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ゴルフコース・練習場

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千葉県「袖ヶ浦CC袖ヶ浦」〈前編〉“隠れ名門コース”を紹介するシリーズ第28回

今回ご紹介するコースは、千葉県千葉市にある「袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コース」通称「旧袖」です。

なぜ「旧袖」というかというと、別に「袖ヶ浦CC新袖コース」が近くにあるからで、こちらを「新袖」と呼んでいます。

ただし、両コースは隣接はしておらず、少し離れています。

この2つのコースは、それぞれ男子プロの「ブリヂストンオープン」と、女子プロの「ニチレイレディス」を開催していますので、皆さんもご存知だと思います。

両コースともに素晴らしいコースですが、今回は男子プロの「ブリヂストンオープン」の舞台である、「旧袖」をラウンドしましたので、前後編に分けてご紹介します。

今回は、前編です。

開場から58年の名門コースです!

ゴルフをやる方なら知っている「袖ヶ浦コース(旧袖)」は、隠れ名門コースではなく立派な超名門コースです。

コース開場は1960年・昭和35年です。開場から58年が経過します。

コース設計は、和泉一介で、他に飯能GCなど多数のコースを設計しています。

バブル期に建てられたクラブハウスは比較的新しく感じますが、造りは近代的ではなく、落ち着いた日本建築に見えます。

車寄せは、いかにも名門コースらしく大木に囲まれています。

フロントはこじんまりして落ち着いた雰囲気!

このフロントの雰囲気はどうですか!

カウンターもどちらかというと小さめです。

でも、落ち着いた雰囲気はあり、「袖ヶ浦」という重みを感じさせるものがあります!

ゲストのサインは、台帳に名前を書くという本当に昔ながらの受付でした。

吹き抜けの2階のレストランから、コースが一望!

階段を上がって2階に行くと、吹き抜けになったところに、窓側にレストランが縦に長く配置されています。

何と言っても素晴らしいのは、その眺望です。

目の前に、ブリヂストンオープンの歓声が聞こえそうな、18番のグリーンを臨むことができます。

このホールは、毎年ドラマがあるグリーン右手前に池のあるグリーンです。

今年の10月のブリヂストンオープンでも、ドラマが待っていそうです!

トーナメントを開催するだけに練習場も立派!

練習場も広々としていて、240ヤードの距離があります。

ブリヂストンオープンの時には、一番奥にクレーンで巨大なネットを張って、ボールが飛び出さないようにプロ仕様のドライビングレンジに仕立てます。

名門コースのドライビングレンジで体験するのが、トーナメントでプロが練習をする際に使用する24個のボールが入る箱で、それが練習ボールになります。

アプローチ練習場もきれいな芝の上から練習!

また、バンカー付きのアプローチ練習場は、トーナメント開催時と同じで、ピンが縦に3本立っていて、距離感の練習にもなります。

このアプローチ練習場の芝は完璧でした。一日中練習していたいアプローチ練習場です。

旧袖の難しさとは? 林間コースに見えながら、決して平坦ではなく、距離が長いこと!

クラブハウス前のホールを見ると、旧袖は林間コースのように見えます。

しかし、コース全体の地形は丘陵で、ホールの左右どちらかが傾斜で落ちていることが多くなっています。

さらにティーグランドからいったん下って、そのあとフェアウェイに上がっていくというホールの造りが多くなっています。

また、距離が長いことも特徴です。

特にアウトコースは、レギュラーティーでも3439ヤードあり、トータル6663ヤードは、レギュラーティーとしては本当に長いと思います。

さらに、ドッグレッグのホールが多いことから、ショートカットができる相当の飛ばし屋は別として、セカンド(2打目)で長いクラブを持つことになります。

その上、グリーンが砲台気味になっており、バンカーも効いているという、とても難しい造りです。

グリーンは2グリーンです!

なお、グリーンはNEWとOLDの2グリーンで交互に使用しているとのことです。

今回は、トーナメントで使用するNEWグリーンでした。

ブリヂストンオープンの時は速いグリーンになりますが、真夏の今日は8.0フィートでした。

具体的なホールについては後編でお伝えしますので、お楽しみに!

さあ、ラウンドスタートです!