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【年間の来場者数は?】ゴルフ場は“箱もの”商売!【損益分岐点は?】
箱もの商売って聞いたことありますか?
ホテルのように1日に収容できる人数や、飛行機のように1回のフライトで搭乗できる人数か決まっているものなど、一回の売上の最高値が決まっているものを箱もの商売といいます。
実はゴルフ場も箱もの商売の一つなんですね!
意外と知らないゴルフ場の経営状況や、集客状況について見ていきたいと思います。
※一般的なゴルフ場について書いたものなので、クローズ期間の長い北海道や、メンバーシップの名門コースは例外となりますのでご了承ください。
ゴルフ場の箱とは?
ゴルフ場運営が箱もの商売と言われるのは、飛行機やホテルと一緒で「1日に収容できる人数=1日の最大売上」が決まっているということをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
ゴルフ場の場合、スタート時間枠がその箱になります。
7:00~10:59まで7分間隔でスタートさせるとすると、1日の限界はおおよそ50枠となります。
それを1ヶ月(30日)繰り返すと、約1500枠ですね。
仮に平日、土日祝問わず客単価1万円1組の人数が必ず4名だとすると
4万円×1500枠=6000万円
6000万円がそのゴルフ場の1ヶ月間の最大の売り上げとなります。
これがゴルフ場が箱もの商売といわれる所以(ゆえん)です。
ゴルフ場の年間来場者数は、あの収容人数よりも低い!?
そこで気になるのが、ゴルフ場の来場者数です。
※月単位でみるとオンシーズン・オフシーズンによってばらつきがあるので、年間来場者数で見ていきましょう。
皆さんゴルフ場の年間来場人数の平均はどれぐらいか知ってますか?
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おおよそ3万5000~3万8000人(18ホール)と言われています。
多いと思いますか? 少ないと思いますか?
参考として、東京ドームの1日の収容人数が5万5000人といわれています。
ということは、東京ドーム1日収容人数>>>>ゴルフ場の年間来場者
比べるものは違えど、かなり少ないですよね。
赤字と黒字の分岐点は?
各ゴルフ場の単価や、固定費によって異なりますが、この分岐点は4万0000人(18ホール)が目安といわれています。
※アコーディアや運営のうまいコースは、年間5万0000人以上入れ込む場合もありますよ。
年間平均が3万5000~3万8000人(18ホール)ということは、おしなべて半数以上のゴルフ場が黒字経営ができていないということになります。
ゴルフ場の1ヶ月の売上の最大値が6000万円と説明しましたが、それは全日満員ですべて1組4名の計算です。
しかし、3サムや2サムの組があったり、平日の単価が低かったり、空きがあったりするとどんどん売り上げは減っていくことになります。
一見、華やかに見えるゴルフ場ですが、黒字を保つのが難しい分野だったんですね・・・。
今度、ゴルフ場に行った際には、チェックインの時フロントで今日は何組入っているか
聞いてみましょう!
秋のトップシーズンの平日で35組以上、もしくは土日で45組を超えているようであれば、黒字経営だと思いますよ!
(あくまで推測です)