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PAR RUSH 01

元プロ野球選手のプロ、クラブチャンピオンとラウンド!〜ゴルフを見直すきっかけに!

今年のクラブ選手権チャンピオンに輝いたゴルファーの記念コンペで、そのクラブ選手権優勝者と、プロ野球選手からプロゴルファーに転向して、タレントとして活躍中の方とラウンドする機会がありました。

最初は緊張しましたが、その後はラウンドを楽しみ、「プロの飛距離、技のすごさ」をそばで感じて、とても勉強になり、改めて自分のゴルフを見直す機会になりました。

アップダウンがきついコースで、バックティーでラウンド、天候も追い打ちをかけて厳しい状況!

この日は朝から小雨が降り続き、風も強く、ゴルフには最悪のコンディションでした。

さらに使用ティーは、プロやティーチングプロも2人いるミニコンペだったので、当然のことながらバックティーで、アウト3503ヤード、イン3307ヤード、トータル6810ヤードという、これまで経験したこのない距離でした!

このコースはアップブウンがきつくて、特にアウトの5番~7番のミドルホール(パー4)は、450ヤード前後の距離で、一部打ち下ろしもありますが、グリーンまで上りのホールもあり、短いロングホール(パー5)以上の距離でした!

元プロ野球選手だった大久保博元(デーブ大久保)プロの飛距離は半端ではありません!

今回ご一緒させていただのは、元プロ野球選手で野球解説・野球評論家・タレント・プロゴルファーとして活躍している大久保博元(デーブ大久保)プロでした。

大久保プロが鳥かごの練習場で25球程度の練習を始めました。

最初のウェッジでは乾いた音がしていました。その後、ドライバーを打ち始めましたが、そのショットを見て、さすが飛距離が半端じゃないと、確信しました。

ネットがあるので、その球筋と球の勢いを感じることができませんが、これはコースではボールを見失うほどの初速だと感じました。

決してマン振りをしていませんが、さすが飛距離は半端ではありません!

ロングホールが500ヤード程度と、ミドルホールと比べれば短いので、2打目はツーオン狙いでした。

グリーンのやや手前のラフでしたが、ピンに寄せて楽々バーディーで、連続バーディーの上々のスタートを切りました。

今年のAbemaTVツアーでは、390ヤードのミドルホールで、驚異のドライバーショットで1オンさせてバーディーを奪うなど、飛距離は別格!

また、アイアンのキレも抜群! アプローチの寄せも完璧! まったく隙がないゴルフを展開!

プロのすごさを見たのは、特に難しいアウトの5番〜7番のミドルホールを、すべて1パットのパーで収めた場面です。

5番423ヤードの上りのミドルと、7番455ヤードの上りのミドルは、共に強いアゲインストで、2打目も距離が残りました。

5番はグリーン左横から奥のピンに、ピッチ&ランでスライスラインを読み切り、ベタピンでパーでした。

また、7番はドライバーがやや左のラフで、2打目で木が少しスタイミーになり、フックがかからずに、サブグリーン右側のバンカーに入りました。

ピンまでは35ヤード程度はあるバンカーショットで、寄せるのは難しいのではと見ていると、このバンカーショットを低く出すとスピンが効いて、1メートル弱にナイスオンのスーパーショットで、楽々パーでした!

6番450ヤードのミドルホールは、ややフォローだったので、ティーショットは、17度のユーティリティの会心のショットで、2打目はわずかにグリーン手前でしたが、ここも楽々寄せワンパーでした。

やはり、アイアンも飛距離が出るので、2打目はロングホールを除いて、ほぼアイアンです。

このアイアンショットの弾道・力強さ、どれを取ってもキレ味抜群で、音も惚れ惚れとするものでした!

このショットのキレに、小技のすごさが備わっているのですから、隙があるわけがありません。

打ち下ろしながら、実測185ヤードで強烈なアゲンストのショートホールが圧巻!

このショートホール(パー3)は、極端な打ち下ろしですが、距離は185ヤードでほぼ正面からの強いアゲインストでした。

ボールが上がると届かず、左と奥は崖でOB、右は斜面でOBなので、風の読みが難しいホールです。

大久保プロは、6番アイアンを手にしていました。私が「6番でどの位ですか?」と尋ねると、「210ヤードです。このホールは、210ヤードくらいは打たないと届かないと思います」とのことでした。

さて、6番アイアンのショットは、少し吹き上がってややドローしましたが、ピン下のエッジに落ちました。

この厳しいコンディションの中では、プロと言えども、ナイスショットです! このホールを難なくパーとして、前半を終わりました。

この日は、テレビ局との打ち合わせの仕事があり、前半のみでラウンドを終了しました。

前半9ホールは、2バーディーノーボギーの34でした。さすがプロです!

天候が厳しい条件でも、プロらしく普段のショットをご披露してくれたデーブ大久保プロ、ありがとうございました!

パット数12もさすがという圧巻の内容でした!

クラブチャンピオンも負けず劣らず、ショットの正確性と小技は抜群!

getty

さて、クラブチャンピオンは、少し緊張して普段のプレーはできなかったように見受けられましたが、それでも、ここぞという場面では小技が光っていました。

特に30ヤード程度の距離的に難しいアプローチをピンそばに寄せていたのは、さすがという感じです。

この日は、なかなかパットが入らずに苦労していましたが、クラブチャンピオンの技は随所に見せてくれました。

何をすれば、この技術が身につくのかを考えた!

getty

プロの飛距離は、あまりにも桁違いで、まったく参考になりません。

ただし、その飛距離を持ってしても、アウトの5番〜7番の難しいミドルホールは、寄せワンでしのいでいました。

アイアンでの2打目ですが、ミドルアイアンになれば若干のミスはあります。それをカバーするアプローチの技があるので、スコアを作れるのです。

ハーフですが、プロのパーオン率は55%でした。エッジも含めて、寄せワンが4ホールです。

★どんな状況でも、パーを諦めずに、何とかパーチャンスに付けるアプローチの技が、スコアメイクだと再認識しました。

★大ミスをしないショットの正確さを身に付けて、アプローチの技を身に付けないとダメだと、改めて思い知らされたラウンドになりました。

デーブ大久保プロ、ありがとうございました!