ゴルフコース・練習場
PAR RUSH 01
“隠れ名門コース”を紹介するシリーズ!第14回「飯能ゴルフクラブ」
今回は埼玉県にある名門「飯能ゴルフクラブ」をご紹介します。
ここは隠れではなく本当に名門コースです。圏央道狭山日高ICから約10分にあり武蔵CC笹井コースに近接しています。
開場は1960年、設計は井上誠一の元で設計を学んだ「和泉一介」で、他にも袖ヶ浦GC袖ヶ浦Cなど多くのコースを設計しています。
目次
入口から名門の趣き!
交通量の多い道路に面しており、アプローチ道路がありません。しかし、飯能ゴルフクラブの木製の看板は趣を感じさせます。
クラブハウスは他の名門コースと同様にシンプルで静かな佇まいです。
屋根付きの駐車場が多いのも名門コースならではの造りです。
レストランから見える景色は、このコースの難しさを物語っているようです…
テーブルに座ると木立の間からホールが見え隠れします。コースが必ずしも平坦ではないようだし、大きな池なども見え、これから戦うコースの難しさが垣間見えます。
2グリーンでホールによってはまったく別のコースになるというが…
コースは地形を活かして造られており、この辺りは林間コースと思われがちだが、決してそうではなく適度なアップダウンにより、時には丘陵コースのような攻め方を求められることがあります。
それが自然の地形だけにさらに厄介なことになります。
グリーンは2グリーンで、Aグリーンは距離があり、Bグリーンは距離は少し短いがグリーンにクセがあって難しいと言われているそうです。
A、Bグリーンが木立でセパレートされているホールもありまったく別のホールになることもあります。
ドライビングレンジとアプローチの練習場!
幹線道路を挟んでOUTコース側にドライビングレンジがあります。
距離は250ヤード以上あり、打席には屋根も付いているので、雨が降ってもOKです。
クラブハウス側に大きなアプローチの練習場がありますが、残念ながら今回は使用する時間がありませんでした!
OUTコースのスタートはまさに林間コース特有の趣き!…しかし、少しずつ趣きに変化が!!
まず、1番のミドルホール(パー4)はほぼストレートなホールですが、左右のグリーンが木立でセパレートされています。
INも同じですが、グリーンの奥が刈り込まれているところが多く、徹底して手前から攻めることがスコアメイクの鍵です!
OUTは、3,215ヤード(レギュラーティー、以下同)と距離もあり、ハンディキャップ(HD)が1の4番ミドルホールが難しいということですが、このホールはグリーンが難しいのが特徴で、傾斜の強いグリーンに注意が必要です。
さらに、HD5の7番ミドルホールは緩い左ドッグレッグで400ヤードと距離があり、左がOB、フェアウィの右寄りにある大木が狙いを狭め、右は林で傾斜で落ちておりこの林はダボ林と言われているそうです!
最終9番のロングホール(パー5)は480ヤードと短めながら、200ヤード付近に急激な登り坂があり、この手前に止めるか傾斜まで打つかの判断を求められます。
そこから、緩い左ドッグレッグで右は林、OBが続くのでHD17のやさしめのホールという印象以上にショットの正確さを求められます。
INコースはOUTとは全く別の顔つきのホールが続きます!
OUTコースは比較的グリーンが見えるホールが多いですが、INはドッグレッグがきついホールが多く、距離も3,244ヤードと長く気が抜けません。
10番ミドルホールは大きな池越えの左ドッグレッグで、左右のグリーンは木立でセパレートされています。
難しいのは、まずHD4の11番のミドルホールです。
フェアウェイが左傾斜で緩い打ち上げで距離は407ヤードと長くグリーンも難しいので無理せずに攻めていきます。
HD2の15番ミドルホールも距離があり、やや打ち上げのホールで攻め方を考えさせられます。
INでは、HD6ですが17番のロングホールがスリリングです。
距離も553ヤードで、完璧なショットを2回続けて、さらに3打目が狭い木立の間のグリーンを狙うことになります。
Aグリーンの奥は池なので手前から攻めていきましょう。このグリーンも左から右へ傾斜がきついホールです。
いよいよ、18番ですが、距離は310ヤードと短いものの、左はOB、右は池が張り出し狙いを狭めています。
フェアウェイに置ければウェッジで打てます。 ティーショットがポイントで、ドラマが待ち受ける最終ホールです。
名門コースにはやはりさまざまな罠が待ち受けています…
飯能GCに打ちのめされてラウンドを終えました。
少し気を抜くと直ぐにダボになってしまう! 名門コースの厳しさをたっぷりと味わいました。
リベンジの機会があればと思います!
皆さんにも、ぜひ体験してもらいたいコースです。