ゴルフクラブ
GREEN MAN
異例の賞金王! 5つのメーカーを使って池田勇太はクラブ契約フリーの成功例。
今年の男子ツアーで年間3勝を挙げ、賞金2億円を突破して、初の賞金王となった池田勇太。
実は池田勇太は、使用するクラブについては異例とも言える賞金王なのだ。
昨年まではブリヂストン契約、今年からクラブ契約フリーに。
2015年までは、ブリヂストンスポーツの顔とも言える存在だった池田勇太。
プロ入り以来、ずっとブリヂストンのクラブを使い続けてきており、実はアマチュア時代もほとんどのクラブはブリヂストンだった。
それを2016年からは一新して、クラブ契約がフリーになった。
その結果、池田勇太は5つのメーカーを駆使して14本のクラブセットを構成していたのだ。
ドライバーはプロギア、FWはキャロウェイと複数メーカー使い。
一流選手は、ほとんどが大手メーカーとクラブ契約を結んでいるのが通例。
賞金王を獲るほどの選手がクラブ契約がないのは異例のこと。
しかも池田勇太のセッティングを見ると、複数のメーカーのクラブを使っているのが特徴。
まずはドライバーにはプロギアの「RS Fドライバー」を使っている。これは叩けるドライバーとしてアスリートに人気のモデル。
さらにキャロウェイは、契約プロの多くが愛用している「XRフェアウェイウッド」を使っている。
アイアンは国産生産のヨネックスの”こだわり系”軟鉄鍛造。
ウッドだけでも複数のメーカーを使っているが、アイアンになるとまた別のメーカーを使用。
アイアンにはこだわりの強い池田勇太が選んだのは意外にもヨネックスの「N1 CBフォージドアイアン」だ。
これはヨネックスが国内の自社工場で製造している軟鉄鍛造のアイアン。
しかも、ただの軟鉄鍛造ではなく、ヘッド内部にはグラファイト製振材を使用していることでさらに、打感のよさを向上させている。
さらにウェッジではタイトリストの「ボーケイシリーズ」を使い、パターでは「オデッセイ」、ボールでは「ブリヂストン」を使用。
クラブ契約を結んで、ひとつのメーカーで統一しているプロと違って、ドライバーからアイアンまで、そのメーカーの特性を生かした池田勇太のセッティングは、アマチュアには最高の見本だ。