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PAR RUSH 01
女子トーナメントのホールアベレージと、実際プレーしたホール難易度の違いを実感!〜“新ラウンド日記”第13回
令和改元後初の女子トーナメントとなった、「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」を開催した、「浜野ゴルフクラブ」をラウンドしました。
一般的には、コースのホールハンディキャップ(HD)で各ホールの難しさを考えますが、今回はトーナメントでのホールアベレージを基に、女子プロのホールアベレージの数値と、実際に私がプレーして感じた、各ホールの難しさの感覚についてお伝えします。
目次
各ホールアベレージはこのようになっていました!
写真は、LPGAが発表しているトーナメントサマリーの、3日間トータルのホールアベレージ表です。
※LPGAトーナメント・ホールサマリーより引用
これを見ると、ホールアべレージが高い順位(難度の高い順番)は次のようになります。
1位 10番パー4
2位 15番パー4
3位 13番パー3
4位 14番パー4
5位 16番パー4
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と、難しいホールがインコースに集中しています。
一方、ホールアベレージの低い順位(難度の低い順位)は次のようになります。
1位 18番パー5
2位 6番パー5
3位 8番パー5
4位 12番パー5
5位 5番パー3
と、ロングホールが続きますので、ロングホールはバーディーを奪取しなければならないホールということがわかります。
ゴルフ場ホールハンディ(HD)とトーナメントホールアベレージの違い!
今回の「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」の距離設定は、アウト3229ヤード、イン3337ヤード、トータル6566ヤードでした。
一方、通常のレギュラーティーでは、アウト3201ヤード、イン3197ヤード、トータル6398ヤードで、168ヤード短くなっています。
バックティーが6855ヤードでしたので、ちょうどレギュラーティーとバックティーの中間位の距離設定だったと思います。
現在活躍中の若手黄金世代の女子プロは飛距離も出ますので、少しぐらい長いミドルホール(パー4)でも、アイアンでパーオンできます。
この点で、アマチュアとの差は大きいと思います。
具体的に、HDとトーナメントホールアベレージを比較してみると、相当な違いがあることがわかります。
まず、女子プロがバーディー奪取をして、ホールアベレージの低かったロングホールは、18番……HD12、6番……HD1、8番……HD11、12番……HD16となっており、特に6番のロングホールはHD1と、アマチュアにとっては最も難しいホールHDです!
また、トーナメントホールアベレージで最も難しいホールだった10番ミドルホールは、ホールHDが10と、それほど難しいホールにはなっていません。
プレーして、最も難しいと感じたホールは?
トーナメントアベレージで4.1784と2番目に難しいホールだったのが、15番・ミドルホールです。
レギュラーティーからは353ヤードですが、トーナメントでは428ヤードでした。
このホールは、フェアウェイの左にバンカーがあり、フェアウェイはやや右ドッグレッグです。
バンカーを越えると傾斜で下りますが、グリーンが左で、グリーンまで左側はOBの林がずっと続いています。
手前にはバンカーが口を開けており、逃げ場がありません。
ホールHD2というのが、納得できるホールです。
レギュラーティーからは距離はありませんが、一歩間違うと大叩きもある難関ホールだと思います。
一方で、比較的やさしい感じたホールは?
アウトの9番ショートホール(パー3)と、インの16番ミドルホールはそれ程難しいホールではないと感じました。
9番ショートホールは、距離が186ヤードと比較的長く、まずこの距離のプレッシャーがあります。
さらに、グリーンを囲んでいるバンカーが攻めを難しくしています! しかし、手前の花道狙いなら、アマチュアにもチャンスはあると思います。
一方、16番のミドルホールは、353ヤード。
左の池のプレッシャーはありますが、フェアウェイにティーショットを置くことは、プロの腕なら問題ないでしょう。
ただし、問題は2打目で、やや打ち上げでグリーン面が見えず、手前には大きなバンカーがあり、グリーンの傾斜も強いので、ピン位置によっては乗っても安心できません。
この2打目の難しさが、プロの試合でもバーディーとボギーがほぼ同数という結果になったと思います。
飛距離もショットの正確性もまったく違うが、女子プロのアベレージが悪かったホールをどのように攻略したか?
トーナメントで一番ホールアベレージが高かった(難しかった)ホールは、10番・ミドルホールです。
このミドルホールは、レギュラーティーからでも404ヤードと距離がありました。
とても難しいホールと判断して、3オンでOKということで、2打目を無理せずという考えでプレーしました。
しかし、2打目で長いユーティリティを持って花道狙いという欲が力みにつながり、ミスショットでダボになってしまいました。
このホールは、パーオン率が40%と低く、バーディーが15個しか出ていない一方、ボギーが65個も出ている難関ホールだったので、徹底的にアイアンでレイアップすべきでした!
結果は、攻略失敗でした!