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ゴルフクラブ

ミラクルゴルファー★まもプ(蝶首亭塗立)

男子ツアープロゴルファーの来季に向けた就職活動

華やかに日本シリーズが終了して各賞の表彰が都内のホテルで行われていますが、シードを逃した(来年の仕事場を逃した)男子プロはクオリファイングトーナメントと言われる来年の就職活動を行っています。

トーナメントよりもエキサイティング

トーナメントよりもエキサイティングだと言う人もいます。

ファースト・セカンド・サードと勝ち上がったプロとシードを逃した男子プロがファイナルクオリファイングトーナメントという6日間の戦いを行っています。

トーナメントへの出場選手

トーナメントへの出場できる選手はそれぞれのトーナメントで最大出場枠が決まっています(時期などで日没などの都合などを考慮して決定されています)日本国内男子の場合は80名~140名くらいになることがほとんどです。

その出場枠を下記の出場優先順位により決定しています。

1) 賞金王(5年間)
2) ツアー選手権・日本OP・日本プロ優勝(5年間)
3) 日本シリーズ優勝者(3年間)
4) ツアー優勝者(2年間)
5) 賞金ランク60位まで
6) 25勝以上(永久シード)
7) 会長推薦
8) そのツアー優勝者(5年間)
9) そのツアー10位以内(翌年)
10) 直近の試合10位以内
11) チャレンジ賞金ランク1位
12) チャレンジ年間3勝
13) JGTO指定トーナメント優勝
14) リランキング10位
15) USPGA・ヨーロピアンツアーメンバー
16) ワールドカップ・日韓対抗戦日本代表
17) トーナメント年間複数優勝者
18) 生涯獲得賞金25位以内
19) アジアンツアー賞金ランク1位
20) 賞金ランク61位~75位
21) 特別保証制度適用者
22) チャレンジトーナメント賞金ランク上位
23) QTランク1位~35位
24) 賞金ランク76位~100位
25) QTランク36位以下
この中の「QTランク〇〇位」というものを争うのがファイナルクオリファイングトーナメントとなります。

クオリファイングトーナメント(QT)へ参加している全てのプロにはQTでの順位が付いていてその順番に出場枠が回ってくる仕組みになっています。

あくまでも優先順位を決定しているので21のカテゴリーまでで出場枠が埋まっている場合はQTランクでの出場ができないことにもなります。

いずれにしてもかなり厳しい戦いとなるのがクオリファイングトーナメントなのです。

ファンなどにはこのシステムが浸透していないので「トーナメントへ出場すること」がどんなに難しく凄いことなのかがわかりにくいのですが、トーナメントよりもエキサイティングで見応えのある戦いなのです。

残念ながら現時点では、会場はもちろんTVやニュースなどでも観戦することはできないのが残念なことです。