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ライドマン

今年はアメリカ!9月に開催される「ライダーカップ」とは!?

2年に1度、欧米のツアー代表選手による対抗戦として行われる団体戦が「ライダーカップ」です。

12選手とキャプテンなどで構成。3日間のマッチ・プレーで戦われ、総合得点で優勝が決まります。

賞金大会ではありませんが、この代表に選ばれることを目標にするプロも多く、選出されることが大変な名誉なのです。

2016年は9月30日から10月2日まで、アメリカ・ミネソタ州のヘイゼルタイン・ナショナル・ゴルフクラブで行われます。

試合形式はどうなるのか?

ライダーカップの初日と2日目は2対2のチーム戦で、フォアボール(4人全員=1チーム2名がティーショットからホールアウトまでプレー、各チームのベストスコアを採用する方式)と、フォアサム(1つのボールを交互に打って競うマッチプレー)によって4組ずつ行われます。

3日目(最終日)は、1対1の個人戦マッチプレー方式の「シングルスマッチ」12試合で争われます。

各18ホールの戦いで、勝ちチームに勝ち点1、負けチームは0、引き分け0.5を加算し、3日間の累計ポイント数で優勝が決まります。

ただし、同点の場合は、 前回の勝者がカップをキープし、勝者となります。

ライダーカップの歴史

イングランドの大富豪であったサムエル・ライダーが、1927年に提唱したことから始まりました。

当初、英国対米国の対抗戦でした。原則として、西暦の奇数年に欧州と米国のホーム・アンド・アウェー方式で争われました。

2001年大会は、米同時多発テロ事件の影響を受けて開催中止。翌2002年に振り替えて実施され、以後は偶数年の実施になりました。

欧州や米国でのグレードは、 メジャー大会以上。通算成績は米国選抜の25勝12敗2分け。

主催は、ライダーカップ・リミテッド(PGAヨーロピアンツアーの子会社)と全米プロゴルフ協会。

代表選手の選出方法とは?

全12選手の選考は、基本的にライダーカップが行われない年(欧州は9月、米国は年初の試合)から、開催年の全米プロゴルフ選手権の開催週、またはその前後までにある各ツアーの賞金ランキング加算試合が対象です。

欧州チームは、ライダーカップヨーロピアンポイント上位5選手のほか、ライダーカップワールドポイント上位5選手と、キャプテンが 2選手を任意に選出。

米国チームは、米国チームポイントシステム(米国ツアーの場合は、全メジャー大会と開催年のすべての試合のポイントが倍)の上位8選手と、キャプテン選出4選手の計12選手が出場します。

過去のハイライトと今後の開催地

欧州と米国が、母国のプライドをかけて2年に1度競い合う対抗戦。

ここ最近の大会で象徴的なハイライトをピックアップすると、2004年はマスターズ王者のフィル・ミケルソンとタイガー・ウッズの世界最強ペアが完敗。

2006年は欧州選抜が史上初の3連覇、2008年はタイガー不在の米国チームが意地を見せて9年ぶりにカップ奪還などのドラマもありました。

さて、今年は、どんなドラマが生まれるでしょうか?

開催コースは持ち回りで、今後は2018年はル・ゴルフ・ナショナル(フランス)、2020年はウィスリング・ストレイツ(米ウィスコンシン州)、2022年はマルコ・シモーネ・ゴルフ&カントリークラブ(イタリア)、2024年はベスページ・ブラックコース(米ニューヨーク州)となっています。