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ゴルフ場で死亡事故!?打球だけじゃない、ゴルフ場で発生する疾病いろいろ
こんにちは、ライターのとやです!
ゴルフ場の事故と言えばすぐに思いつくのが、打球事故でしょう。ボールが他人に当たってしまえば大きなケガや、最悪後遺症となってしまうようなケースも過去にあります。
しかしながらゴルフ場では打球事故のような外因性のものだけでなく、内因性の病気も数多く発生しています。
ゴルフとこのような病気の関係性や、要因はどんなところに潜んでいるのでしょうか。
目次
ゴルフ場では外傷よりも病気での救急要請が多い!?
2017年に発表されたものなので少し古い資料となりますが、例えば打球事故やカート事故、転倒などの外因性の救急要請と、病気などの内因性の救急要請の比率を見てみましょう。
実はゴルフ場と言えば打球事故、のような印象を受けますが、内因性の病気で救急要請をした比率のほうがわずかに高くなっています。
しかも内因性の病気では、熱中症や心疾患、脳疾患など命を落とす危険性があったり、後遺症が残ったりする可能性の高い疾病が多いのが分かります。
ゴルフ場でもっとも多い病気:熱中症
脱水と熱中症、という2つが救急搬送の上位2つ。
これは誰にでも起こりうる病気です。皆さんご存知のとおり特に夏場に起こりやすく、水分補給が十分にできていなかったり、トイレの心配をして水分を控えてしまうことに起因するケースがほとんど。
脱水と熱中症は切っても切れない関係性です。
十分承知の上だとは思いますが、これから暖かくなるシーズンですので、水分補給は十分に行いましょう。
足がつる、などの症状が出てきたらすでに電解質異常を起こしている場合も。
「喉が渇いたな」と感じたらすぐに水分補給するのはもちろんですが、喉が渇いたと感じる前に定期的に何か飲むようにしたほうがいいでしょう。
熱中症は死につながります。いくら健康な人でも水分補給は怠らないようにしましょう。
ゴルフ場での救急は心疾患も多い
ゴルフ場で救急車が呼ばれるケースでは、心臓の病気も上位にランクインしています。
ゴルフは運動の強度としては強くありませんよね。肩で息をしなければならないケースはまずありません。
それでも心疾患の救急搬送が増えている理由は、ショットのたびに訪れる極度の緊張状態にあるのではないでしょうか。
「このショットは失敗できない!」
と強く感じれば感じるほど、体が緊張状態に陥ります。すると心拍数は上がり、血圧も急上昇。
これが心臓にとっていい影響であるはずがありません。
その結果、心臓に何らかの異常をきたして救急搬送されるケースが多いんですね。
ゴルフ中の救急要請で多い「脳卒中」とは
脳卒中とは、脳の血管に障害が起こることで発症する疾患の総称です。脳梗塞や脳出血、クモ膜下出血などがこれにあたります。
このような脳卒中は、高血圧や不整脈、動脈硬化などが危険因子となるケースが多くみられます。
中でも高血圧は、ゴルフプレー中にも緊張によって血圧上昇が引き起こされますから、影響は少なくないと考えてもよさそうですね。
また全ゴルフ人口のうち60代以上のゴルファーが、全体の半分を占めるとも言われています。
その結果、高血圧や糖尿病、不整脈などの危険因子を持ったゴルファーが多いことにも関係がありそうです。
ゴルフ中の急病を減らすには薬の管理と水分補給がカギ
ゴルフ中には病気に関係するリスクが潜んでいることは分かりましたが、ゴルファーはどのように対策をしていけばいいのでしょうか。
そのカギは、薬の管理と水分補給をしっかり行うことです。
高齢ゴルファーが増えている中、持病の悪化はいつ起きてもおかしくありません。
そのためゴルフ中の急病リスクを最大限減らすためにも、薬はしっかり管理して、決められた量と時間を守って服用するようにしましょう。
また脱水を起こすと、熱中症だけでなく、血液がドロドロになりやすくなります。すると脳梗塞や心筋梗塞などのリスクも高くなります。
水分補給だって病気のリスクオフに一役買ってくれます。
「自分の体のことは自分が一番よく分かっている!」という人もいますが違いますよ。知らぬ間に病魔は近づいてくるんです。
好きなゴルフをいつまでも長く楽しむため、薬と水分の管理はしっかり行ってくださいね。