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PAR RUSH 01

体育会ゴルフ部の女子学生とラウンド〜さすが初コースにも攻め方は完璧!

今年の春に大学を卒業して一般企業に就職する予定の、体育会ゴルフ部に所属する学生とラウンドする機会がありました!

これまで、女子プロとのラウンドの経験はありますが、体育会ゴルフ部の学生とのラウンドは今回初めての経験でした。

一般のサラリーマンゴルファーと、ゴルフ漬けで鍛えたゴルフとはどう違うのか? とても興味深いラウンドになりました。

今回は、そのラウンドの模様をお伝えします。

戦いの舞台は、八幡CCです!

このコースは、1月末から4週連続で、テレビ東京「石田純一のサンデーゴルフ」で、紹介されました! ゲストとして、女子の古江彩佳プロも登場していました。

距離はないものの、フェアウェイは絞られています。

フェアウェイの幅は普通ですが、ラフの幅が狭いために、両側の林が迫ってきています。

ティーグラウンドに立つと、林の圧迫感が半端ではありません!

また、林の木が密集しているために、曲げてはいけないホールが続く、とても難しいコースです。

初めてだと大半の方が叩きのめされるコースで、我々メンバーでも一歩間違うと大叩きがあります!

今回は、私がコースを知り尽くしている分地の利はありますが、スイングがしっかりしている学生ゴルファーは、短いコースを攻略できるのではないかと考えていました。

同伴者の学生を紹介をしましょう!

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東京都内の大学に通う4年生で、まもなく卒業します。

身長は女子ゴルファーとしては小柄で、どこにでもいる感じの普通の女子学生でした。ただし、まだゴルフ焼けが取れていませんでした!

ベストスコアは70台半ばで、本人曰く「試合ではあまり良い成績を挙げられませんでした」とのことでした。

使用クラブですが、ドライバーはゼクシオでシャフトはRフレックス、同じくゼクシオの5W(5番ウッド)、5番と6番ユーティリティが入り、アイアンは6番から〜AW(アプローチウェッジ)までキャロウェイのエピック(シャフトはおそらく純正スピーダー)、他に52度と58度のウェッジが入っていました。

なお、パターはピンの珍しいタイプを使っていました。

体育会系らしく、とても礼儀正しく好感が持てる学生でした。

練習場で並んでショット練習したら、素晴らしいショットを披露!

朝、時間があったので、鳥かごの練習場で練習をしました。並んで打席を取り、まずは女子学生のショットを見ることにしました。

おそらく9番アイアンだと思いますが、打ち始めてそのスイングとショットに驚きました。

スイングは、今の女子らしくしっかりと身体が捻転されたもので、素晴らしいスイングでした!

「さすがだね!」と話すと、「たいしたことはないんです!」との答えが帰ってきました。その後、ドライバーまで打ちましたが、小さな身体をしっかりと回して、身体全体を使って振り抜くスイングを披露してくれました!

これは、相当に手強いなぁ! と感じて、練習を終えました。

さらに、練習グリーンのパット練習を見ていたら、その距離感と真っすぐに打ち出すパットも見事でした!

いよいよ、スタートです! 学生は最初は緊張もありましたが、徐々にエンジン全開!

この日は、やや雲がかかっていたもののすぐに晴天になり、気温もこの時期としては暖かく、風も微風という絶好のコンディションでした。

スタート直後は、緊張のためかショットがブレていました。ドライバーが曲がって、林の餌食になることもあり、なかなかエンジンがかかりませんでした!

しかし、少しずつショットが芯を食って来ている! と、感じていました。

前半から中盤は噛み合わせが悪く、ダボ(ダブルボギー)もあり、スコアがまとまりませんでしたが、5番ミドルホール(パー4)のドライバーはややドローがかかり、会心のショットで飛距離も出ていました。

本人の弁を借りれば、ドライバーは210ヤード前後ということでしたが、このショットは230ヤードは出ていたでしょう!

様々な技は持っていても、いろいろなライやコースの罠に苦労する!

久しぶりのラウンドとのコメントがあり、良いショットはもちろんたくさんありましたが、噛み合わせが悪く、なかなか波に乗れません!

特に、このコースは距離は短いのですが、グリーンが2グリーンでとても小さく、ウェッジやショートアイアンでもなかなか乗りません。

また、今回はベントグリーンでしたが、極端な受けグリーンも多く、ピン下にボールを置くことが求められました。

各ホールを私が紹介しながらラウンドしましたが、砲台グリーンも多く、手前のラフでもOKという、安易な攻め方ができない難しさがありました!

素晴らしいショットもたくさん見せてくれましたが、なかなかスコアに結びつきませんでした。

後半は素晴らしいショットを披露してくれました!

しかし、前半の中盤からの会心のドライバーショットは後半も続き、ドライバーショットはほぼノーミスで、飛距離も仲間の飛ばし屋とほぼ同じレベルでした!

身体を十分に捻ったスイングから繰り出させるショットは、ドライバーからショートアイアンまで同じテンポで、つかまった素晴らしい球でした。唖然としながら、「素晴らしい」と、そのショットを称えていました!

ただし、まったくミスがなかったわけではなく、時々はミスが出ます。

特に、インストラクターのもとでグリップを変えてスイングを改造しているとのことで、アイアンの距離感に不安を感じているようで、ショートアイアンで時々ミスが出ることがありました。

しかし、それでも経験で身に付けたアプローチとパットで、大崩れすることはなく、安定感抜群のラウンドを続けて最終ホールまで来ました。

最終ホールは、打ち上げていく距離の長いミドルホールです。

ドライバーは会心でフェアウェイへ、2打目のユーティリティを使ったショットが方向、距離感ともに素晴らしいショットで、ピン右やや手前に乗りました!

このショットは、何のアドバイスもせずに、その方向取りをした、ホールを観察する目を称賛しました!

バーディーパットは惜しくも入りませんでしたが、楽々パーで、そのすごさを見せてくれました!

ラウンドでは、これから体育会でゴルフをやっていたことが社会人として役立つと太鼓判!

ラウンドの結果については、本人は「まあまあです!」と、笑顔で答えてくれました。

私の目には、「さすがだ!」と感じて、大学のゴルフ部で鍛えた腕は、一般社会人の比ではありませんでした!

ゴルフは、一度身に付けたスイングは簡単には錆びません。学生の時と比べれば少なくなるラウンド回数で、アプローチなどは多少下手になるかもしれませんが、それでも、一般社会人と比較すれば、格段に上手です!

それは、必ず仕事に役立つはずです。まだ、社会ではゴルフが企業と企業の付き合いとして、残っています。

「今度、うちの会社に◯◯大学ゴルフ部出身者が入社したんだよ!」という話になるでしょう! そして、「じゃあ一度ラウンドの機会をお願いします!」となるかもしれません。

これで、仕事がすべて上手くいくほど世の中は甘くはありませんが、間違いなく話題にはなるでしょう!

こんな話をして、「社会人ゴルファーとして、頑張ってください」と激励しました!