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とみーぶらいあん

恐怖!夏の早朝ゴルフは○○にご注意!

今回は少々ゴルフから離れた題材について取り上げたい。

夏の早朝ゴルフには危険も潜むので、注意を促したく、しっかりと対策を取っていただきたいのでぜひご一読をオススメしたい。

早速ではあるが、読者の皆様はブヨ(地域によってはブユ、ブトなどとよばれる)をご存知だろうか?

名前からはいささか、かわいらしさすら醸し出しているが、これが本当に憎いのである。

特に夏の早朝ゴルフは、このブヨの対策がハザードの対策よりも重要であるといっても過言ではない。

筆者の実体験を添えて、いかに危険かについて論じると同時に、有効な対策についても提言したい。

ブヨとは?

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ハエの仲間であり、見た目も似ている。そして、吸血鬼である(虫の実写真は苦手という方もいるとは思うので、姿を確認したいという方はぜひググってみてほしい)。

といっても、「血を吸うなら蚊みたいなものではないか?」という意見もあるかもしれない。

否、それこそ月とスッポンくらい違うのだ。

蚊は刺して血を吸うのであるが、ブヨは皮膚を噛みちぎって吸血してくるのである。

何を申すのか? それでは痛くてすぐに気がつくであろう? 噛みちぎる前に対処できるではないかという意見もありそうだ。

事はそんなに単純ではないのである。

どうやらこのブヨ、吸血の際に痛みを和らげる毒素を皮膚に注入してくるため、無痛なのである。

なお、出現場所としては、夏の朝夕の山岳部や川辺の近くに特に多い。

NO PAIN NO GAIN

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筆者は過去に山梨のとあるゴルフ上で、手ひどくやられた。

夏の早朝ゴルフで見事にやられたのである。その被害の状況といったら中々に悲惨であった。

軽く40箇所程度は吸血されたので、見た目はほぼゾンビのそれであった。

ラウンドの半分を迎えた際に、同伴者から「どうやら貴殿の足には憑き物がついているように見受けられるのだが……」という主旨の言及で初めて自身の無残でかつ不憫な足を察することができたのである。

なお、痛みについては、翌日までは大したものではなかった。

問題はブヨの襲撃を受けてから3日目を迎えたあたりだ。

誰が見ても体格とは不釣り合いに肥大した両ふくらはぎは激痛を伴い出し、4日目にはついに歩行が困難になってしまった。

当時勤務していた職場の上司には、素直にありのまま「ブヨに襲撃された」旨丁寧に伝えたが、あまり理解されたような手応えは感じなかった。

しばらく筆者は「ブヨで会社に来れなくなった人」という不名誉な通り名で称されることとなった。

念のため、くれぐれも言っておくが、幾ばくかも誇張はしていない。

スコアメイクには痛みが伴うかもしれない。だが、これは余計だ。

対策は?

実は、一般的な蚊用の虫除けスプレー等は効果が薄い。

もちろんブヨ専用のものや、ハッカ油の水溶液などをスプレーで吹きかけるのは有効である。

また、完璧ではないが、長ズボンでプレーすることは有効である。

実は、ブヨはその特性上あまり高く飛べないのである。

そのため、腰から下をガードしておけばかなり有効な対策となるのだ。

夏の早朝に4人でゴルフした際、被害を被ったのは筆者を含め2人だったが、両者ともにハーフパンツでプレーしていた。

とはいっても「ブヨなど恐れるに足らない! ブヨと戯れることこそ我が生涯の楽しみなのである!」というもの好き以外は、くれぐれも、夏の早朝に山岳地帯で寝そべるといったことはゴルフに限らず避けていただきたい。