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ゴルフクラブ

モハメドアリモト

【流行の兆しあり!アイアン型ユーティリティのすすめ】☆失敗しない、クラブ選びのヒント教えます。

ここ最近では、あまり見かけなくなっていた『アイアン型ユーティリティ』。

その形状から、上級者やハードヒッターの限られた方からは根強い人気があるクラブでしたが、最近では再びプロが使用するようになってきたおかげで、徐々に注目を浴び出してきているようです。

6番以上のロングアイアンをミスなく打つ事は、大半のゴルファーが苦手としている所で、ウッド型ユーティリティ等に交換している方も多いと思います。

しかし、アイアンからの形状の違和感や、逆に非常に打ちやすくなった事で『球がつかまり過ぎたり』『距離が思っていたよりも飛び過ぎたり』と一長一短な面も出ているようです。

そこで、今回はアイアンより間違いなく打ちやすく、ウッド型ユーティリティよりも操作性・方向性に優れた『アイアン型ユーティリティ』のフィッティングについて、詳しく説明して行こうと思います。

今回も最後までお付き合いいただきますようよろしくお願い致します。

では、始まり始まり・・・。

その①、アイアン型ユーティリティの特徴は?

アイアン型ユーティリティとは、アイアン形状のまま全体的にサイズアップした、ソール幅も分厚くロングアイアンの距離をカバーするような、比較的アイアンに近いクラブを指しております。

昔からいわゆる『タラコ』という愛称で人気があります。

ロングアイアンをミスなく、打ちやすくするために開発されたクラブですので、3番アイアンや4番アイアン等の、アマチュアにはミスが多く難しいとされている番手の距離を楽に打てるようになるという事で、人気がありました。

しかし、クラブ技術はより進化し、それよりも『もっと打ちやすく』かつ飛距離性能も上がったウッド型形状の製品が台頭し、ココ近年では、アイアン型をバックに入れる人は少なくなっていました。

ところが、最近のユーティリティは『簡単』になったが故の『飛び過ぎ』や『つかまり過ぎ』といった問題点も出てくるようになり、狙った距離通り・ロフト通りの番手飛距離が正確に狙える、今回の『アイアン型ユーティリティ』が再び見直されるようになってきたのです。

アイアンに極力近い形状ですので、構えやすくアイアンの打ち方のままで対応できるので

『正に打ちやすいロングアイアン』といったイメージです!


RomaRo ロマロ ユーティリティ 【Ballista HYBRID BH-001】 【NS 950GH】 装着モデル

その②、形状を上手く選べば、アベレージゴルファーでも使えるクラブ

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最近、発売されているアイアン型ユーティリティは形状も多様化がみられ:

①『よりアイアンに近い形状で操作性・構えやすさに特化した形状』
②『形状はアイアン型であるが打ちやすさ・許容性に特化した形状』

と分類されているようです。

中でも②の形状であれば『アイアン型は難しい!』というイメージがなく扱いやすく、アベレージゴルファーでも十分扱えるクラブが見つけられると思います。

特に、当店でも人気のRomaRo「バリスタハイブリッド」や、フォーティーンの「 HI877」等のモデルはミスに強く、構えやすいという事で高い評価を得ております。

①に見られるようなユーティリティーは、操作性を何よりも重視しておりますので、『アイアンよりは格段に打ちやすい』『けどやっぱり、アイアンが好きだ』という方が好まれる感じが強いです。

②のようなユーティリティーは『アイアンとウッド系ユーティリティーの中間的なモデル』といった感じで、『アベレージでも楽にミスが少なく打てるロングアイアン』といった趣きです。

1つ上の壁を越えたいアベレージゴルファーには、ぜひとも使っていただきたいクラブです。


FOURTEEN(フォーティーン) ユーティリティ HI877 UT アイアン

その③、アイアン型ユーティリティはシャフト選びで、扱い易さが格段に変化する。

アイアン系ユーティリティは、ヘッド形状が比較的小さく、ウッドよりも重心距離も短いので、挿(さ)すシャフトによって特徴が変わるのも大きな特徴です。

例えば、

①今現在アイアンセットで使用しているシャフトとまったく同じ種類・スペックと合わせれば、『振った感じはアイアンと同じで、打ちやすさだけやさしく変化する』という効果が。

②今現在のアイアンシャフトよりも、軽目でシャフトの撓(しな)りも少しある、いわゆるスペックダウンの選択をすれば、『打ちやすさや操作性の違いは格段に別モノ! しかし、アドレス時の視覚効果や打ち方は今まで通り』という効果が期待できます。

私がよくおススメしているのは、『シャフトの種類は同じモデルで、シャフト重量帯のみ軽目』(例えば、90グラム台モデルから80グラム台へ)にします。

これなら、硬さや撓り方はさほど変化なく重量だけ変化していますので『ロングアイアンを打ちやすく』というコンセプトにはピッタリです。

また、アイアンと同じ素材に合わせる方が、アイアン型のユーティリティにはマッチしていると思います。

アイアンがスチールならスチール、カーボンならカーボンを・・・といった具合です。

その④、プロもやってる! やさしいアイアンをユーティリティ替わりにする!

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最後に、ロングアイアンを打ちやすく、実戦的なセッティングにするために、ミスの出やすいロングアイアンのみ、今使用中のアイアン形状よりも大きくてやさしいアイアンにチェンジする、という方法もあります!

例えば、アイアンの形状がマッスルバックなら、ミスの出る番手からキャビティにするとか、ご使用のアイアン形状がキャビティならよりやさしいポケットキャビティに・・・といった具合です。

シャフトを軽くして、さらにヘッド形状もやさしく、ミスに強いヘッドへ交換すれば自ずとミスも減り、頼れる1本に変化するでしょう。

しかし、ココでも注意しなくてはいけないのが『飛び過ぎたり・つかまり過ぎたり』というデメリットが出過ぎないようにセッティングする事です。

『飛距離は出るが方向性が・・・』なんて事では、せっかく正確性を重視しようとしているのに、意味がありませんからね!

また、装着するシャフトはアイアンと同等のスペックか、少し重量を軽くする程度で良いと思います。

打ちやすいといっても、ユーティリティではなくアイアンを組み合わせる訳ですから、それに近いセッティングをおススメしております。

まずは、打ち比べてみてはいかがでしょうか?


TAYLOR MADE(テーラーメイド) M2 アイアン 2017年モデル ロフト角:19度 番手:I#4(写真は#6)

その⑤、今回のまとめ

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いかがでしたか?

今回は、最近人気復活の兆しが見られる『アイアン型ユーティリティ』についてお話させていただきました。

よりコースで使える実戦的なクラブセッティングを考えて行くと、『狙った距離、ポイントをシッカリ狙える』ロングアイアンの替わりが必要になってくるようですね!

また、考え方によっては、大き目なウッド型ユーティリティで違和感を抱えて使うなら、場面に応じてアイアン型ユーティリティと使い分けた方が、結果につながると思います。

プロが最近、やさしいポケキャビアイアンをロング番手だけ入れているのはそんな観点からだと思いますよ!

きっと、好結果が期待できるはずですから、ぜひ一度試してみてください!

では、今回も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。    

〜最高の1打とその次のステップのために〜
また次回まで・・・
押忍・感謝