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とや
アイアンの出球が右に左に!?スイング調整の前に「ライ角」を確認!
こんにちは、ライターのとやです!
アイアンの方向性が定まらず、右に左にまとまらないというゴルファーの方はいますか?
「ボールが右に出るってことはフェースが開いているからだ!」「ひっかけ気味なのはフックグリップが強すぎるからだ」などとスイングをいじろうとするのはちょっと待ってください。
もしかしたらですよ。あなたのスイングには問題なくてもライ角に問題があるのかもしれないんです。
ライ角が合ってないといろいろな弊害が出るんです。ちょっと見ていってください。
目次
アイアンに「FORGED」の刻印があればライ角調整可能
アイアンの素材によってライ角の調整ができるもの、できないものがあります。
アイアンのヘッドを見てみると「FORGED」と刻印されているアイアンをお持ちのあなたは、ライ角の調整ができるものです。
ちなみに「FORGED(フォージド)」とは、「鍛造」という製法を表しています。軟鉄素材が使われたアイアンが、鍛造製法によって作られていることが多いです。
一方、ステンレス素材のものはライ角調整ができないものがほとんどなので注意が必要です。
もしアイアンの買い替えを検討している方で、ライ角の調整も視野に入っている場合は「FORGED」の刻印があるものをチョイスするようにしましょう。
ライ角が合っていない場合は何が起きる?
ライ角が合っていない場合のデメリットを見てみましょう。
・ボールを狙ったところから左右にブレやすくなる
・ミート率が下がる
・飛距離が出にくくなる
・打感が悪くなる
といったデメリットがあります。
ライ角がアップライトになっている場合は、ボールを引っかけやすくなります。
チーピンのミスが出やすい、というゴルファーはもしかしたらアップライト(インパクト時にクラブのトウ側が浮いている状態)になっているのかもしれません。
逆にフラット(インパクト時にクラブのヒール側が浮いている状態)になっている場合、ボールがつかまりにくくなり、スライス系のボールが出やすくなります。
ライ角が合っているかどうか簡単チェック!
ライ角と言われても目で見てすぐにわかるものではありませんよね。
こんなときライ角が合っているのかどうか、簡単にチェックする方法があります。
それはよく練習するアイアンのソールを確認してみることです。
ここでソールのヒール側に傷が多く付いている場合、アップライトに。
逆にトウ側に傷が多くついている場合、フラットになっているということが言えます。
ライ角がぴったり合っている人は、ソール全体にまんべんなく傷がついています。
自分に合ったライ角のクラブを持ってからスイング調整をしよう
スイングの調子がおかしい、と感じるときってスイングそのものが悪いのか、クラブが自分に合っていないのか、どちらか答えられる人ってあまりいないんじゃないですかね。
それはライ角調整をしたことがある人そのものが、ゴルファー人口の中ではおそらく少数派だからです。
練習した成果が出ない、スイングの調整を繰り返していたら崩れてしまった、という方は使っているクラブそのもののライ角が合っていない可能性がありますよ。
まずは自分のクラブのソールを見てみてください。
そこでヒール側やトウ側、どちらかに偏って傷がついていればライ角が合っていない可能性が高いです。
ほんのわずかな違いのライ角ですが、ライ角がぴったりきたときには劇的にミート率や弾道に変化が出るんです。
自分に合った道具って大切ですよ。まずは道具から見直して、スイング調整はそれからにしましょう。