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ライフスタイル

亜月

練習後に手の指が痛い?初心者に起こりやすいその原因とケアをご紹介!

ゴルフを始めてやっと面白さが少しわかってきた頃、次に望むことはスコアアップですよね。一日でも早く上手くなろうと、毎日のように練習場に通い、ボールを打ち続ける人も多いと思います。

しかし、練習に熱を入れ過ぎて、日々の球数が増えるにつれ、指の痛みを感じるように。

一回だけではなく、練習を重ねるにつれ指の痛みがひどくなってきたと悩む人、放っておいても良くなりません。

その原因とケアをチェックして、安全にゴルフをしていきましょう。

練習後に指が痛くなる原因は?

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ゴルフのスイングは一朝一夕では理想のものになりません。しかも、一度ラウンドに行くと、直したはずのクセが出てしまい、また振り出しに戻ってしまった、なんて経験を持つ人も多いと思います。

「練習は嘘をつかない」という言葉がありますが、練習場に行くと、夏の暑い日でも冬の寒い日でも、真剣にボールを打ち続ける熱心な人が必ず目に入ります。

しかし、力を入れて練習すればするほど、練習後に指が痛い! なんて苦しむ人もいるのではないでしょうか?

実は、グリップを力強く握り過ぎていることが、練習後に指が痛くなる大きな原因の一つなのです。

テニスでボールとラケット、野球でボールとバットと同じように、ゴルフではボールとクラブを直接ヒットさせて、ボールを飛ばします。

その当たる瞬間を「インパクト」と呼びますが、このとき大きな衝撃力が生まれます。

グリップを力強く握り過ぎていると、このインパクトのときに必要以上の力が入って、衝撃を直接受けてしまい、指が痛いと感じてしまうのです。

指が痛くなったときはどうすれば良いの?

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せっかく熱の入っているところに水を差してしまうようですが、指が痛くなったときは、しばらくゴルフをやめるのが最善でしょう。

ゴルフクラブを握ってボールに当てるという動作は、なかなか日常ではしない動作ですよね。

ゴルフの時にしかしない動作によって、指がダメージを受けている状態ですので、その原因となるゴルフ自体をしないほうが、蓄積された痛みが早く軽減されます。

この症状は、ゴルフにせよ、テニスや野球にせよ、道具を握るスポーツによく見られ、特に、早く上手くなりたいと熱心に練習を行う初心者に起こりやすいものなのです。

もし指が痛いと感じても、気にせずに練習を続けてしまうと、“バネ指”に悪化してしまう可能性があります。

放っておくと“バネ指”になってしまう可能性も

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指の痛みは腱鞘炎の一種ですが、それがどんどんひどくなってしまうと、“バネ指”になってしまう可能性があります。

ゴルフをしている人は、なったことはなくても“バネ指”という言葉を聞いたこともあるかもしれません。

また、病院に行って診断されたわけではないけれど、もしかしてバネ指ではないかと、悩んでいる人もいると思います。

バネ指の主な症状は、痛みや腫れが生じ、指の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなることです。

指が伸びなくなって曲がったままのものを伸ばそうとすると、急にバネのように伸びるのでバネ指と呼んでいます。

その、急に伸びる現象であるバネ現象は、バネ指の中でも初期段階で、ひどくなると、片方の空いているほうの手で、指を伸ばすことを手伝わなければ伸びなくなってしまい、無理に伸ばすと激しい痛みを伴うと言われてます。

バネ指は、指の使い過ぎにより、腫れて大きくなった屈節筋が腱鞘に引っかかってしまうことから起こります。

長い間バネ指が続くと、指の付け根の腱が肥大化し、そこを押すだけでひどい痛みが出るようになってしまいます。

指が痛くならないためにグリッププレッシャーを見直そう

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上記のことを防ぐにはどうしたら良いでしょう?

もちろん、ゴルフを休む期間を設け、痛みを取ることが最善です。

しかし、痛みが取れたから練習をしようと同じことをしてしまうと、同じ痛みが繰り返し起こり、また休みの期間を設ける……と、悪循環になりかねませんし、せっかく頑張っているゴルフも上達しないように思いますよね。

同じことを繰り返さないために、グリッププレッシャーを見直してみましょう。

グリッププレッシャーとは、クラブを握る力加減のこと。スイング中はこれを変えないように保つことが、安定したリズムを生み出します。

グリッププレッシャーはどれくらいが良いのかを言葉にすると、「小鳥を潰さない強さ」「初対面の人と握手をする強さ」など、人によって様々ではないかと首を捻るような表現が挙げられます。

実際にどれくらいのものかはクラブを握って確かめたほうが良いと思いますが、要は、やさしく、ふんわりと、というイメージですね。

また、強く固く握り過ぎていると、グリップをしたままクラブを上下左右に動かしづらいです。

これを気持ちよく動かせる力加減までグリッププレッシャーを緩めていって、目安の一つとすると良いと思います。

日常からのケアが大切!

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グリッププレッシャーを以前の力強く握りしめていたものから、柔らかくふんわりとしたことにより、スイングや出球にも変化が見られたかもしれません。

しかし、いつ昔の悪癖が出て、指を痛めてしまうかは分からないもの。

そんな衝撃を少しでも軽減するために、日頃から、練習前のストレッチやマッサージを入念に行い、身体のケアを心掛けてみてください。

首を回したり、肩を回して肩甲骨あたりを伸ばしたりは練習前にしているかもしれませんが、自分の手のひらのケアをすることは、あまりないのではないでしょうか。

これらは、わざわざ大きな時間を割かなくても、ほんの数分をかければ行えるストレッチです。練習前の一動作として、ぜひ取り入れてみてください。

また、指への衝撃を和らげる一つの手段として、指用のサポーターをするのもおススメ。

最初は違和感があるかもしれませんが、自分に合ったものを身に着けることで、痛みの予防につながります。

ぜひ、自分のグリッププレッシャーと、日常からできるケアを取り入れながら、上達していってくださいね!