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ギア猿

Gridge編集部

9月の『ギア猿』はオーダーメイドクラブをサルベージ!

今月は千葉県八千代市のマスダゴルフの新社屋にお邪魔して、オーダーメイドクラブをサルベージします!

ゲストにはタレントのユージさん。ドラコン競技にも参加していて、なんと平均で300ヤード以上という飛ばし屋です!

そしてもちろん、マスダゴルフ代表の増田雄二さんも登場。

“Wユージ”でお届けします!

ユージさんにパター、華丸さんにウェッジを作成

今回はオーダーメイドクラブをサルベージということで、ユージさんにパター、華丸さんにウェッジを作成します。

ちなみにユージさん、これまでに一度もパターを替えたことがないということです。

今回は、まず自由に現在のパターを打ってもらい、それを見て合いそうなクラブを提案していくことになりました。

作成するパターの方向性が決定!

ユージさんのパッティングを見て「もうちょっとタッチの出るような」パターを提案したいと増田さん。

というわけで、最初にパターのタイプを選びます。

自身が普段マレット型を使っていることもあり、「憧れがある」というブレード型を試してみます。

すると「明らかに打ち方が変わった」と、関“QP”雅史プロ、鹿又芳典さん、増田さんの“クラブフィッター3人”は声を揃えました。

ユージさんは「直前に力強くショットをしているので、パッティングをする時には腕がパンプアップしてしまっていて、パターが軽く感じられてしまう」と言い、同社の重量感のあるブレード型パターは好感触のようです。

ブレード型のSTUDIO-2、1と試打した後に、マレット型のSTUDIO-3を打ってみると「これも気持ちいい」。

3タイプ打ち終えると、ブレード型でハイトウタイプのSTUDIO-1とマレット型のSTUDIO-3が「かなり良かった」とユージさん。しかし、STUDIO-3は今後番組で一緒になる岡田さん(ますだおかだ)も使っているとのことで、被るのは避けたいようです。

ここで華丸さん、「長さは?」と、36インチのパターをユージさんに手渡します。するとユージさんも姿勢が良くなりしっくり来たと感想。

「短くするのは後でもできるので」と、とりあえず長く作ることになりました。

また、サイトラインについて聞くと、「いままでサイトラインありのモデルを使ってきていて、テイクバックの際にブレるのが気になっていた」とのことで、サイトラインはなしにすることに。

といわけで、ブレード型のSTUDIO-1をサイトラインなしで銅メッキ加工、シャフト長めで作成することになりました。

マスダゴルフならではの職人技に一同興奮!

いよいよオリジナルパターの作成に入ります。

鉄の塊からCNC加工で削り出したヘッドに、増田さん自ら仕上げの工程を行います。放送では、残念ながらここはモザイク入り! 絶対に同じ柄にはならない、正真正銘世界で1本のオリジナルパターになります。

ヘッドに模様を入れたところで、オリジナルならではの刻印を入れます。

刻印には、レーザー彫刻マシーンを使用します。フェース面に太めの書体で「ユージ」と入れました。

この後、メッキ塗装・色入れの工程に。

銅メッキを施した後、マスダゴルフ独自の風合いを出します。“洗剤のようなもの”でよく洗ってから、謎の液体に漬けると、キラキラだった銅メッキが、渋い風合いを醸し出す独特な色味に。

その後、もう一度洗ってスチールウールのようなものでわざと細かい傷を付けて味を出します。

この最後の加工、液体に漬ける時間や温度によって色合いが変わってしまうため、安定した色を出すには経験が必要とのことです。

ヘッドが完成したら、いよいよシャフトとグリップを装着して完成です。

マスダゴルフと言えば、グリップも自社で製造しています。

元々グリップ製造をお願いしていたところから「ノウハウを教えるから引き継いでくれないか」と頼まれて始めたというグリップ事業。華丸さん曰く「元々お客さんだった人が店を引き継いだ一蘭(ラーメン屋さん)と同じ」。確かに。

巨匠自らヘッドを削ります!

続いて、華丸さんのウェッジを作成します。

ところで、最近の『ギア猿』をご覧の方はご存じかもしれませんが、現在ウェッジが好調な華丸さん。

「じゃ作らなくていい」と思わず増田さん。しかし、それでは番組が成立しないので、ウェッジづくりを進めていきます。

まずは、社屋に併設されたアプローチ場で、バンカー越えのアプローチを打ってみます。

何球か実際に打つ様子に対して巨匠増田さん、「どこを見ているんですか?」と聞かれ、「バウンスを見ている」と。

華丸さんがフェースを少し開いてアプローチをしているのを見て、「バウンスを自ら作って打っている。こういう人は、バウンスがあり過ぎるとかえって邪魔になる」とのこと。

すでに頭の中には、どんなソール形状のウェッジにするか見えてきているようです。

次にバンカーショット。

最近バンカーが嫌いじゃないという華丸さん、ナイスアウトを見せてドヤ顔です。増田さんは、ここでは、バウンスと同時にフェース、特にトウ側を見ているとのことです。

工場に戻り、ヘッドを選びます。

現在は54度、58度という組み合わせで使用しているという華丸さんですが、今回は51度、57度にすることになりました。

華丸さんがウェッジを開いて使うところを見て、増田さんは「グースのあるヘッドを、グースをあまり見えないようにして、バウンスを活かして、トウ側に抜けられるような感じ」はどうでしょうと提案。

実際に目の前でヘッドを削り、それにダミーのシャフトを挿して構えてみると、一同から「言ったとおりになっている!」と感嘆の声。

削り終えたヘッドには、社内に飾ってあった華丸さんのサインをアレンジしてレーザーで刻印を入れました。

撮影から1ヶ月後、無事にパターとウェッジが完成しました。

マスダゴルフとゴルフネットワークのコラボウェッジ!

ゴルフネットワークの通販サイト「ゴルック」とコラボして、「Masda golf×Kuchibue Golf Gentleman ウェッジ」を限定販売します。

マスダゴルフの人気のウェッジ「M425/S」(ストレートタイプ)を通常モデルと異なる粗い仕上げにして、オリジナルの刻印を入れたモデルになります。

今後、番組とのコラボ商品の開発もあるかも!? 今後の番組も注目です!

今月の放送予定は以下の公式サイトでご確認ください!