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ゴルフコース・練習場

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世界第3位のゴルフ場大国ニッポンの現状は?

みなさん知ってましたか?

日本は世界第3位のゴルフ場大国なんです!

しかも、つい最近までは世界第2位のゴルフ場保有数だったんですよ!

今回は、日本国内のゴルフ場の増減の推移や分布について見ていきましょう。

※記事中の数字の出典:ゴルフ特信 6096号、6110号

日本にはいくつのゴルフ場があるか?

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さて現在(2017年10月)、日本国内にゴルフ場は何コースあるか知ってますか?

たーーーくさんあるってことはわかりますが、一体何コースあるんだ!?

『2,400コース』って答える方が多いかもしれませんね。

最盛期にはそれぐらいありました。当時はアメリカに次ぐ世界第2位のゴルフ場保有数でした。

最新のゴルフ場営業調査では、『2,290コース』。
 
ここ10年で1割のゴルフ場が減った計算です。驚くべきデータですね。

1割減ったといっても世界的に見るとアメリカ、カナダに次ぐ、第3位のゴルフ場保有数。

アメリカやカナダは国土が日本の25倍程あるので、いかに日本国内にゴルフ場が密集しているか、実感できると思います。

減少の多い都道府県は?

ゴルフ場の減少が加速した、2004年~2017年にかけて、減少数を県別で見てみましょう。

減少数が一番多いのは北海道です。

北海道は降雪の影響で営業期間が短く黒字化が厳しいため、閉鎖していくゴルフ場が多くなっていきます。

減少数が2番目に多いのは、福島県です。

福島は、震災の影響でゴルフ場施設が痛んでしまい、それらを修復するのが難しく、閉鎖を余儀なくされています。

3番目以降は北関東が続きます。

北関東はゴルフ場の供給過多により平日の集客が難しいため、黒字化できないゴルフ場は廃業に追い込まれています。

ゴルフ場を増設している県

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ゴルフ場が減っていく県はたくさんあります。

ただ唯一ゴルフ場を増設している県があります! さぁ! どこでしょう?

おおかた予想はつくと思います。

正解は、『千葉県』!!

平成16年から29年で154コースから160コースへ6コース増設されています!

2016年春にオープンした東京クラシッククラブ(千葉県)が大きな話題になっていますね。

営業コース数ランキング

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これまではゴルフ場数の推移でしたが、では実際に営業中のコース数はどうでしょうか。

上位と下位3つずつ発表します。

【営業中のゴルフ場数】
1位 千葉県 160コース  
2位 兵庫県 156コース  
3位 北海道 145コース 



43位 青森県 13コース
46位 鳥取県、福井県、高知県 11コース
47位 島根県 9コース

上位は近隣に大きな人口を抱えている都市を保有している都道府県。

下位は過疎化が進んでいる地区。

日本の少子化や過疎化などの社会現象が、ゴルフ業界に如実に表れているような気がしますね。