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2020東京オリンピックの舞台「名門・霞ヶ関カンツリー倶楽部」中編〈コース①〉“コース紹介・新シリーズ”第2回

2020東京オリンピックのゴルフ競技開催予定の「霞ヶ関カンツリー倶楽部」をご紹介していますが、今回はそのコース編です。

霞ヶ関カンツリー倶楽部は、東コースと西コースの36ホールのゴルフ場です。

コースは、超名門ですが、オリンピック開催決定の際に、様々な話題で有名になりましたから、ゴルフファンのみならず、ゴルフをやらない方にも有名になりました。

女性の会員を認めていなかったコースであり、批判を受けて開放したことも話題になりました。

今回は、36ホールの中で、東コースをラウンドしましたので、早速コースをご紹介しましょう!

先ずは、全体のコース紹介から始めましょう!

東コースは、トーナメントティーで7406ヤード、パー71です。

2016年にトム&ローガン・ファジオ氏により改造されたダイナミックなコースです。

かつてのチャールズ・アリソン氏改造のクラシカルな印象を残しつつ、フェアウェイに適度なうねりが加えられ、傾斜のある大きなグリーンをガードする、深く大きなバンカーが特徴で、正確なアイアンショットが求められます。

一方、西コースは、フルバックティーで7117ヤード、パー73です。

井上誠一氏により設計され、川田太三氏が改造した優美なコースですが、ティーショットからピンポイントで攻めることを求められます。

しかも、インに入ると、景観は一変して池やクリークを生かした優雅なたたずまいですが、数々の罠も秘めています。

正確なショットが求められ、気の抜けないホールが続きます!

今回は、オリンピックの舞台となる東コースをラウンドしましたので、ご紹介します。

アウトコースは、バンカーを避けていければスコアはまとまる!

アウトコースは距離がありますが、手前からの花道があるホールも多いので、無理せずに花道から攻めるようにして、バンカーを避けていければ好スコアが期待できます。

ただし、気をつけなければならないのはフェアウェイのバンカーで、ダブルになっているところも少なくありません。

また、グリーン周りのバンカーは深くて大きいので、1回で出ない危険があります。

ハンディキャップ(HD)的には、5番・550ヤードのロングホール(パー5)がHD1で最も難しいホールです。

このホールはトーナメントティーでは640ヤードで、プロでも難しいホールでしょう!

ここは、ほぼ真っすぐなホールですが、フェアウェイはややS字のようになっています。

左手前に花道があるので、無理せずにこの花道を狙っていけば寄せワンも可能です。

3番・393ヤードのミドルホール(パー4)がHD3です。

トーナメントティーでは459ヤードです。このホールも無理せずに左手前から攻めていけば、寄せワンのチャンスがあります。

上がり3ホールはショート、ロング、ミドルとなります!

中でも、8番・539ヤードのロングホールはHD5で、トーナメントティーでは586ヤードです。

フェアウェイバンカーに注意しながら、やや左ドッグレッグの左奥のグリーンを狙っていきます。

グリーンが斜めになっていて、狙いが取りづらいホールです。ピンが奥だとオーバーする危険があり、返しは下りのパットになります。

最終9番は408ヤードのミドルホールでHD7です。

トーナメントティーでは521ヤードとロングホールほどの距離があります。

また、グリーン周りの左右にバンカーがあり、正確なアイアンショットが必要です。

バンカーが背丈に近い深さで大きいので、絶対に避けていきたいバンカーです。

ショートホールは距離もあり、手前のバンカーが効いている!

レギュラーティーでも、170ヤード程度あるショートホール(パー3)は、いずれも手前のバンカーが難しくしています。

深くて、グリーンに沿って斜めに大きいバンカーですので、入れると脱出に苦労します。

また、7番ショートは、左側が刈り込んであって落ちているため、ここに落とすとアプローチがとても難しくなります。

さらに、このグリーンはアンジュレーションがきつく、乗せる位置を間違うと、とても難しいパットになります。

アウトは、花道が使えたので比較的攻めやすく感じました!

とにかく、バンカーを徹底して避けること、これに尽きるというのが、ハーフを終わったところでの霞ヶ関カンツリー倶楽部の印象です!