ライフスタイル
MASAMI
プレイヤーのままでは見えなかったキャディのお仕事あれこれ!
キャディのお手伝いをさせていただいて2回目。
毎度お客様が違うのはもちろんですが、コースによってキャディの手順や準備も違う。
まだまだ新米キャディの私は、気丈に振る舞うも心はバタバタです。
いままではプレイヤーだったので何とも思っていませんでしたが、キャディさんが何を準備してくださっているのかを知ってから、ゴルフプレイをトータルで楽しむことができるようになってきました。
今回は、初心者キャディのお仕事についてまとめてみたいと思います。
お客様に会う前の準備
お客様にお会いする前にプレイ前のカートの準備をします。
カートをカート置き場から持ってくるか、カートはポーターさんがレーンに乗せてくれているかはコースによって違います。
昨日お手伝いしたゴルフ場は、カート出しはポーターさんがしてくださいました。
ゴルフ場によってはカートのガソリンを入れるところから始まるところもあります。
まずはキャディ用の装いを身に着けて、グリーン上で使うマーカーをたくさん持ちます。
グリーンフォークも必須。
ボール吹き用とクラブ吹き用のタオルを準備、クラブ清掃用のブラシとバケツに水が入っているか確認します。
自分の手荷物用のカバンは自前のS字フックで邪魔にならないところにかける。
マスター室でメンバー表を受け取り、キャディバッグを用意します。
メンバー表の順にキャディバッグをカートに積み上げます。
※今までプレイヤーである時は何とも思いませんでしたが、このキャディバッグの積み込み、マスター室で受け取るメンバー表の順なんですね。
時々、キャディバッグの積み込み順を変更希望される方がいて、キャディさんが戸惑う姿を見たことがありましたが、それもそのはず、メンバー表のとおりになっていないと、クラブをしまうときにまた戸惑ってしまうんです。
クラブチェック、キチンと忘れ物がないようお持ち帰りいただくために、コレがとっても重要です。
ウッド、アイアン、パター、カバーの色、クラブの銘柄、すべてメモします。
お客様の特徴をここで確認することが有効ですが、チーム競技などでおそろいの服を着ているときは戸惑うかもしれません。
プレイ前にお客様に、クラブ確認をしていただきます。
※プレイヤーはこのクラブ確認をスルーする方もいらっしゃるので、必要事項のウッドとアイアンの本数と合計の本数だけはきちんと伝えて、余計なことは言わないように気を付けます。
ティーショットの狙い目!
まずはティーショットでの狙い目!!
お客様の飛距離を考慮した狙い目を定めなければなりません。
飛ばし屋にこそ特に必要で、せっかくナイスショットをしたのに、ラフに行ったりOBになってしまってはもったいなさ過ぎます。
お客様の飛距離でバンカーなどのハザードがあるかどうか、次が狙いやすいかどうかなど、キャディたる者キチンとコースを熟知している必要があります。
飛距離を考慮しての狙い目のアドバイスは、1度や2度プレイしただけでは覚えることができないので、そのキャディさんがどれだけコースをわかっているかが重要です。
キャディ業務って、ゴルフコースをいかに知っているかっていうこともとっても重要だってことを身に染みて感じています。
そして、やっぱりゴルフをプレイするキャディさんのほうが断然アドバイスが的確!!
グリーンを狙うクラブの選択
グリーンを狙うに当たってのクラブの選択。
グリーン周りのバンカーは、見えるものはさておき、見えないハザードのアドバイスは必須です。
「奥にバンカーがあります」
「2段グリーンなので手前に着けるほうが(奥に着けるほうが)……」
お客様のクラブ選択は、自分の飛距離と大体どのくらい違うかを2、3ホールで判断して、クラブをお持ちすることにしています。
私はピッチングウェッジ(PW)で125ヤードを目安に2、3本お持ちし、お客様が何を使うかで、自分とどの程度のクラブ選択の違いがあるかを記憶していきます。
グリーン上は多忙
グリーン上では、2019年のルール改定でフラッグを持つ必要がなくなったにもかかわらずキャディは意外に多忙……。
ウェッジを受け取りパターをお渡しする。
ボールを拭く、グリーンを読む、ウェッジをきれいにして収納する。
ただこれだけの作業が素人の私にとってはバタバタなのです。
ホールアウトしたらやること満載
ハーフラウンドが終わったら、クラブチェックをしてからカートを次のホールのレーンに載せる。
18ホール終わったらが大切。
1.クラブチェックをし、サインをお願いする
2.カートを確認し、忘れ物がないように確認する
※ラウンドが終わったお客様はすぐに帰ってしまうことが多いので、忘れ物を確認するタイミングを逃していけません
3.宅配か、ロッカーか、持ち帰りかを確認しキャディバッグを集積所に運ぶ
4.カートのごみを片づける
5.カートをシャワーとブラシ、エアーできれいにして吹き上げる
6.水をきれいなものに取り換えて、目土を補充する
7.カート置き場に収容し充電機にを接続する
まだまだ手順が自分のものになっていないので、ヒトツヒトツ確認しながらの作業です。早く慣れて、余裕のあるおもてなしをできるようになりたいです。
まずは担当クラブのコースを完全に熟知することが大切。
スペシャルキャディへの道はまだまだ学ばなければならないこと満載です。