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Gridge編集部

“この飛び、筋金入り”、3人の契約プロもお気に入り!

こんにちは、Gridge編集長のじゅんやあくです。筋金は入っていません。

さて、そんなわけで、各所で「“筋金入り”って何だ?」と話題になっていたブリヂストンの新ドライバー「TOUR B(ツアービー)XD-3」をはじめとするニュークラブの発表試打会が、8月6日、東京・丸の内のブリヂストンゴルフガーデンTOKYOで行われましたので、その模様をご紹介します。

ところで、“筋金入り”って?

詳しくは下記リンク先を見てもらいたいのですが、柔らかいカーボンクラウンに硬い金属弦「POWER STRING(パワーストリング)」を組み込むことで、インパクトでたわんだクラウンの復元スピードをアップさせ、初速アップを追求したとのこと。

クラウンにうっすら見える、平行に何本も走る線がこの「POWER STRING=筋金」なのです。

この発想、クルマのタイヤがゴムの中にスチールコードを入れて剛性をコントロールしているということから得たといいます。

世界最大級のタイヤメーカー、ブリヂストンならではですよね!

契約プロがこぞってスイッチ!

最初に、同社契約の近藤智弘プロ(中央)、堀川未来夢プロ(右)、木下稜介プロ(左)が登場し、クラブフィッターの鹿又芳典氏が3人に話を聞きました。

近藤「初めて打ったときから曲がらなかった。曲がらないってことは、芯に当たっているからってことだし、曲がらないとわかると安心して振れます。結果、飛ぶことになります」

堀川「飛距離も伸びたし、曲がり幅も小さくなった。直進性が高いです」

木下「まず、打感が柔らかい。球をコントロールしやすい。いいドライバーは3球打てば分かるのですが、データを見たら、スピン量が2800回転くらいから2400回転くらいに減りました」

と、3人ともベタボメ。

近藤、堀川の2人はR&Aの公認が下りる前からテストして気に入り、公認直後からすぐに使い始めたそう。

特に堀川は、2017年のドライビングディスタンスが275.7ヤード(83位)だったのに対し、今季国内開幕戦となる東建ホームメイトカップから同ドライバーを使い始めた今年は279.69ヤード(59位)、フェアウェイキープ率も2017年55.34%(38位)→2018年59.02%(38位)と、いずれの数値もアップさせています。

「飛んで曲がらない」はウソじゃない!?

早速打ってみました。

クラウンのたわみというよりもむしろ、クラウン自体の剛性感が感じられるせいか、ボールが柔らかく感じます。

そのため、打感としてはしっかりとした手応えがありながらも、球持ちがよく、ボールをコントロールできる感覚です。

球離れは速く感じないのに、数値を見ると、初速は速く出ています。

ボールの曲がり幅も、少なく感じられました。

堀川プロが「インパクト時のフェース面の方向にそのまま飛んで行く」と言っていたように、スイングに忠実に飛んでいく感じです。

ただし、開発者の方が「前作のJGRはクラウンのたわみを打ち出し角と高初速に使ったが、今回はすべてエネルギーを前に伝えるため、初速アップのために使いました」と言っていたように、球が上がりやすいドライバーではないようです。

選ぶときは、ロフトで見栄を張らないほうがいい結果が得られそうです。

フェアウェイにも筋金入り! アイアンは3機種!

同時に、フェアウェイウッドとユーティリティと3機種のアイアン、2機種のウェッジが発表されました。

フェアウェイウッド「XD-F」は、3W、5W、7Wの3ロフトで、3Wと5Wに“筋金”が入っています。

ユーティリティ「XD-H」は、H2(18度)、H3(21度)、H4(24度)の3ロフトです。

写真は左から3W、5W、H3です。

アイアンは、ポケットキャビティの「X-CBP」、キャビティの「X-CB」(堀川、木下使用)、ハーフキャビティ(#3~#7)とマッスルバック(#8~PW)のコンボセットとなる「X-BL」(近藤使用)です。

ウェッジは、ティアドロップ型で出っ歯タイプの「XW-1」、丸型でグースネックの「XW-2」です。

ドライバー、アイアンなどすでにツアー3勝を挙げている新しい「TOUR B」シリーズ。今後、使用選手の活躍から目が離せませんね!

発売はいずれも9月14日を予定しています。

X-CBP(上)、X-CB(下)

X-BL(上がハーフキャビティの#7、下がマッスルバックの#8)