ゴルフコース・練習場
PAR RUSH 01
「東京ゴルフ倶楽部」(埼玉県)“超(隠れ)名門コース”を紹介するシリーズ〈コース・後編〉〜第48回
前回に引き続き、「東京ゴルフ倶楽部」のコース・後編をお届けします。
前回はインコースをご紹介しましたが、今回はアウトコースです。
インコースで、コースの難しさ、グリーンの難しさ、巧みなバンカーの配置などをお伝えしましたが、「東京ゴルフ倶楽部」は伝え切れないほどに洗練されたコースです。
さて、アウトコースはどのような顔を見せてくれるでしょうか?
早速始めましょう! コース・後編のスタートです!
目次
ピンホジションを見て、う~んこれは厳しいと!
キャディーマスター室に、当日のピンポジションの紙が置いてありました。
これを見ても、グリーンが小さいというのが分かります。
2グリーンなので当然かもしれませんが、特に縦の距離がほぼ25~30ヤード程度しかありません。
アウトは比較的やさしい造りでスタート! しかし、その後いよいよ牙をむく!
アウトの1番は、352ヤードの比較的短いミドルホール(パー4)です。
フェアウェイも広くて伸び伸びと打てます。2打目はやや打ち上げですが、距離感さえ合えば、バーディーも取れるホールです。
しかし、すぐに東京ゴルフ倶楽部が牙をむきました!
2番は378ヤードながら、ハンディキャップ(HD)3のミドルです。
正面にグリーンが見えますが、フェアウェイがS字になっており、右にはフェアウェイバンカーが待ち構えています。
さらに、グリーン周りのバンカーも厳しく、グリーンもアンジュレーションが大変強く難しいです!
後半もロングホールが難しい!
東京ゴルフ倶楽部は、ロングホール(パー5)が比較的難しい造りです。
アウトも3番でロングホールが出てきます。
距離は493ヤードと短いですが、狙いが狭くなり、ピンポイントに運んで行かないと、3オンが厳しくなります。
さらに、フェアウェイバンカーがプレッシャーをかけてきます。
4番のショート(パー3)は、133ヤードでHDも17とやさしいホールです。
左手前のバンカーさえ注意すればパーは取りやすいでしょう!
中盤の厳しいHDのホールを、どのように乗り切るかがポイント!
アウトの中盤は、HDの厳しいホールが続きます!
5番は、555ヤード・HD7のロングです。
ティーショット、2打目はそれ程プレッシャーは感じませんが、3打目が池越えになるために、この3打目がポイントになります。
グリーンは大きなアンジュレーションがあり、乗せ場所によっては、3パットの危険が高いです。
6番407ヤードのミドルは、やや左にドッグレッグするホールで、少し打ち上げていくために、2打目の距離が残ります。
HD1のホールで、グリーン左にクリークがあり、プレッシャーがかかります。グリーンは傾斜が強いです!
7番HD5のミドルは、距離は359ヤードですがフェアウェイがやや右ドッグレッグで、フェアウェイバンカーとグリーン手前のバンカーが厳しいホールです。
グリーンは右から左に傾斜していますが、曲がりは複雑です!
ティーグラウンドを2箇所持つショートホール、最終9番は長いミドルでグリーンも難関!
8番のショートホールは、広い敷地にそれぞれのグリーン用のティーグランドを持ち、クロスにティーショットする形の珍しいホールです。
これも、ゆったりとした敷地を持つ名門コースならではですね!
いよいよ、最終の9番ミドルです。
距離は436ヤードと長く緩やかな右ドッグレッグホールです。
飛ばし屋でないと、コーナーの林がスタイミーになり、直接2打目で狙えません!
さらに、グリーンが饅頭型で手前は落ちてきてしまうというとても厄介なホールです。
後半のアウトも、さまざまな顔を見せてくれました!
本当に洗練されたコースです。さすが「東京ゴルフ倶楽部」と感じたラウンドでした!