ライフスタイル
Nick Jagger
ミスショットを2度続けなければ、大叩きはしない
ダブルボギーやトリプルボギーといった大きくスコアを崩してしまうパターンはいろいろありますが、ひとつ共通点があります。
それはミスショットが2回続けて出たときです。
ミスを取り返そうとすると、雪だるま式に打数が増える
ドライバーショットでチョロをすれば、少しでも距離を取り返そうと、悪いライにもかかわらず、スプーン(3番ウッド)を強振して、再びチョロなんて経験はあるかと思います。
あるいは、ティーショットを曲げて、林の中に打ち込んだときでも、グリーン方向のわずかな空間を狙って、キンコンカン。
これらはミスした1打を取り返そうと、リスクの大きいリカバリーショットを試みた結果、余分な打数を雪だるま式に増やしていくというパターンです。
ホールアウトして、冷静になってみると、なぜあんなリスキーなショットを打ってしまったのかと、スコアを記入するときになって気づきますが、時すでに遅しです。
ナイスショットの後も要注意
また、ナイスショットの後のミスショットも同じような心理状態になります。
例えば、パー5のホールで会心のドライバーショットを放ったとしましょう。
「2オンが狙えるから、打つのを待とう」と、スプーンを握りしめて、セカンド地点でグリーンが空くのを待つと、ミスの確率が高くなります。
よくある光景ですが、このパターンはミスを取り返そうというショットとは逆で、滅多にないナイスショットを絶対に成功させ、バーディーどころかイーグルだって狙えると思えば、誰だって気持ちは昂ります。
そんなとき、アベレージクラスのゴルファーは、たいていダフったり、チョロという結果が待ち受けています。
問題はこの後で、もう一度スプーンで打つのが、ほとんどアマチュアのパターンです。
頭に血が上った状態で、もう一度スプーンを強振すれば、結果は火を見るより明らかです。
いいショットを打った後というのも要注意なのです。
ミスを2回続けなければ、ボギーの可能性がある
ゴルフは2回ミスを続けてはいけないゲームと考えると、リスクのあるショットを2回続けて打たないということが、鉄則になります。
確率の問題ですが、スプーンをやめて、5番ウッドやユーティリティー、あるいは自信がなければ、ショートアイアンという手もあります。
同じような場所から打つなら、次は必ずリスクの少ないクラブチョイスをするべきです。
そのためにも、ミスをしたとき用の予備のクラブを必ず1本持っておくことです。
一度ミスしてしまったのですから、取り返すのではなく、なんとかボギーに収めるようにすることが、コースマネジメントなのです。