ゴルフクラブ
Gridge編集部
マスクド試打マンの一討両断!辛口試打レビュー②ローグ サブゼロ ドライバー
元トーナメントプレーヤーにしてヘッドスピード50メートル/秒(m/s)オーバーのプロゴルファー“マスクド試打マン”が、素性を隠すことにより忖度(そんたく)を排し、遠慮のない意見を述べるという画期的な新作クラブ試打コーナーです。
第2回目となる今回は、キャロウェイに移籍したセルジオ・ガルシア選手が、移籍直後に使用して優勝したことでも話題の、ローグ サブゼロ ドライバーです。
昨年発売されたエピックシリーズ同様、「ジェイルブレイクテクノロジー」による飛びが魅力のモデルです。
試打クラブは、ロフト9度、シャフトは純正カスタム(ツアーAD IZ-6)のフレックスSです。
※なお、この記事ではマスクド試打マンの意向により、「打つ」を「討つ」と表記しています。赤穂浪士の生まれ変わりなのかもしれません。
(取材協力:スタジオCGA)
構えてみると?
ソール形状が改善されたのか、ヘッドの座りがいい。
ポンっと地面に置くと、スッとターゲット方向に向きやすいぞ。
討ってみると?
飛距離性能は、エピック同様、かなりハイレベルだ。
しかし、“エピックよりやさしい”ということをうたっているようだが、実はそれほどやさしくない。
ただし、つかまりということに関して言うと、エピックよりはつかまる。つかまるけど、ボールは浮かない。
シャローバックで、フェアウェイウッドを討っているような気分になるが、浮かない。
ヘッドスピードに自信がないヤツは、手を出すとケガするぜ。
打感は、柔らかくてオレ好みだな。
試打データ
ヘッドスピード:52.8m/s
ボールスピード:76.6m/s
ミート率:1.45
打ち出し角:12.9度
バックスピン量:2100rpm
キャリー飛距離:308ヤード
総飛距離:334ヤード
(ボールはタイトリスト プロV1x、データ計測はGC2を使用)。
試打クラブ計測データ
スタジオCGAで計測した試打クラブのスペック:
長さ:45.5インチ
重さ:309.7グラム
バランス:D2.5
リアルロフト:9度
振動数:258cpm
マスクド試打マンが一討両断!
以下、5段階評価(3が平均)と対象ヘッドスピード、どんなゴルファーと相性がいいかを伝えよう。
上がりやすさ:2
つかまりやすさ:4
方向安定性:4
操作性:3
飛距離性能:5
対象ヘッドスピードは45m/s~、ヘッドスピードの速いスライサー、エピック サブゼロでは球がつかまらなかったというヤツにオススメだ。