ゴルフコース・練習場
PAR RUSH 01
ゴルフプレーの基本!コースが「スループレー」を実施するためには?
皆さんは、コースでプレーする時に9ホールが終わったら、昼食休憩を取りますか?
前半のハーフが終わったら昼食休憩があるのが、日本では普通のラウンドの形態ですよね。
しかし、これは日本だけのスタイルではないでしょうか。
ほとんどの国では途中で昼食をというのはないと思いますし、スポーツの途中でご飯を食べるということは、他にはありません。
もちろん、ゴルフでもプロのトーナメントでは途中の休憩はなく、スルーでプレーしています。
では、ゴルフでスループレーをするためには、どうすればできるのかを考えてみました!
目次
スタート時間を詰め込まず、一定の枠に収めることが第一条件!
一般的に、ゴルフ場のスタート時間は、陽が長い夏と陽が短い冬で違いはありますが、早いところで7時頃から、名門コースなどでは8時頃からが多いと思います。
一方、最終のスタートはこれも季節によって違いはありますが、9時45分頃から10時頃までだと思います。
仮に、7時にトップの組がスタートすると、約2時間15分程度でハーフターンということになります。
しかし、最終のスタートを冬場の陽が短い時でも10時まで取っていたら、スループレーは基本的に無理です。
トップスタートの組は、最終スタートがティーオフした10時以降でないと後半のスタートはできません。
つまり、トップスタートから最終スタートまでは、2時間と少しの時間じゃないと、スループレーはできないことになります。
一方、最初から途中での休憩を考えておけば、7時にトップの組がスタートして、9時20分頃に前半を終えて上がって来て、1時間の休憩時間を取れば、反対側の最終組のスタートはその10分程前の10時10分頃まで可能になるのです。
要するに、昼食休憩は経営上の問題かも? ……しかし、昼食休憩にも効用が!
仮に、トップスタートから最終スタートまでを2時間程度とすると、この間に取れる組数は、7分間隔としてアウト・イン合わせて34組程度の計算になります。
しかし、これをトップスタートから最終スタートまで3時間取ると、アウト・イン合わせて50組取れる計算になります。2時間30分でも、40組は取れます。
もちろん、これは計算上の組数で、実際にはこんなには詰め込まないでしょうが、中には、ハーフ3時間、途中休憩1時間半というところもありますので、かなり詰め込む場合もあると思います。
ゴルフ場の経営から考えると、スタートの時間をできるだけ長く取って多くの組数を入れたいと考えるでしょう!
★スループレーは、ゴルフ場の経営から考えるとかなり無理があるということですね。
一方で、日本の特殊な形態である、昼食休憩というのは効用もあって、昼に酒を呑みたいという方には絶対にあって欲しいものですね。
例えば、グリーンシーズンに昼のビールがあるから、ゴルフをやるという方もいますので。ただし、車運転の方は厳禁です!
スループレーで感じるゴルフの流れ!
私が日曜日に主にプレーするゴルフ場は、トップのスタートが8時、最終のスタートが10時です。
しかし、冬は日没を考慮して、7時45分頃にトップをスタートさせて、最終は9時45分になります。
基本的に2時間を守っていますので、スループレーも可能になります。
もちろん、ハーフで途中休憩したい組はご飯を食べる時間も取れますが、スルーで回りたい組がハーフ休憩する前の組を追い越して行く形になります。
さて、途中で昼食をとる場合には、前半のプレーが良くも悪くもリセットされますが、スループレーの場合はそれができません。
それでも、ハーフが終わることで気持ちはリセットできます。
また、調子がいい時にはその流れを切らさずに、後半も気分良くプレーを続けることができます。
このところ、途中休憩とスループレーが半々ぐらいの比率ですが、スコアだけを見ると、スループレーのラウンドの方が、前後半の差が少ないようです。
途中休憩を挟むと流れを切り、前半が良かった場合は後半に叩いてしまう傾向があるようです!
皆さんも、可能であればスループレーでラウンドしてみてはいかかですか?
また、違ったゴルフの世界が現れるかもしれません!
スループレーを体験できる夏の北海道ゴルフ!
冬季間、クローズになる北海道では、グリーンシーズンはスループレーが基本です!
しかも、午前のスタートと、午後のスタートがあるので、一日で2倍の組数を取ることができます。
一年の半分がクローズということを考えれば、グリーンシーズンに一年分を稼ぐということでしょう!
本州から行ったゴルファーは空いた時間で観光もできます。
ちなみに沖縄のコースもスループレーが基本のようです。