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PAR RUSH 01
初めての方がほぼ玉砕する、このコースの難しさ!〜“ラウンド日記・特別版”第3回
初めてラウンドするほとんどの方が、玉砕する難しいコースで、初めての方のラウンドはどうだったか?
その様子を“ラウンド日記・特別版”として、お伝えしているこのシリーズの第3回です!
今回も、どこが難しいのか? コースの罠にはまった状況を、対応法を中心にお伝えします!
目次
今回もまず、このコースの難しさを紹介します!
★フェアウェイは狭いうえに、左右に傾斜しており、さらに左右にドッグレッグしていて、狙いがさらに狭められる! 林の密集度合いがきつく、入れると横に出すだけとなる!
★極端に小さなグリーンと、手前が傾斜になっているなどグリーン周りの設定の難しさ!
★極端な受けグリーンが多く、グリーンが速いこと!
これらの難しい条件が重なっていることが、距離が短いのにいいスコアが出ずに、玉砕する方が多くなる原因となっています。
今回の同伴者は、ゴルフを始めて間もないのですが、スイングもしっかりしていて、昇り調子のプレーヤーでした!
まだ、ゴルフを始めて8ヶ月程度ですが、ゴルフに対する情熱は半端ではなく、練習熱心で積極的にラウンドもしていて、若手の有望株の青年です。
スイングもしっかりしていて、「若いことは良いなぁ!」と思わせるしっかり体を捻ったスイングをします。
朝の練習場では今ひとつ調子が出なかったようですが、期待できるものを感じさせていました。
案の定、コースの様々な罠にはまり、上手くいきません!
出だしは上々でした。
最初のティーショットは少し左でしたが、ラフからの2打目は会心のショットで、グリーン目がけて飛び、凍らないようにシートを被せてあったグリーンにオンして、跳ねずに止まりました!
このホールは平坦で真っすぐなホールなので、練習場と同じようなショットができたのでしょう。
しかし、コースにアップダウンが出てきて、左右にドッグレッグしてくると、簡単にはいきません!
スタートホールで上手くいったことから、明らかに欲が出て力が入り、球が左に引っかかるようになりました。スイングテンポは速くなっていました。
この原因の一つはライの傾斜です。
微妙な前下がり、前上がりなどのライの変化は感じているように見えましたが、「次はこうなるだろうなぁ」と見ていたら、やはりその通りの球が出ていました。
しかし、傾斜のきつい難しいグリーンでは、怖いもの知らずと思い切りの良さに加えて、傾斜をきちんと読んでパットをしていました。
これには脱帽でした!
やはり、一筋縄ではいかずコースの罠にはまる!
後半のスタート、375ヤードのミドルホール(パー4)では、素晴らしいドライバーショットを放ち、緩い打ち下ろしですが、残りは100ヤードを切っていました。
しかし、このホールは2打目がやや左足下がりで、右へ大きく傾斜した小さいグリーンを狙いますが、通常はグリーンには止まらず右へ流れます。
さらに、左は高麗グリーンで、高くなっているので、ここへ行くとまず寄りません!
※この状況では、乗らなくても手前かまたはやや右目に外せば、パーのチャンスがあります。
さて、どう打つのかと見ていたら、2打目は高い位置にある高麗グリーンのエッジに行ってしまいました。
そこからは、下り面となるベントグリーンに落とす、難度の非常に高いアプローチになります。
このような難度の高いアプローチでは、リスクの高いロブショットをやるか、オーバーするのを覚悟して、ピッチ&ランのアプローチをするか、皆さんだったらどうしますか?
私だったら、オーバーしても仕方ないというアプローチをやります。
彼のアプローチは、坂の途中に止まり、次はエッジがやっとでした。
この日はグリーンが遅かったので助かりましたが、やはり左は絶対に打ってはいけないところです!
このホールは左の高麗グリーン側に外してはいけないホールなのです!
今回のラウンドでは、若い感性でコースをどのようにみて対処するのかを見ました。
最後の言葉「難しいコースですねぇ!」は、私から見れば上出来ですが、悔しさが溢れていました!
さて、次はどんな罠が待ち構えているか?