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ライフスタイル

宮下芳雄@プロゴルファー

年末年始の打ち納め・打ち初めゴルフで上手くプレイするコツ教えます!

「2019年の打ち納めを上手くプレイしたい。2020年の打ち初めはいいスコアでスタートしたい……。真冬のゴルフで上手くプレイするコツってあるの?」

今回はそんな疑問にお答えします!

この記事を書いている私はゴルフ歴35年、PGAプロテストに合格して19年、コースレッスン歴14年ほど。

そしてJGMセベバレステロスGCにてラウンドレッスン(JGMオンコレ)を毎月18回ほど行っています。

冬ゴルフでは「首」を温める

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冬ゴルフで一番大切なのは、なるべく薄手で暖かさを感じることができる服を着ることです。

そこで一番に思いつくのがユニクロのヒートテックですね!

さらに軽くて薄手のダウンジャケットを思い浮かべる人もいることでしょう。

ヒートテックとダウンジャケットを着ることで、かなり寒さをしのぐことができます。

そして、こう書くと「重ね着をすると肩が回らなくなる」「それだったら冬はゴルフをやめようかな?」と思う方もいるはずです。

たしかに何枚も着込んでしまったりダウンなどジャケットを着ると体が回転しにくくなりますよね!

そこで大切なのが「首」と名の付く部位を温めることです。

スケート選手の練習風景を見たことがある方はご存じだと思いますが、氷の張った寒いリンクの上で選手たちは「首」「手首」「足首」を寒さから守って練習をしています。

このことはゴルフでも同じで、「ネックウォーマー」「ミトン手袋」「レッグウォーマー」で、「首」と名の付く部位を寒さから守ると、寒さを抑制することができるのです。

そんなこともあり「首」と名の付く部位を温めながら、発熱系のアンダーウェアとダウンジャケット、首と名の付く部位の防寒を上手く組み合わせてみてくださいね!

使い捨てカイロを効果的に使おう!

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使い捨てカイロを効果的な場所へ貼りましょう。

具体的には首、背中、腹、腰、足首です。

★首

太い血管があるため、首を温めることで、全身が効率よく温まります。

また、首を前に曲げた時に、首と背中の間に骨が飛び出しているところがあります。

ここには「大椎(だいつい)」という全身を温めるツボがあります。

★背中

具体的には僧帽筋にカイロを張りましょう。

ここを温めることにより体温が上がりやすくなり、結果として肩の回転角度を深くすることができます!
 
★腹

おへそより5センチほどしたの「気海」と言われているツボにカイロを貼るととても効果的です。

防寒効果に加えて、普段の生活でも元気に過ごせる魔法のツボと言われています。

★腰

腰は冷えてしまうと腰痛の原因にもなるのでとても重要です。

尾骶骨の5センチほど上にカイロを貼ると、腰全体を温めることができます。

★足首

太い血管がある、くるぶしにカイロを貼りましょう。

具体的にはアキレス腱を包み込むように貼ると防寒に効果的と言われています。

冬ゴルフで上手くプレイするスイング

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冬ゴルフで上手くプレイするには回転が重要です。

さらに深掘りして説明をすると「肩の回転」「骨盤の回転」です。

肩の回転の理想は90度と言われています。

しかし、寒さや服を着込むことで無理に90度まで回転をさせなくてもいいと私は考えています。

その理由は、肩を無理に回そうとすると「力みが生じる」「伸び上がる」「リズムが崩れる」などミスショットの原因が出やすくなるからです。

しかしこう言うと、「ボールが飛ばなくなるので肩を回したい」と感じる人も多いはず。

たしかに、もともと冬はボールが飛ばないので、肩の回転角度を小さくしたら、さらに飛ばなくなると感じると思います。

しかし、「力みが生じる」「伸び上がる」「リズムが崩れる」などでミスショットをするとさらに飛距離が落ちるはずです。

そんなこともあり、私は冬ゴルフでは無理に90度まで回転をさせなくてもいいと思っています。

どうしても肩を回したい方は、「チンバック」「肩の柔軟性をストレッチで強化」するなどをして、肩の回転をスムーズにする準備をしてみてくださいね!

冬ゴルフでのコースマネージメント

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冬ゴルフはボールが地面に落ちてからのラン(転がり具合)に気を付けてください。

具体的には3つのことに気をつけましょう。

★ティーショット

地面が凍っていたり、空気の乾燥によりボールが地面に落ちてからのラン(転がり具合)が多くなります。

これにより、通常は届かない池やバンカーにボールが転がって入ってしまうことが多くなります。

通常のランは20~30ヤードくらいですが、冬ゴルフでは40~50ヤード以上転がってしまうことがあります。

池やバンカーまでの距離を逆算し、余裕をもってボールを打っていきましょう。

★セカンドショット

冬場はグリーンが凍っていることが多く、直接グリーンへボールを打つと跳ね返ってしまい、ボールが大オーバーしてしまうことが多くあります。

ゴルフ場もそれを緩和させるためにグリーンへ霜除けシートを掛けますが、気温によっては効き目がないこともあります。

そんなこともあり、冬ゴルフでは安全に花道を狙ってセカンドショットを打ちましょう!

★アプローチ

冬場のアプローチは転がし、パターを多用しましょう。

同じくグリーンが凍っていることが多いため、上げる打ち方では距離感がイメージしにくくなります。

バンカー越えや砲台グリーンなどの状況以外では、転がし、パターを多用しましょう。

今回は以上です。

これからの季節は厳し寒さが続きますが、体調管理に十分に気を付けて冬ゴルフを楽しんでくださいね!

ではHave a nice golf!