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koji
九州の雑誌発売日がさらに遅れるようになったのは知っていましたか?
先月、中国、九州地方で書籍と雑誌の入荷が2019年4月1日からさらに遅れるとの報道がありました。
私は、週刊ゴルフダイジェストを毎週購読しています。
4月の発売日を迎えたので、実際にどうなっているか書店に問い合わせてみました。
九州の雑誌発売日はもともと遅れています
週刊ゴルフダイジェストは東京の発売日基準では、毎週火曜日発売です。
しかし、今までも九州地方では2日遅れの木曜日に発売されていました。
他の雑誌も東京の発売日から2日程遅れて発売されています。
東京で印刷した雑誌をトラックなどの物流網を使って各地へ配送しています。
その輸送時間の分だけ、東京から遠い地域は発売が遅れるわけです。
週刊ゴルフダイジェストの発売日も遅れることになった……
4月の第一週目のゴルフダイジェストの発売日は、東京基準では4月2日(火)です。
その2日遅れの4日(木)が今までの九州地方での発売日です。
そこで、実際に入荷されているか書店に問い合わせました。
すると、やはり週刊ゴルフダイジェストは今までよりさらに1日遅れの毎週金曜日に発売になるとのことでした。
同じく東京での発売基準で毎週火曜日発売の週刊パーゴルフも、九州地方では金曜日発売となるとのことでした。
週刊朝日やサンデー毎日といった週刊誌もさらに遅れての発売になる一方で、週刊現代や週刊ポストは今までの遅れた発売日から変更はないようでした。
週刊誌でも、今までの発売日よりさらに遅れるものと今まで通りのものとがあるようです。
また、月刊誌は今まで2、3日遅れで発売されていましたが、今のところ変更はないとのことでした。
つまり雑誌の一部が2019年4月から、今までよりさらに1日遅れでの発売になり、その中に私が愛読している週刊ゴルフダイジェストが含まれているということです。
遅延の背景と時代の流れ
物流には多くの人が関わっています。
雑誌は紙という物理的に存在するものなので、どこか遠くに持っていこうとすれば人が運ぶしか方法はありません。
その物流業界でも働き方改革の一環として、今までの時間的制約の中での配送が難しくなったようです。
逆に言うと、今までは物流業界の方々の力が雑誌メディアを支えていたとも言えます。
時代の流れとして仕方がないとは思います。
雑誌メディアの価値と電子メディア
地方での雑誌の発売日の遅れは、雑誌というメディアの価値にも大きな影響が出てきます。
特に週刊誌は、他の雑誌よりも速報性という性格があります。
実際に発売の直前ギリギリまで印刷をしているようで、週刊ゴルフダイジェストは前週のトーナメントの記事も掲載されています。
それが九州地方で金曜日に発売となると、ほぼ1週間前のトーナメントの記事が載っている雑誌を読むことになり、その時には次のトーナメントの最中ということになってしまいます。
もちろん、トーナメントの記事だけではないので、遅れて雑誌を読んでも何ら問題ない内容ばかりですが、雑誌というのは総じて速報性が存在価値の一つだと思います。
また、今までも起きていたことですが、先に読んだ人によるSNS等でのネタバレも起こり得ます。
情報を得る目的だけであれば、今の時代はネットがあれば解決できます。
電子書籍であれば、九州地方でも東京に遅れることはなく情報を得ることができます。
しかし、雑誌の記事は決められたサイズ(週刊ゴルフダイジェストならB5判)の誌面にデザインされ作られたもので、パソコンやスマホの画面にそのまま映し出された記事は、読みにくさを感じることも事実です。
このような状態の中で、特に地方在住者にとって、わざわざ雑誌で情報を得ることの意味を考えてしまいます。
出版社としても、雑誌という媒体で情報を伝える意味合いが急激に変化していることになるでしょう。
私は以前、東京に住んでいましたが、地方在住の今だから感じることがあります。
今回の雑誌の配送遅延の情報ついても、東京にいたら聞き流していたかもしれないです。