ライフスタイル
Nick Jagger
パッティングをナメていませんか?一番スコアアップしやすいのはパット!
みなさんは、パットはショットよりもやさしいと考えてはいませんか?
確かに、ショットのように長い距離を打つわけでもありませんし、クラブを動かすためのアクションも小さいですからね。
ショットでは空振りをする人はいても、パットで空振りをする人はまずいませんよね。
パットの練習をしないのは、パットをナメているから
そのやさしいはずのパットが、スコアに占める割合は全体の約40パーセントです。
トータルスコアの約4割を1本のクラブが背負っているのです。
にもかかわらず、私たちアマチュアゴルファーはパットの練習をほとんどしていません。
やさしい=上達しやすい、ということになるのですが、パットよりもずっと難しく、手間とお金がかかるショットの練習に入れ込んでいます。
まだそれも初心者であれば理解できますが、パットの重要性を理解しているゴルファーでさえ、練習はショットに偏るのです。
どうして、パットの練習をしないのでしょうか?
それはやさしいと考えているからです。
言い方を換えれば、パットをナメているからと言ってもいいでしょう。
アベレージゴルファーは36パット以内がとりあえずの目標
アベレージクラスのゴルファーであれば、基準とするパット数は、18ホールを2パット平均で36パット。
これを下回ればよく、上回れば悪いということになります。
ここで問題になるのは、36パット以上の数字を出した時、グリーンのせいにして終わらせることです。
もし、叩いた原因を自分にあるということを見出し、それを克服するために練習すれば、36を上回る回数は激減し、下回る回数が増えるはずです。
20パット台も珍しくなくなり、スコアの底上げに大きく貢献してくれるでしょう。
プロでも1ピン前後の距離のカップインの確率は20パーセント強
それならば、練習しない理由はありません。
プロゴルファーはトーナメント中、キャディバッグはコースに置いていきますが、パターだけは宿舎に持ち帰る人が多くいます。
毎日プレーしているような人たちでさえ、夜ごと絨毯の上でフォームをチェックしたり、ボールを転がしているのです。
これも、取りも直さずパットの即効性を理解しているからです。
PGAツアーの選手が、1ピン前後の距離を沈める確率は沈める20パーセント台の前半です。
世界のトップですらこのような数字なのですから、私たちが一生懸命練習しても、確率が飛躍的にアップすることはありません。
ならば、ロングパットをショートパット圏内に寄せること、さらにショートパットを1打で入れることに、もっと時間を割くべきではないでしょうか。