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ゴルフコース・練習場

ゆりか

日本とはこんなに違う!ヨーロッパの練習場事情を紹介します!

日本のゴルフ練習場では当たり前のオートティーアップ機にピカピカの練習ボール。

整備されたスタンスマットに、休憩用の椅子とテーブル……。

私の住むオランダには、日本の様に整っている練習場はあまりありません。

元を辿れば、ラウンドと練習スタイルの違いが見えてきました。

練習はもっぱらコースを回るのがヨーロッパ流!

オランダのゴルフ場は年会費制度を設けている所が多いです。

それが日本のゴルフ場の会員権に相当します。

日本の会員権と違うのは、オランダは年会費を支払うと日々のプレー代がかかりません。

夏期は夜10時や夜11時まで日が出ているオランダ。

アフターファイブでもワンラウンドできることもあり、ラウンドすればするほどおトク! ということになります。

21時過ぎにラウンドを終えることもちらほら。

その場合、コースの受付の方はもう帰っています。

ただ、コースには必ずレストランが併設されていて、レストランはレストランで独立して営業しているので(ゴルフはせず食事にだけ来る人も多い)、そこの従業員のみ残っている、といった感じです。

より、自然に近い感覚です。

なので練習場でボール代を支払って練習するより、支払いなしのラウンドを選ぶほうが多いのです。

というよりも、ラウンドしないと損! な気分になってしまいます。

そんな特性上、独立した練習場はあまりなく、コースに併設されている練習場がほとんどになります。

オランダの練習場はこんな感じです

こちらの練習場はコース併設ではありますが、オランダの練習場の中ではとてもきれいで整備されているほうだと私は思います。

オートティーアップ機は私が今まで行った練習場では見たことがありません。

スタンスマットがボロボロに破れていることなんてザラにあります。

そして、なぜか遠方150〜180ヤードあたりにラグビーのゴール!

日本の練習場は正面ネットにヤード標示が掲げられていることが多いですよね。

オランダでは、なぜかラグビーのゴールを目標地点として設置している練習場が多いです。

ゴールを使った練習方法!?

せっかくなのでこのH型のゴールの形を活かした練習法を見つけました。

真ん中の横棒を境に、高い球と低い球を打ち分ける、という練習法です。

ただ、こんなに距離がある低い球を打つのは至難の技です。

そして最後に、打席ごとの仕切板がありません。

各ブロックを隔てているただの板は写真の通りあるのですが、打席間に仕切り板はありません。

仕切り板がないと……?

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日本在住時、私はゴルフ練習場に勤めていました。

なので、初心者にとっていかに仕切り板が大事かを知っています!

私もゴルフを始めた時はあっちこっちにボールを飛ばしていました。

ゴルフ練習場勤務時に一番驚いたのは、打席後方の天井についている蛍光灯にお客様の打ったボールが当たり、割れてしまったこと。

シャンクしたらどうするんだろう?

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ゴルフはとても楽しいスポーツですが、同時に危険なスポーツでもありますよね。

どこにボールが飛んでいくかわからないし、防具は一切なし、他のスポーツで使用するボールよりゴルフボールは硬くて小さく、破壊力があります。

危険防止に仕切り板はとても役立つと思うのですが……。

ヨーロッパの練習場とゴルフ場はメートル表記

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日本ではヤード表記ですが、ヨーロッパはメートル表記が普通です。

1メートルは約1.0936ヤード。

微々たる差に見えますが、距離が長くなればなるほどその差が大きくなるので、はじめは慣れずに苦戦しました。

その代わり、距離表示に頼らず、目測や自分の感覚を大事にするようになりました。

それによって距離感も養われるのではと期待しています。