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初心者

TeruさんGolf

明日のゴルフを作る!難しい状況にこそ攻めのゴルフを!

ゴルフにはどうしても闘わなくてはスコアを伸ばせないという状況が存在します。

よくゴルフが人生と似ていると言われるのは、そういった過酷な状況を迎えることがあるからというのもひとつの要因だと言えるでしょう。

そういった状況に陥ってしまった時、逃げ出すのではなく、闘うことでスコアを伸ばしていくことができるのです。

人生とゴルフが違うのは、ゴルフは何度でも1からやり直すことができること。だからこそ、時にはしっかりと「攻める」ゴルフをプレーしなければなりません。

今回は、そんな状況における攻めるゴルフとメンタルの持ち方について考えていきましょう。

攻めると無謀は断じて違う

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まず理解しておいていただきたいのが「攻める」ことと「無謀」なことは違うということです。

具体的な例を挙げます。例えばティーショットが曲がってしまい、林の中に入ってしまいました。

ピン方向に構えると木々が密集していて、なかなか前に打っても木に当たって出そうにありません。

しかし、フェアウェイに出すだけならそこまで難易度も高くなく、次のショットでグリーンを狙っていくことはできますが、少し距離は残ってしまいます。

こういった状況でもピン方向を狙ってショットしていくことが「無謀」なゴルフです。

しっかりとフェアウェイに打っていけさえすれば次でグリーンに乗せる、いや、乗せなくてもグリーン付近からのショットを打てるでしょう。

そう考えると、良くてグリーンにボギーオンし1パットでパー、グリーンに乗らないとしても寄せて2パット、悪くてもダボ(ダブルボギー)で上がることができます。

しかし、木々が密集したところに打っていくとなるとさらなるミスを引き起こしかねません。

これでは決して「攻める」ゴルフとは言えませんよね。

では「攻める」ゴルフとはどういったものなのでしょうか?

想像してみてください。

ピンまで残り50ヤード、2段グリーンの奥にピンが切ってあります。

しかし、ボールは運悪くグリーン手前のバンカーに捕まっていて、バンカーから出すだけなら2段グリーンの下の段についてしまい、3パット以上の危険性もある状況です。

ですが、2段グリーンの奥はすぐ池になっているので、大きく打ち過ぎてしまうと池ポチャのペナルティーを受けることになります。

こんな状況であれば、以下の選択肢があるでしょう。

1.ピン方向には向かず、とりあえずある程度のミスをしても問題ない方向に向いてバンカーから出して、次のアプローチに賭ける

2.グリーン下の段でもOKのつもりで、大きな距離を打たないようにとりあえずグリーンオンさせる

3.きっちりと距離を出せる番手でグリーンの上の段につけるショットを打つ

この時、3を選択するのが「攻める」ゴルフです。

攻めるとは、経験を積み技術を高めるということ

確かにスコアだけを考えると1もしくは2を選択したほうがいいのかもしれません。

1ならアプローチが入る、もしくはOKの距離につくかもしれませんし、2であれば下の段から1パットで入るかもしれません。

一方、3の場合成功すればいいですが、オーバーして池に入ってしまうかもしれませんし、それ以外のミスにつながってしまうかもしれません。

ですが、ここで思い出してもらいたいのは、3は技術があれば克服できる、トライしてみることができるショットなのです。

先述での「無謀」なゴルフをもう一度考えてみてください。

木々の隙間を狙うというのはどれほどのプロでも難しいことです。仮にそのショットが木々の間をくぐり抜けたとしても、それはただの運だと言えるでしょう。

つまり、「無謀」なゴルフに技術は関係ないですし、トライしても技術の向上には結び付かないのです。

しかし、3のバンカーショットの場合、技術があれば十分に成功する可能性があるショットですよね。

むしろプロであれば3を選択しないはずがありません。要は、「上手けりゃできる」というショットなのです。

その「攻める」姿勢があなたの明日のゴルフを作ります。

もし3でミスしたとしましょう。オーバーして池ポチャ、そのホールは大きくスコアを崩すことになってしまうでしょう。

しかし、なぜミスしたのか、どのように打てばミスせずきっちりと上の段に置いていくことができたのか、という経験が残ります。

「攻める」ゴルフは自分の血となり肉となる経験を残してくれるのです。

5年、10年先の自分が上手くなるように

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確かにミスは嫌です。ミスから逃げたくなる気持ちはすごくよくわかります。

しかし、今ミスしてもあなたのゴルフ人生はそこで終わりではありません。

こうした「攻める」姿勢は自分の5年後、10年後のゴルフの技術を確実に上げてくれる、その礎になってくれるのです。

だからこそ、「攻める」選択をしたときのミスは引きずらないでください。

むしろ「将来の自分が上手くなっているように、賢い選択をしたのだ」と自信を持ってください。

そして、今までよりも「攻める」姿勢を崩さないゴルフに取り組んでください。