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野村タケオ

ゴルフマン【第126話】高速道路

木曜日のお楽しみ、ゴルフマンの第126話です。

コーンと跳ねてめっちゃ飛距離が出ることありますよね〜。

【第126話】高速道路

「高速道路に乗ったね〜」なんて会話がラウンド中にかわされることがあります。

ゴルファーならだいたいの方がこの意味を分かると思いますが、打球がカート道に当たってポーンと前に跳ねて飛距離が出た時に使う言葉ですね。

ま、いろいろと地方によって言い方が変わったりするかもしれませんが。

「ETC使ったね!」とか「特急に乗ったね!」とかってのも聞いたことあるような。

言い方はどうあれ、カート道に当たってかなりボールが跳ねちゃうことってありますよね。

あれって、けっこう微妙な気持ちになるもんです。

たしかに前に飛んでくれて、飛距離も出て、ちゃんと次のショットが打てるところに行ってくれれば良いですが、そういう時ばかりじゃない。

カート道に跳ねたせいでOBに行くこともあるし、林の奥のほうに行っちゃうこともある。

そんな時はこんなに広いフェアウェイとラフがあるのに、なんであんなに細いカート道に当たる? って思っちゃいますよね。

OBとか悪い方向に跳ねなかったとしても、ポーンっと上に跳ねるくらいで、特に飛距離が出るわけでもなく、カート道の近くのポトンと落ちることもある。

これが僕的にはけっこうムカつくわけです。

だって、カート道に当たるってことは、ボールはかなりのダメージを受けるわけで、下手すりゃその一打でボールを新しいものに交換しないといけないくらいの傷がつくこともある。

なのに、飛距離が伸びるわけでもなく、ボールに傷がついただけ。

いやらしい話、その一打でボール1個分の値段(400円くらい?)を払っているのに、なんの成果もないってことじゃないっすか。

まさに高速料金を払っているようなもので、それなのに大渋滞で全然前に進まないみたいな感じ。

どうせ高速料金を払うなら、せめて10ヤードくらいはいつもよりも余計に飛んでほしいもんです。

まあ、高速に乗って大事故(OB)に巻き込まれるよりは、渋滞のほうがマシですけどね。

カート道といえば、その上に止まっちゃうと打てないので救済を受けて道の横にドロップするわけですが、プロがそのまま打ったりするのを見たことがあります。

ドロップするとメッチャ深いラフに入るから、そのままカート道のボールを打つんですね。

プロはボールだけをクリーンに打つ技術があるからできることなんですよね〜。

僕なら間違いなく怖がってめちゃトップすると思います(下手すりゃ空振りもある)。

そのくらいのクラブコントロールができないと、あれだけ多彩なショットでコースを攻めることができないんでしょうな。

やっぱプロってスゲーや。