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ゴルフクラブ

zoro

ゴルフクラブの構造がわかればゴルフが上手くなる!?形状と身体の使い方編

ゴルフって難しい!

ドライバーのような遠くへ飛ばす道具から、バンカーやラフからのアプローチで多用されるサンドウェッジ、そしてビリヤードのような繊細なパターまでありますね!

しかし、構造を理解すれば、身体の使い方が想像できますので、ゴルフが上手くなりますよよ!

クラブの構造を理解して、上達しよう!

ゴルフクラブって変な形!

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そもそもですが、ゴルフクラブって変な形してると思いませんか?

細い棒の先にL字型の金属が付いていて、番号順にロフトが付いて上を向いている。

特にサンドウェッジなんか真上を向いているように感じてしまう。

要するに、【ロフトという角度のあるL字型金属の付いたの長い棒】というものがゴルフクラブなんです。

ということで、言葉にしてみても、見た目も難解な道具のゴルフクラブがなぜあんな形なのかを考えてみましょう!

道具を使う球技は何がある?

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球技の中で道具を使って球を打つものって何があるでしょう?

野球・テニス・卓球・ホッケー・ビリヤード・ゴルフ……あたりが主なところでしょうか。

類似系(ソフトボール・スカッシュ・クリケット・アイスホッケー)は主なものに含めるとして、道具についてお気付きの点はありませんか?
 
そう! 地面にある球を打つ球技の道具は【L字型】なんです。

そこで、ゴルフ以外の道具を使う球技を分類してみると、

球が空中コントロール型⇒テニス・卓球
球が空中飛距離型⇒野球
球が地面コントロール型⇒ホッケー 

となります。

あくまでも大まかに分けてということですので、それぞれの球技経験者の皆様、異論はあるかと思いますが、ご容赦くださいませ。

複合的な要素のゴルフとクラブという道具

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前段で分類した球技の道具のほぼすべての要素が含まれているのが【ゴルフクラブ】です。

・地面にある球を打つ『L字型』の要素
・テニス、卓球のようにコントロールしてポイントを狙うラケットの『面』の要素
・遠くへ球を飛ばすバットの『長い棒』の要素
・ゴルフ特有の高く球を打ち上げる『ロフト』の要素

細かく考えてみると、地面にある球を打つ【ゴルフクラブ】の形の理由は以下の3点と考えられます。

①『L字型』
地面にある球を打つのですから、地面に寝転んで地面すれすれかつ平行に、バットでも振れば前に球は飛びます。

しかしそれではパワーが出ない。昔あった野球盤ゲームのバットのような動きをイメージしてみてください(若い人はイメージできないかな?)。

パワーを出すために、立って『長い棒』を振るので手の位置は上にありながら、地面すれすれかつ平行な要素の『L字型』部分を棒の先にくっ付けているんです。

ホッケーのスティックをイメージするとわかりやすいかも!

②『面』
球をコントロールしてポイントを狙って打つので、球との接点は面である必要があります。

ゴルフクラブでいうとフェース面で、平面部分といえばわかりやすいかな?

テニスや卓球のラケットをイメージしてください。

③『ロフト』
高さを必要とするために面に角度が付いている。

球技の中で、一番広大な競技場であるゴルフ場という様々なシチュエーションに対応するために、14本もの道具を携帯することが許されているのはゴルフだけです。

14本の違いはロフトの違いなんです。

と、ここまで説明しましたが、実にわかりづらい!?

そこで、僕なりに要約してみると

「地面にあるボールを遠くに飛ばすために長く L字型をしていて、様々なシチュエーションで高さと距離を変えるため(コントロール)、面がロフトという角度で変えられている14本」

ということになります。

球の高さと身体の使い方! そして道具の関係!

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もしも球が胸の高さにあったら?

上の写真の竹とんぼのプロペラのように、バットやラケット型の道具を持って回転すれば、球は前に飛びますよね!

遠くへ飛ばしたいなら野球のバッティングのように振れば、飛距離は出ます!

足を開いて、上体を捻転させて、腕をロールさせる動きです。

竹とんぼのプロペラが回転軸から垂直にまっすぐ動いているように、肩の位置付近を支点(回転軸)として肩の高さの球(野球だと高めのボール)を打つ場合の動きです。

では、球が膝の高さにあったら?

野球でいう低めのボールです。

この場合、まだ膝下の空間がありますので、バットでもラケットでも振ることができますね!

ただ、球が肩の高さより低い位置にありますので、上体を前傾させる必要があります。

上体を前傾させましたので、竹とんぼでいう回転軸は前傾角と同じように前傾します。

人間が棒状の道具を振る場合は、上体を前傾させた状態での肩の位置付近を支点(回転軸)として振る動きになります。

ではではでは、球が地面にあったら?

地面に球があるということは、球より下に空間がないということです。

膝の高さで前傾した竹とんぼの回転軸の前傾角は更に前傾角が増します。

だいぶ、構えづらくなってきましたね! 

そこで登場するのが 『L字型』の道具です。

この『L』の下のライン部分が地面と平行に動いてくれるから当てやすい構造になっているんです。

実は、より斜めになった前傾角をキープし竹とんぼの要領で肩付近を支点(回転軸)として回転するだけで『L』が球を拾ってくれるのです。

その上で、飛距離を出すためには、肩の高さに球があった場合と同様に、立位で足を開き、上体を捻転させ、腕をロールさせる動きが必要ですけどね。

回転は地面と平行ではな-い! 練習時の心構え!

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よく、練習場で「肩を平行に回せ」「水平に回せ」なんていう言葉が聞こえてきますが、これは間違い!

上の写真の松山英樹選手をご覧ください!

おそらく、ウェッジのような短いクラブだと思いますが、見事に前傾角がキープされています。

あくまでも、前傾角に対して肩が垂直に回転しています。

実際には腕は肩の回転面より下に位置しますが、肩は回転軸と垂直! これが重要(竹とんぼのプロペラの動き)です。

当然、長いクラブは『く』の字が緩やかになり前傾角が浅くなります。

短いクラブは『く』の字がきつくなり前傾角が深くなります。

短いクラブほど構えづらくなりますから、強くは振れなくなりますね!

難しいのは、前傾角をキープしたまま上体を捻転させることなんですが、腰の部分で 『く』の字型に前傾させる形をキープさせて捻転させるためには、下半身(脚)はどのように使ったらいいか?

スタンス幅はどれくらいが適当か?

など検証を繰り返しながら練習してみてください。

皆さんそれぞれのアドレスが見つかるはずです。

身につけるべき課題は、前傾角をキープしやすいアドレス! です。

いかがでしたか?

変な形だと思っていた【ゴルフクラブ】が、実は、地面の球を拾いやすくするための構造だったことがご理解いただけましたでしょうか?

言葉で説明するのは難しく、わかりにくかったかもしれませんが、『地面の球を打ちやすくするための、優しい構造』だと思って、これからも【ゴルフクラブ】をかわいがってあげてください!

元クラブフィッターのzoroでした! 

*次回セッティング編を構想中です*