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ゴルフコース・練習場

ミラクルゴルファー★まもプ(蝶首亭塗立)

幻のゴルフ場「番外編~富里ゴルフ倶楽部~」

今回は「幻のゴルフ場」シリーズの番外編となります。「幻になるゴルフ場」という形でお話を進めていきます。

少し前の話となりますが。。。

今年(2018年)の冬は早く温かくなり、いつもよりも早く桜の蕾が開くのではと感じた今年3月に「四者協議会」という名前の協議が開かれ、その協議にて「最終合意」が決定されて内容が明らかになりました。

訪日客の増加に対応するために

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「四者」とは「国(国土交通省)」「千葉県」「成田空港圏自治連絡協議会(成田市、富里市、山武市、香取市などの9市町)」「成田空港」の4つの団体のことです。

この団体の名前を見て気が付いた方もいるとは思いますが、日本の玄関口ともなる成田空港が絡む話です。

成田空港を巡ってはさまざまな問題や協議がありますし、いろいろな憶測が流れていました。

今回の「最終合意」で決まったことの中で大きな点は「C滑走路の整備」についてです。

かねてから噂されていた新規滑走路が新設されることが正式に決定されたのです。

新規滑走路については、ゆくゆくは作られることは間違いなかったのですが「どこに新設されるか?」という部分では憶測が流れ噂になり注目されていました。

滑走路用地内にゴルフ場が

ご存知の通り、成田空港周辺には多くのゴルフ場があります。

「成田」「スカイウェイ」「総成」「キャスコ花葉」「グリッサンド」「京」「富里」「芝山」「カレドニアン」「成田ビュー」「太平洋成田」など、思いついて上げるだけでも名だたるコースが点在しています。

それらのゴルフ場が「なくなってしまう」「縮小されてしまう」のではないかという話はくすぶっていました。

今回の「最終合意」でわかったことは「C滑走路」が作られることになった場所が「富里ゴルフ倶楽部」を含む地域だったことです。

現在のB滑走路から南側に作られるC滑走路は、3500メートルの滑走路で、大きな土地を必要とします。

その土地に富里ゴルフ倶楽部のほぼ半分が含まれるのです。

C滑走路の完成は10年ほど先という見込みとなっているようです。

ということは工事期間を考えると5年くらいを目途に「ゴルフ場の閉鎖」や「縮小」「移転」などが行われると思われます。

少なくとも現在のコースの半分はなくなってしまうということになったのです。

※上の写真。赤い線上にあるゴルフ場が富里GC。黄色の範囲が空港の敷地になる部分、赤い線がC滑走路。

富里ゴルフ倶楽部とは?

富里ゴルフ倶楽部は、すぐ近くにある「カレドニアン・ゴルフクラブ」の姉妹コースです。

比較的フラットな地形でありながら大小のマウンドと点在するハザードが絶妙に使われて、戦略性が高く飽きの来ないコースとして人気があります。

また、ホスピタリティも高く気持ちよく過ごすことができるコースとして人気です。

武家屋敷のような純和風建築のクラブハウスは趣のある作りで高級感を感じ、アプローチやバンカーなどの練習施設も充実しています。

マイケル・ポーレットに設計されたコースは「THEアメリカンスタイル」で6844ヤードと決して長いコースではないながら、グリーンもフェアウェイもアンジュレーションがあり、すべてのホールが油断できないレイアウトとなっています。

ワタシ個人的には好きなコースですが、スコアを考えるとよい思い出はあまりないコースです(笑)。

コースは「オーガスタナショナル」を意識されていて、グリーンは常にスピードがあり「オーガスタ並みのグリーンにチャレンジ」という謳(うた)い文句も納得できるほど、いつでもきれいで高速に仕上げられています。

そんな人気のコースで何度プレーしても攻略できないというこのコースがなくなってしまうのかと考えるとかなり寂しい限りです。

ぜひ、もう一度プレーしていい思い出を作りたいものです。


富里ゴルフ倶楽部
千葉県山武郡芝山町小原子773
(最寄高速道路)東関東自動車道成田