Gride

ライフスタイル

野村タケオ

ゴルフマン【第120話】風向き

木曜日のお楽しみ、ゴルフマンの第120話です!

風の強い日のラウンドは難しいですが、ちゃんと風向きを把握してショットしたいもんです。

【第120話】風向き

ゴルフってのは自然との戦いのスポーツです。

暑さや寒さはもちろんのこと、いろんな自然条件の中でコースをどう攻略するかってのがゴルフです。

なかでも難しいのは風。

プロでも風が強いとスコアを崩すわけですから、僕たちアマチュアは風がちょっとでも強いと、もうゴルフがボロボロになっちゃう。

しかもね、アマチュアは風向きとかちゃんと読めないし、どのくらいの風でクラブの番手をいくつ上げるかとか分からないじゃないっすか。

プロやプロキャディの人なんかは、鳥の飛び方とかまでみて風向きをチェックしたりもするらしいですよ。

そういえばこの前、成田空港の近くのゴルフ場でラウンドした時に、そこのキャディさんが飛行機が着陸体制に入る向きを見て風向きを確認していました。

なんでも飛行機は向かい風に向かって降りてくるらしいので、飛行機が降りてくる正面のほうから風が吹いているとか。

本当かどうか分かりませんが、成田空港近辺ゴルフコースあるあるらしいっす。

風向きを知る方法として一般的な方法は、地面の芝をちょこっと抜いて空に投げてどっちに芝が飛んでいくかを見るやつ。

よくプロもやっているし、アマチュアも真似してやったりしています。

しかしあれって、せいぜい自分の背丈くらいの高さの風向きしか分からないから、あまり意味ないんじゃないのって思いませんか。

ボールが飛んでいくのはもっと高いところだし、自分のいるところとグリーンの辺りの風向きって違ったりするし。

でもなんかプロっぽくて格好良いからやっちゃうのよ。

とりあえず自分の周りの風向きだけでも分かれば、だいたいの風向きが分かるような気がするし。

ま、風向きが分かったところで、アマチュアはなかなか上手く対処できないんだけどね。

風が強いときには、できれば低い球を打って、なるべく風の影響を受けたくないじゃないっすか。

で、低くて強い球を打とうとして、パンチショットのように上から打ち込んじゃうわけですよ。

そうするとスピンが多くなっちゃって、風に強いどころか、逆に吹け上がっちゃってペローンと風に持っていかれちゃいます。

本当はシャローな軌道でスッと打ってやったほうがスピンはかかりにくいんですけどね。

どうしても力が入って打ち込んじゃうんですよね〜。

一番簡単に低い球を打つのなら長めの番手をかなり短く持ってハーフショットくらいで打つのがおすすめです。

これだと自然と球は低くなるし、方向性も出しやすい。

2〜3番手くらい大きめのクラブでサラッとさらうように打つのがコツ。

風の強い日にぜひ試してみてくださ〜い。