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ゴルフの歴史を知ろう!発祥の国や昔と今の違いは?
ゴルフの歴史について、どのくらいご存知ですか?
もちろん歴史を知らなくても楽しくプレーすることはできますが、歴史を知ることで見えてくる新たな一面があったりもするもの。
この記事では、ゴルフの歴史について、その発祥や昔と今の違いなどを中心にご紹介していきます。
1.ゴルフの起源は定かではない
ゴルフ発祥の国については実にさまざまな説がありますが、未だ特定はされていません。
ヨーロッパの各地には、ゴルフに近いスポーツを楽しんでいたのではないかと思われるような古い絵画が残されています。
また、古代ローマ帝国の時代に遊ばれていた、羽毛を動物の皮で包んだ球を先が曲がったスティックで打つ“paganica”という球技がゴルフの起源だとする歴史家もいます。
そうなると、ゴルフの歴史は紀元前に始まったかもしれないわけです。
以下でいくつかの説や昔と今の違いを見ていきましょう。
2.発祥国についてのさまざまな説
ゴルフの歴史を語る際よく取り上げられるのが、スコットランドの牧童が始めたという話です。牧童たちが羊を追う棒を使って野兎の巣穴に石を入れて遊んだのが始まりだというのです。
他の有名な説には中国発祥説があります。8世紀~12世紀に行われていた“捶丸(ツイワン)” と呼ばれる球技がゴルフの原型とする説です。
他にも、前項でもあげた古代ローマが発祥だとする説があるほか、奈良時代の日本で流行した打毬(たぎゅう)と呼ばれる球技もゴルフとよく似た競技だったようです。
しかしいずれもはっきりとした文献が残っているわけではなく、“昔と今の違い”というよりは、全く別の競技だった可能性もあります。
3.ゴルフ発祥の国はフランス?
信憑性のありそうな説を1つご紹介しましょう。中世フランスのクロスという競技がゴルフの歴史の始まりとする説です。
クロスは鉤型の棒でボールを打ち、いかに少ない打数で穴に入れるかを競ったゲーム。1244年の文献に登場しています。
クロスに続き、1360年にはベルギーのコルベン、1387年にはオランダのコルフという競技が記録されています。
その後の1457年にはスコットランドのジェームズ2世によって出されたゴルフ禁止令の記録が残っていることから、ゴルフはルールや道具に昔と今の違いこそあれ、フランスで発祥し、ベルギー→オランダ→スコットランドの順に伝播していき、近代ゴルフへ発展したと考えられるのです。
4.近代ゴルフルール発祥の国はスコットランド
1754年、スコットランドで有名な“セント・アンドリューズの13ヵ条”が成立します。この13ヵ条が現代に至るまでのゴルフルールの基本となっています。
13ヵ条が成立した昔と今の違いをあげるとすれば、現在のような打数で競う“ストロークプレー”ではなく“マッチプレー”が主流であったこと、そのためにホール数に厳格な規定はなかったということでしょうか。
プレー事情の変遷によってルールは細かく書き換えられてきましたが、“あるがままにプレーすべし(must be played where it lies)”という一文は、ゴルフの基本精神として13ヵ条の時代から260年以上の間変わらずに受けつがれています。
いかがでしたか?とても古い時代から続いてきたゴルフの歴史を思いながらプレーするのもオツなものですよ♪