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アマチュア参加OK!若手ゴルファーの登竜門・ATPミニツアーって?
プロゴルフの世界で活躍するプロゴルファーたちも、最初からレギュラーツアーで活躍できた人たちはほんの一握りしかいません。
多くの若手ゴルファーは小さな大会で腕を磨いて、レギュラーツアーを目指しています。そんな若手ゴルファーの登竜門のひとつ「ATPミニツアー」について紹介します。
ATPミニツアーってどんな大会?
ATPミニツアーはツアープロを目指す研修生や練習生、そしてレギュラーツアーでまだ結果を出せていないツアープロたちが、試合経験を積むために開催されるワンデートーナメントです。
アマチュアゴルファーや、学生ゴルファーにも門戸が開かれているため、プロとアマの交流の場ともなっています。
アマチュアの参加資格はHDCP14以上必要ですが、登録が必要ないため気軽にプロと競い合えるということで、競技者志向のアマチュアゴルファーに人気のある大会になっています。
ATPミニツアーで腕を磨いた有名プロゴルファーたち
新人のプロゴルファーながら、オスカープロモーションと契約を結んだことで話題になった大山亜由美さんは2014年のATPミニツアーで優勝し、今後が注目されているプロゴルファーの1人です。
川岸良兼さんの次女である川岸史果さんも、ATPミニツアーで試合経験を積むことで、2016年に4度目のプロテスト挑戦でLPGA会員となっています。
最近ではLGPAレギュラーツアーの大東建託いい部屋ネットレディスで優勝した、ささきしょうこさんもATPミニツアー出身のプロゴルファーです。
ATPミニツアーの主な開催地
ATPミニツアーは関東のゴルフ場を中心に大会を開催しています。
2016年の男子は54戦行われる予定ですが、スケジュールが決まっている49戦のうち関東以外は9戦しかありません。
そして関東で行われる大会の半数以上が千葉での開催になります。女子は50戦予定されていて、基本的には男子と同じく関東中心の開催になります。
千葉の上総モナークカントリークラブやスカイウェイCC、三重の白山ヴィレッジGCクイーンなどがATPミニツアーの主要な開催地になっています。
ATPミニツアーで稼ぐことはできる?
ATPミニツアーは過去に1度だけ、優勝賞金100万円のオープンゴルフ選手権大会を開催しましたが、基本的には参加人数に応じて賞金が変わるシステムを採用しています。
ただしアマチュア規定により、アマチュアが入賞した場合は、賞金ではなく賞品になります。
参加者40人:優勝賞金15万円、賞金は10位まで
参加者60人:優勝賞金20万円、賞金は15位まで
エントリーフィーはプロ12,000円、アマチュア7,000円。これに加えてプレーフィーが6,000〜20,000円必要になるため、交通費までを考えると、ATPミニツアーで食べていくことは厳しそうです。
それでもプロは実戦の場として経験を積むことができ、アマチュアはプロと交流ができるなど、プロとアマ双方にメリットがあるツアーになっています。
ATPミニツアーは日本ゴルフ界の底上げを行うために、なくてはならない存在となっています。