ゴルフクラブ
モハメドアリモト
【あなたのスイングテンポは何拍子?自分のテンポに合ったシャフト選びしてみませんか?】☆失敗しない、クラブ選びのヒント教えます。
昔、ゴルフレッスン書で『スイングテンポ』について詳しく説明された本を拝読した事がありまして、その書には「プロ・アマ問わず、スイングは『始動から終点(フィニッシュ)』まで一定のリズムを刻まなくては、毎回安定したショットは期待できない!」と記述されていました。
自分もフィッティングで思う事は、『シャフトの調子や挙動についても、各々のスイングテンポに合わせるとより振りやすいクラブに仕上がる』と・・・。
そこで、例えば『イチ・二』のテンポ・2拍子でスイングされる方にマッチするシャフトはどんなシャフトがあるか?
また、いわゆる『チャー、シュー、メン』の3拍子でのスイングに合うシャフトは・・・という具合に、今回はチョット違った視点からのシャフト選びをご紹介したいと思います。
ご興味のある方は最後までお付き合いいただきますようよろしくお願い致します。
では、始まり始まり・・・。
目次
その①、あなたのスイングテンポは何拍子ですか?
まず本題に入る前に、スイング中タイミングを取るために『テンポ(リズム)』を頭の中で鳴らしていますか?
僕は、始動からフィニッシュまで『3拍子』を数えています。これは、ドライバーからパターまで同じリズムで振っています。
そうする事で、悩んで固まってしまいそうな時もとにかくテンポ通りに『最後まで振り抜いてしまう』という事で自然にギコチナさが取れて、大きなミスにもつながらないようです(ミスの確率が減るという事ですよ!笑)。
そこで、皆さんはどんなテンポ(リズム)で振っているでしょうか?
リズムは、大きく分けて3パターンのリズムに振り分けられます。
①2拍子 ②3拍子 ③4拍子が代表的です。
始動を何拍目にするか? で拍数の違いは出るかもしれませんが、おおかたこの3パターンに当てはまります。
どれが良くてどれが悪いという訳ではなくて、どのテンポでスイングを完結すればスムーズに身体が動くか? という指標的な事です。
もし、今現在リズムを意識してスイングしていない方はぜひ、ご自分のリズム(タイム間)を測ってみてください。
スイング軌道の安定にもつながりますので、まずはお試しあれ。
その②、2拍子のリズム感の方に合うシャフトは?
では、2拍子のタイミングでスイングすると一番振り心地が良いというタイプの方に合うシャフトを紹介していきます。
まず2拍子(音楽でいうと、行進曲やサンバのリズム)で振るスイングの特徴は1拍目でテークバックしたら、次の2拍目でフィニッシュまで一気に振り抜くタイプの方になります。
どちらかというと、トップの位置から間(ま)を作らず一気に振り抜くタイプの方ですので、マッチするシャフトの特性は、手元側はシッカリ目でインパクトからドンドン加速して行くような『先調子系』のシャフトがマッチすると思います。
逆の手元側が緩く、切り返しでのタメが大きくなるような特性のシャフトではタイミングを取りづらい方が多いようです。
2拍子という事は、トップからインパクトにかけて一気に振り抜きますのでヘッドが開き気味に入りやすくなります。
なので、シッカリインパクトでヘッドが返る・加速するようなシャフトが合うという訳ですね。
また、少し重量を軽目にして、長さを長めにするようなセッティングでクラブを仕上げるのもアリだと思います。
とにかく、先端の動きがあるシャフトを選ぶ事をおススメ致します。
その③、3拍子のリズム感の方に合うシャフトは?
次は、3拍子。
音楽でいうと、ワルツのリズムですね! また、昔よくレッスン書でみた『チャー、シュー、メン』にあたります(元ネタはマンガですけどね)。
1のタイミングで始動し始め2でトップ、3のタイミングでフィニッシュまで振り抜くという感じですね。
2拍子のリズムと少し違うのは、切り返すタイミングが若干遅れるという所です。
これにより“ゆったり”したイメージのスイングになります。
よって、このタイプのリズム感に合うシャフトはシャフト全体でしなるようなオーソドックスな挙動をする『中調子系』のシャフトがおススメです。
先端と手元はさほど動きがなく、身体に同調するような動きをする『中調子系』のシャフトは、3拍子リズムの方特有の始動からフィニッシュまで一定の『ちから配分』で振り抜くスイングにはピッタリ当てはまると思います。
軟らかめのシャフトでもタイミングよく振る事ができる方が多いのも、このリズム感でスイングされる方の特徴です。
長め・軟らかめのシャフトでクラブを仕上げれば、飛距離も出てよいセッティングになると思います。
シャフト選びのポイントは、何よりもクラブと身体が同調できるようなシャフトを選ぶ事です。
その④、4拍子のリズム感の方に合うシャフトは?
最後に、4拍子のリズム。音楽でいうと日本の曲(民謡・童謡)ほとんどがこのリズムですね!
さてこれをスイングに置き換えると、4拍子でイメージするとわかりづらいと思うので・・・。
簡単にいうと、テークバックから切り返しのタイミングで一拍(半拍)間ができるようなスイングですね。
例を挙げると、松山選手のようなトップで間ができるスイングです。
このようなタイミングの方は、トップから切り返す際、シャフトにしなりを感じて“粘り”感のある『元調子系』のシャフトがマッチすると思います。
切り返しで、間を作った後は一気にインパクトまでヘッドを押し込んで行くために、元調子の特徴である先端の硬さも必要になります。
インパクトでシャフトが暴れるようでは折角できたスイングの間が無駄になりますからね!
また、トップで間はできるがさほどインパクトでボールを叩きにいかず、スイングで振り抜くという方には、ダブルキック要素(中間剛性が高く、先と元側にしなる要素がある)のシャフトもおススメです。
どちらにしても、このテンポでタイミングが取りやすい方には、手元側で自然とタメができるシャフトを選ばれる事をおススメ致します。
その⑤、今回のまとめ
いかがでしたか? 今回は、チョット違った目線からのシャフト選びについて紹介させていただきました。
スイング中のリズムは、意識してスイングされる方とそうでない方といらっしゃいますので、すべてがこれに当てはめられる訳ではありませんが、リズムの取りかたによってはテンポよく打てるシャフトとそうではないシャフトが必ず出て来ると思います。
なので、今ご使用中のクラブで『どうも、スイング中タイミング良く振り抜けないなぁ?』なんてお悩みの方には、上手い解決策につながるかもしれませんので、ぜひ、お試しくださいませ。
それでは、今回も最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
〜最高の1打とその次のステップのために〜
また次回まで。。。
押忍・感謝