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ゴルフ侍
マン振りが全ゴルファーを救う|第18回「年を取った」→「マン振り」
拙者、ゴルフ侍と申す。
諸君のゴルフの悩みを拙者が見事に断ち切ってみせよう。
「年を取った」と嘆く諸君、「マン振り」をなされよ。
年齢別ゴルファーの特徴とは?
ご年輩の諸君。
年を取る度に「飛距離」が出なくなることが悩みであるな?
その気持ち、痛いほど分かるぞ。
拙者、これまで多くの年輩ゴルファーとラウンドする機会があったが、どのゴルファーも口を揃えて言うことは同じであった。
以下に年齢別ゴルファーの特徴をまとめたので見てほしい。
<年齢別ゴルファーの特徴>
30歳:働き盛り。子育て世代でもあり、公私共に忙しい。
40歳:体力・気力ともに充実。子育てが手から離れて順風満帆。
50歳:親の介護問題に直面。ゴルフは技術と経験値で勝負する。
60歳:加齢により、飛距離が落ちる。
65歳:加齢により、飛距離がさらに落ちる。
70歳:加齢により、飛距離がさらに落ちる。
75歳:歩けなくなった時がゴルフの辞め時となる。
飛距離に着目すると、60歳、65歳、70歳の地点でガクッと落ちるそうだな。
60歳以降のゴルファーが辿る道とは?
「飛距離が落ちる」と言われているのは60歳以降だ。
もう少し詳しく説明していこう。
<60歳>
定年退職し、「仕事」から「趣味」へと生きがいを移すタイミング。
約40年近く働いてきた生活習慣は完全に根付いており、すぐには変えられない。
また仕事の人間関係が希薄化していく中で、張り合いやモチベーションを保てず、心の健康を害してしまう人が多いようである。
気力の面で「飛距離ダウン」につながる。
<65歳>
退職して5年、新しい生活パターンが出来上がったタイミング。
これまで生きてきた集大成で、自分が最も心地よいと思う生き方に収まっていく。
成功も失敗も経験してきたが、この年で挑戦する気概もなく「自分ができる」ことだけを選択して生きている。
この頃には体の痛みや不調も抱えながらの生活となるので、体力・気力ともに衰える一方である。
<70歳>
健康寿命の手前とされるタイミング。
健康寿命とは、「日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間」である。
厚生労働省の2016年度発表では、男性で72.14歳、女性で74.79歳であった。
70歳を超えてからは、頭の中は「健康」が第一で「飛距離」は二の次となる。
飛ばなくなるのは必然だ。
<75歳>
健康寿命を超えるタイミング。
人間は歩けなくなってから、急速に死に向かうとされている。
たまに80歳や90歳のゴルファーも見かけるが、それは健康に特化した「鉄人」だ。
ほとんどのゴルファーが泣く泣くゴルフクラブを置くことになる年代である。
このように時の流れは誰にも止められないが、そのまま「座して死を待つ」か、「出て活路を見出す」かは自分で選ぶことができるはずだ。
心はいつも若くあれ!「マン振り」が気持ちを若くする
「年を取った」という理由で「飛距離」をあきらめるのは勿体ない。
60年以上も生きてきたのだ、自分の体のことは自分が一番分かっているはず。
体に負担のかからないスイングを研究し、そのスイングでの「マン振り」を習得するのだ。
「マン振り」でアクティブシニアに変身である!
60歳を過ぎてからは、飛距離は嫌でも下降線を辿る。
もし「現状維持」を目標とした場合も、飛距離のプラスとマイナスの要素が相殺しあって、それは「飛距離アップ」と同義となる。
飛距離を向上・維持するために、スイングを進化させていってほしい。
また年輩ゴルファーにとっては、若者とラウンドするのが刺激になる。
同年代でいつものメンバーで回るのも楽しいであろうが、多少の対抗心が芽生えるだけで、結局は傷の舐め合いにしかならない。
若者の「マン振り」を目に焼き付けて、諸君も少し強めに振ることができれば、ゴルフはまだまだ成長できる。
体は衰えようとも、気持ちは若々しくいこう。
マン振りせよ。さらば道は開かれん。
これにて一件落着。