ゴルフコース・練習場
PAR RUSH 01
“隠れ名門コース”を紹介するシリーズ!第3回「桜の宮GC」
「低価格料金ながらサービス満点」のまさに隠れ名門コースです‼︎
今回は茨城県の中央部に位置する「桜の宮GC」をご紹介します。
どこ? それ? と思われる方もいるかもしれません。
1963年開業から54年を経過する歴史のあるコースです。
その名の通り桜の木がコース内に配置され、特に東コースの9番などは右側の桜の回廊を見ながらプレーすることになります。
また、このコースで一度でもプレーした人は、そのきめ細やかなサービスに微笑むことでしょう!
料金は4月の土日でも¥12,000程度でコストパフォーマンスはピカイチです!
なお、過ぎてしまいましたが2月は土日でも昼食付で総額¥9,000という破格値でした。
コース紹介の前にサービスについて一言!
クラブハウスに入ると中は清潔感溢れ、間接照明の落ち着いた空間で出迎えてくれます。
フロントを見るとピンクのカードでチェックインする人が? なにそれ?
これは桜の宮GC独自のカードで、簡単にチェックインが終了し、さらにポイントが貯まると割引の金券がもらえます。
2階のレストランに上がってみると、靴箱に多くのサンダルが整然と並んでいる?
これはなんだろうと聞くと、夏場に蒸れた靴を脱いで昼食を食べられるようにとのサービスとのこと。もちろん殺菌済です。
いざ、プレーのために乗用カートに乗ると、ティシュボックスが備え付けられ、ダストボックスも備え付けてあります。
夏場にプレーした時には、昼食のためにクラブハウスに戻ると子供用プールがあり、これは何?
中には氷水が入っているが上には穴が空いたプラスチックの板が水の上に張ってあり、各自が自分のペットボトルを空いている穴に入れます。
…これは前半で飲み残したペットボトルを冷やして後半スタートするための仕掛けでした。
この他にも書ききれないほど多くの驚きのアイデアサービスがあります。
コースは手強く、特にグリーンの速さやカップの切り方は名門並!
東コース→西コース→南コースの順に回る27ホールです。
東~西が18ホールを回るパターンとしては基本のようです。
東コースでは、4番ロングホールが難関です。
右ドッグレッグでグリーン手前までフェアウェイが急な左傾斜が続き、なかなかグリーン面が見えてこない難しいホールです。
8番のロングホールも3打目が急激な打ち上げでしかもグリーンが横長で奥が危険という難しさがあります。
一方、西コースでは、3番のロングホールが右ドッグレッグで右側にOBが続き確実に刻んでいかないと怪我をする危険があります。
最後の9番は右ドッグレッグで右側が谷になっており、ここに落とすとリカバリーが難しいホールでグリーン周りをバンカーが囲んでおり、プレッシャーがかかるショットが求められます。
南コースも含めて同じような作りのホールがなく、グリーン面が見えないホールも割合としては多くあり、グリーンの奥行きがなく横に長いホールも多いことから全体的に難しい設定となっています。
フェアウェイの幅は広いところと狭いところが混在しており、プレッシャーがかかるホールも比較的多いです。
また、グリーンがとても速く、通常でも10.5フィート程度あり、普通のコースと比較して速いと感じて、えっ!と思うことが多々あるでしょう。
特にグリーンでカップの上につけてしまうと止まらないことから3パットの危険性があります。
全体的に距離は短めですが、決して距離だけで油断してはいけないコースだと思います。
コストパフォーマンスが高いコースですが、ちょっとビギナーには厳しいコースかもしれません。
難しさに挑戦する、攻め甲斐のあるコースとも言えますが……。
足を休めてサンダルで気楽に昼食を!
レストランは大きな窓により開放感溢れ、遠くに水戸市内の景色も一望でき、さらにサービス満点です。
テーブルの上などに細かい配慮がされていますので、昼食のメニューとともにそのサービスもぜひ味わって下さい。常陸という土地柄の様々な食材を用いた料理の味は、どのメニューも気取らず庶民に優しい美味さ抜群です!
コースのオフィシャルサイトからの予約では食事付でさらに1ドリンク付という特典もありますよ。
練習場は少し打てる程度です!
きちんとした練習場はありません。
昔、練習場だったところの一部をウェッジだけ打てる練習場として解放しており、練習ボールは無料です。
交代制で打つようになっています。
スタート前に、ピッチングウェッジまでのクラブでタイミングを確認する練習場です。
少し気なるのは、練習グリーンと本グリーンの速さが合っていないように感じることで、コースの本グリーンはメチャ速いです。