ゴルフコース・練習場
Gridge編集部
【MSD42外伝】最新のシミュレーションゴルフ「TWOVISION Plus」でリアルゴルフもスコアアップ!
こんにちは、じゅんやあくです。
シミュレーションゴルフの自己ベストは66です(一番簡単なコース)。
さて、そんなシミュレーションゴルフを得意とする私が、GOLFZON Japan(以下、ゴルフゾン)から8月に発売された最新モデル「TWOVISION Plus(ツービジョン プラス)」を体験してきましたのでレポートします。
私の友人には1年間シミュレーションゴルフにだけ通い続けてリアルのゴルフで70台を出した猛者もいますので、結論から言いますと、シミュレーションゴルフをやると、リアルのゴルフも上達しますよ!
高性能センサーが正確なショットを再現!
ゴルフゾンと言えば、これまでもリアルな弾道表現に定評がありましたが(思ったよりも飛んでいなくてショックを受けたりとか……)、資料によると、“「ディボットセンシング」を搭載した高性能センサーにより、(中略)インパクト前後のヘッド挙動を感知し、今まで以上に正確なショットを再現します”とのこと。
これまでのシミュレーターも十分優秀でしたが、1ラウンドに1、2回は「あれ?」っていう、打った感覚と結果が乖離していることがありましたが、この新しくなったセンサーのおかげか、そういった乖離がほとんどなく、だいたい手応え通りの弾道が表現されていました。
これは、地味ですが割と大きな驚きです。
フェースのどこに当たったかがわかる!? 2台のセンサーカメラ
こちらも資料によると、“従来のセンサーよりも、正確にヘッド挙動とボール軌道、インパクト時の角度を同時に測定する技術が追加されています”とのこと。
上達の過程というのは、試行とその結果の認知の繰り返しを積み重ねていくことなのですが(『ベイビーステップ』っていうテニスのマンガに書いてありました)、これは「フェースの先に当たったな」とか「当たった瞬間フェースが開いたな」といった自身の感覚を視覚的に“答え合わせ”できるので、ショット技術の上達にものすごく役立つと思います。
……なのですが、仲間と一緒にプレーしていて、めちゃくちゃフェースが開いて当たっていたりすると、少し恥ずかしかったりもします(笑)。
実際のライをどこまで再現できる!? デュアルプレートを新開発
これまでのシミュレーターでは、自身がスタンスを取る場所とボールのある場所が1枚の平面上にありました。
しかし、現実のゴルフでは、「足元は平らだけど、ボールのある場所はつま先上がり」なんていうこともあるわけです。
この問題を解消したのが、新開発のデュアルプレート。足元のプレートとボールがある場所のプレートが個別に動くため、上記のようなこれまで表現できなかったアンジュレーションも表現できるようになりました。
実際のプレー中にも、バンカーのすぐ外の急斜面にボールが止まったのですが(上の写真)、そんな傾斜も見事に再現していました。これはすごい。
これはうれしい! パッティングガイド搭載
シミュレーションゴルフのよくある不満の一つとして「パッティングでどこに打っていいのかわからない」というものがありました。
その問題を解消したのが、このパッティングガイド。ボールをセットすると、打ち出す方向の目安を赤いライトで示してくれるのです。写真の赤い点、見えますか?
これ、ボールをセットする位置を動かすと、ライトの光る位置もちゃんとそれに伴って移動します。かしこい!
シミュレーションゴルフにおけるパッティングの悩みとしては、「距離感がつかみづらい」というものもあります。これは、自身で何とかしてください! 実際、私もこの体験プレーの際、序盤で3オン4パットのトリプルボギーを打ちましたが、感覚をつかんだ後は2アンダーくらいで回れました。
モードにもよりますが、通常はカップの1.5メートル以内に入れればOKなので、まずはその距離感を早めにつかむことが、シミュレーションゴルフのパットに慣れるコツです。
シミュレーションゴルフで“実戦力”を高めよう!
私の考えるシミュレーションゴルフのメリットは、傾斜から打てるということです。
打ちっ放しの練習場では傾斜から打つ練習はできませんが、シミュレーションゴルフでは傾斜から上手く打つにはどうしたらいいのかという経験を積み重ねることができます。つまり、打ちっ放しでは身に付かないショット力が身に付くのです。
また、シミュレーションゴルフはマネジメント力の向上にも役立つと思います。
コースを俯瞰で見ることができ、画面をタッチすれば2点間の距離もわかります。ハザードに入れないようにするには、どの方向に何ヤード打てばいいのかということを考えながらプレーすることは、スコアアップを目指すうえでとても重要です。
実際のゴルフでも、コースを上から見るような意識を持つと、例えば、バンカー越えになるからピンを直接狙うのはやめようとか、そういった考え方が醸成されていきます。
というわけで、これから本格的なゴルフシーズンを迎えますが、室内でシミュレーションゴルフを気軽に楽しみつつ、ゴルフの上達を目指すのもいいんじゃないでしょうか。
ちなみに今回は、ドライビングレンジ東新宿様にて最新機種「TWOVISION Plus」を体験させていただきましたが、同機種が導入されているかどうかについては、ゴルフゾン導入施設を同社公式サイトで確認したうえで、施設に問い合わせてみてください。