してずっと興味を持っていた越水さん。
現在、婦人服の製造業以外にも、不動産管理、部屋や洋服のリフォーム、ロゴや販促グッズデザイン等、様々な分野で活躍しています。
そんなマルチな才を持つ越水社長ですが、果たしてゴルフ観はどのようなものなのでしょうか……?
ゴルフとの出会いは?
父親がもともとゴルフをやっていて……付き添いで4歳から始めたんです。父親のクラブを借りて練習場で遊びで打ってたんですが……レフティだったんですよ(笑)。
――え、右利きなのにレフティで打ってたんですか?
そうなんです! まぁ遊びで打つ程度でしたが。
それからしばらくゴルフから離れてたんですけど、高校生の時にゴルフ練習場でバイトを始めて3年くらい働いてたんですよ。
そこで……練習場に来るお客さんの中に教えたがりの人っているでしょ?
――通称「教え魔」ですね(笑)。
そうそうそう! 僕らは「教えオオカミ」って呼んでましたけど(笑)。
その方たちがいろいろ教えてくれて本格的に始めた感じです。
で、最初の2年間くらいはレフティのままだったんです。レフティのクラブしか家になかったので。
しばらくレフティでやっていたんですけど、教える側が左だと教えづらいって話になって、試しに右で打ってみたんです。
そしたら打てちゃって、それで右打ちに変えました。
――左右両方で打てるなんてすごいです!
今はもう左は全然打てなくなっちゃいましたが……。
右打ちに変えてから練習場のレッスンプロに教えてもらうようになって……コースデビューしたのが高校3年生でした。
ゴルフのプレースタイルは?
――突然ですが、好きな番手とかありますか?
フェアウェイウッドが好きですね。
――得意なんですか?
得意というか、“一発”が気持ちいいんですよね。だから、クリーク(小川)越えとか結構危ないシチュエーションでもチャレンジしちゃう。
――ギャンブラー気質なんですね(笑)。
ほぼ素振りもしませんし、サーっと回っちゃうんです。基本的にせっかちなんですね。
あと、迷いたくないっていうのもあります。一瞬でも迷っちゃたら考え込んじゃうので、その前に打つ、みたいな。
――ちなみにベストスコアはおいくつですか?
79です。30代の半ばくらいに、めちゃくちゃゴルフをやっていた時期があったんですよ。
先輩たちと一緒にハマッてて……月に4回じゃきかないくらいラウンドに行ってました。
その頃はスコアが良かったです。80台で回れてました。
ゴルフは仕事に活きてる?
――ゴルフの良い点は何だと思いますか?
人間関係ができる点ですね。
――ゴルフを通じて人脈が広がっていくという意味ですか?
そういうことです! まさに鳥海さん(わたしのゴルフ履歴書~Vol.18参照)と知り合えたのもゴルフのおかげですね。
ゴルフのおかげで異業種の人とも知り合える。
――あと、ゴルフをするとその人の人柄もわかりますよね?
それはありますね。一日中一緒にいますもんね。
――ゴルフが仕事につながったりしたことはありますか?
ウチの場合は婦人服の販売と不動産管理がメインになりますので、直接的に仕事につながることは少ないですけど、人を紹介してもらえたり、ゴルフが良いコミュニケーションツールになってますね。
お酒みたいなものです(笑)。
ゴルフって個人スポーツなんですけど、なかなか個人でコースを回ったりってできないじゃないですか。
そういう意味で人と良い距離感が保てるスポーツだなと思います。
既成概念の真逆を行くべし
――ゴルフ業界をもっと活性化させるための策はありますか?
ゴルフ業界だけじゃなくて……僕ら物販とかやってるんですけど、今はすべてダメなんですね。不動産も全然ダメ。
ゴルフ業界も含めてなんですが、すべてにおいて、今いる人が現状を変えてないからだと思うんですよね。
――それ、すごい分かります!
「変えたい」っていう思いはあると思うんだけど、実際は変えてないでしょ?
例えばなんですけど、僕、ずーっとルール適合外のフェアウェイウッド使ってたんですよ。そのクラブ、本当にすごくてどんなに素人でも絶対に当たるんです(笑)。
でもそのクラブを普通にプライベートで使ってても同伴者から「でもそのクラブ、大会だと使えないけどね」とか言われたりするんです。
こっちもそういうネガティブな情報を聞くと「じゃ、使わなくていいや」って気分になる。
要は、ゴルフ業界の中にいる人の、なんというか……「文化」という言葉にしましょうか、文化が変わってないからだと思うんです。
服装についても、もうデニムでいいじゃん、Tシャツでもいいじゃんって。
マナーはある程度必要だと思うけど、そういうゴルフ場があってもいいと思います。
それを「そこだけはできない」って言ってる以上は変わらないのかなと。ゴルフ業界もそれ以外の業界も同じことだと思います。
なので、「既成概念の真逆を行く」ということができれば、ゴルフ業界も盛り上がるんじゃないですかね?
――沁(し)みますね。
万人ウケしないことにチャレンジする人が出てこないと発展はないですね。
「白い目で見られるためにやってます」くらいの人が出てきたら強いですよ。
取材後記
様々な分野での仕事をしているからこそ見えてくる、すべての業界に共通する問題点を指摘されていた越水社長。大変興味深かったです。
ゴルフは現在エンジョイ勢とのことでしたが、きっと型に囚われない魅力的なプレーをするのであろうということが伝わってきました!
「既成概念の真逆を行く」「白い目で見られるために」かぁ……。図らずもいつも白い目で見られがちな私、Da-Birdはどうなんでしょうか?
プロフィール
【ゴルフ歴】25年
【ベストスコア】79
【クラブセッティング】(2020年1月時点)
1W:タイトリスト 909 D3
3W、5W:クリーブランド ランチャー NC-X2
アイアン(5I~PW):タイトリスト ZB フォージド
52°:クリーブランド CG12
60°:クリーブランド 588 ツアーアクション
パター:オデッセイ ホワイトホットツアー
ボール:ブリヂストン ニューイング(顔=ディンプルのデザインが好きなため)
【愛用ブランド】
ラコステ