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日本屈指のバンカーの多さと難しいグリーンの「河口湖CC」を攻略できた?〜“新ラウンド日記”第15回

富士山麓に位置する山梨県の「河口湖カントリークラブ」は、日本で最もバンカーが多いコースとしても知られています!

また、富士山麓ということで、グリーンの芝目がきつく、その難しさは半端ではありません。

梅雨が明けた猛暑の時期には、本来は涼しくラウンドできますが、この日は、標高900メートルの河口湖CCも、暑い中でのラウンドでした。

これまでは、河口湖をなかなか攻略できませんでしたが、今回は少し違いました!

どのようにして、攻略したか? その過程をお伝えします!

※河口湖CCのHPから一部引用

河口湖CCのバンカーは195個! フェアウェイ、グリーンもちょっと違う!

河口湖CCは、ティーグラウンドに立っただけで、グリーン付近まで、バンカーの多さが目立ちます!

フェアウェイバンカーも、3つぐらい連なっていることもあり、ティーショットから、バンカーを避けるショットが求められます。

もちろん、グリーン周りには見渡す限りバンカーだらけというホールも、少なくありません。

また、ベントの2グリーンはいずれもペンクロスで、Aグリーンがメイングリーンですが、今回はBグリーン使用でした。

なお、競技は、東・西コース・Aグリーンで行われますので、若干Bグリーンのほうがやさしいのではと思われました。

フェアウェイは、ケンタッキーブルーグラス、ラフはトールフェスクです。関東の野芝とは違い、北海道にある洋芝です。

コース攻略のポイント①は、「バンカーを避けること!」

とにかくバンカーが多いので、バンカーの克服がポイント①です!

グリーン周りがほぼバンカーというホールもたくさんあり、バンカー覚悟でピンを攻めて行くか? 手前にレイアップするか? その判断を確実に行うことが必要です。

漫然と狙いを決めると、返って難しいアプローチが残ることにもなりかねません。

レイアップは、方向もとても大事になります。

さらに、バンカーの縁に近いところにボールが止まりやすい形状なので、バンカーに入れてしまうとバックスイングが取れない場合もあります。

このホールは、東の3番・382ヤードのミドルホール(パー4)です。

やや打ち上げで、ティーショットが落ちる辺りからやや下っていきます。

グリーンの周りはほぼバンカーで、花道は左の手前に少しあるだけです。

2打目が180ヤードでしたので、150ヤード打って花道に運びました。

ピッタリ花道にレイアップできたものの、残念ながら寄せワンにはなりませんでしたが、ストレスなくボギーを取りました。

ポイント②は、「グリーンを狙うショットは、必ず富士山の方向を確認して、順目の下りパットを残さないこと!」

ポイント②は、グリーンの芝目で、的確なクラブ選択をすることです。

グリーンはほぼ受けグリーンで、基本は奥が高くなりますが、富士山の位置との関係で、芝目はどうなっているのかを必ずレイアウトを見ます。

ピンと芝目を確認して、手前か? 奥か? で、クラブ選択をするようにします!

※レイアウト図の上にあるのが富士山の方向を指しています。

この西コース6番・ショートホール(パー3)は、距離は132ヤードと短いものの、奥から手前に順目です。

ピンが手前でしたので、奥に乗ると、下の順目が残り、難しいパットになります。

このため、手前の花道でも良しという気持ちでショットしました。

標高が高いのでショートアイアンやウェッジは少し飛びます! 結果として手前に乗り、パーを死守しました!

さらに、グリーン上のパットでは、「キャディーさんのアドバイス通りのパッティングが必要!」です。

芝目と傾斜の関係は、毎日パットを見ているキャディーさんの見方は的確です。

苦しい場面でも、寄せワンとショートホールでパーを拾い、快調にラウンドを終えるはずだったが……思わぬ落とし穴が待っていた!

今回は、絶対に無理をせずに攻めていて、17番が終わった時点で12オーバーでした。

今回は河口湖CCを攻略した、と思って迎えた、18番で思わぬ罠にはまりました。

3打目のウェッジが引っかかり、グリーン左のバンカーの縁のそばで、バックスイングができない状態でした。

新ルールを使って後方に出しましたが、ここから苦しみが始まり、結局7オン1パットの8を叩きました!

それでも、今回は何とか河口湖と戦うことができたと思います。

簡単には攻略させてはくれない、「河口湖CC」はそんなコースです。夏の暑い日には最高のゴルフ場でした!