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ゴルフコース・練習場

Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

「Google Earth」を使ったお手軽ヤーデージブックでベスト更新を目指せ!!

ゴルフはいかに正確な情報を多く集め、それを活用することができるかで、結果(スコア)が大きく変わってくるスポーツです。

そして情報収集として最も強力な力を発揮するのが「ヤーデージブック」です。

ゴルフ中継を見ていると、プロがキャディとメモを確認しながら相談している姿をよく目にすると思います。アレが「ヤーデージブック」です。

「ヤーデージブック」には、グリーンエッジ、バンカーや池までの距離、グリーンにある傾斜や芝目、打ち上げや打ち下ろし、スプリンクラーや排水溝の位置など、非常に多くの情報が盛り込まれています。

最近はGPSやレーザー飛距離測定器が手に入りやすくなったことで、お手軽にコースを分析できるようになりましたが、ベストスコア更新を目指す方には、ぜひ「ヤーデージブック」を使用し戦略を立ててもらたいたいと思います。

Google Earthでお手軽ヤーデージブックを作成しよう!

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トーナメントコースであれば、本物の「ヤーデージブック」を購入することができますが、「ヤーデージブック」が販売されていないコースも多数あります。

そんな時、活用していただきたいのが「Google Earth(グーグルアース)」です。

「Google Earth」を使えば、簡単にヤーデージブックのお手軽版を作成できます。

プロが使用するヤーデージブックのように、詳細に作り込むことは困難ですが、「ティーショットはどのクラブで打つべきか」ということや、「1打目の落としどころはどこが広くて安全か」という分析は「Google Earth」で十分可能です。

さらに、自分自身の飛距離や持ち球を把握した上でシミュレーションできるので、より実戦で役立つ戦略を立てることができます。

「Google Earth」 を使って戦略を立ててみる

(C)Google Earth

実際に、私がよくラウンドする「富山カントリークラブ」を例に戦略を立ててみましょう。

画像は「有磯4番ホール」です。

大きな打ち下ろしから、右にドッグレッグしているロングホールです。右はOB、左は崖と、ティーショットが非常に難しいコースです。

ティーグランドから250ヤードを超えるあたりから、フェアウェーは極端に狭くなり、また左右はOBゾーンになります。

そして、ティーショットが成功した場合でも、2オンを狙うには左足下がりの状態で、森越えの230ヤードショットが必要になります。

もちろん、フェードが掛からなくても突き抜けてOBになるという、非常に難しいショットを要求されるのです。

果敢に2オン狙いではなく、安全に3オンを狙う

(C)Google Earth

この場合、OBのリスクが高まるドライバーでティーショットを打つのではなく、フェアウェーが広くなっている、190ヤード程度飛ばすという選択が賢明であると判断できます。

仮にトップしても大きな打ち下ろしですので、150ヤード程度は転がってくれますし、バーディーのチャンスは十分に残っています。

攻めるホールと守るホールを明確に

(C)Google Earth

2オン&イーグルは目標や憧れの1つだと思いますが、すべてのパー5で2オンを狙っていては、スコアが伸びません。

今回のようなコースでは、190ヤードのティーショットから、150ヤードを2回打ち、確実にパーオンを狙う、どちらかというと守るホールであるといえます(競技ゴルファーなら2オンを狙うホールですが……)。

もちろん、すべてのショットが成功すればいいのですが、我々アマチュアの場合はそう上手くいきません。

ミスするとしたらどっちに曲がるのか、どこまで飛ばせがいいのか、どこまで飛ばしたら危険なのか、しっかり状況を理解した上でクラブを選択しティーショットを打ちましょう!

スイングが変わらなくてもベストスコアは更新できますよ!!