ライフスタイル
野村タケオ
ゴルフマン【第123話】産んじゃった!?
木曜日のお楽しみ、ゴルフマンの第123話です。
みなさんズルはいけませんよ~。
【第123話】産んじゃった!?
「タマゴを産む」なんて言葉がゴルフにはあります。
ボールが見つからないときとかOBっぽいときなんかに、ポケットからポロッと違うボールを落として、さもそこでボールを見つけたかのようにして、そのボールを打つ。
信じられないかもしれませんが、そういうズルイことをする人がたまにいるんですよ。
普通の感覚ではそんなことまでして良いスコアで上がっても面白くないと思うんだけど、これをやっちゃう人は何度でもやるんですな~。
たぶん1回やっちゃうとクセになっちゃうんでしょう。
これがまた驚くことに、シングルハンデくらいの上級者にもけっこういるんです。
ゴルフはそこそこ上手いから、そんなズルをしなくても良いスコアでラウンドできるんですけど、ついついポロッとタマゴを産んじゃうんでしょうね。
競技とかでやって失格になってる人もいたりするもんね。
ズルをやっちゃう人ってのは、もうちょっとでも悪いスコアになりそうなことが起きたときには我慢できなくなるようで、深いラフとかに入っているときもちょっと動かしてみたり、ディボット跡だったりしてもコツっとボールを蹴って動かしてみたりね。
ズルい人本人はバレずに上手くやってるつもりみたいですが、そういうのってけっこう周りの人にはバレてる。
「あ〜またあいつやってるよ」みたいなね。
もうみんな知ってて呆れちゃってるわけですよ。
「タマゴ産んじゃう○○さん」とか呼んでね。
そういえば、もっとすごいというかセコいというか、グリーン上でやらかしちゃう人もいるんですよ。
ピンから10メートルくらいのところにボールがあったはずなのに、気がついたら6メートルくらいのところから打ってる。
他の人が見ていないときにスッとマーカーをずらしたり、豪快な人はそもそもマーカーのないところにボールを置いてプレーしたりするんだよね。
いかにもそこにマーカーがあるような動きで、マーカーを拾い上げてポケットに入れるふりをしたりね。
エアマーカーですな。
そういえばスキを見てピュッとマーカーをピンに近いところに投げちゃう人がいました。
その人は仲間内では「銭形平次」って呼ばれてた(笑)。
あ、銭形平次って今の若い人には分からないのかな……。
みなさんはズルして変なあだ名つけられないようにしましょうね〜。