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ゴルフボールのディンプルとは?飛距離に影響するディンプル数
ゴルフボールを選ぶ際に、ディンプル数というものがカタログなどに載っていると思います。
実はディンプル数はボールの飛距離に大きな影響を与えるのです。
ディンプルとはどんなものなのか、ディンプルの数などをご紹介します。
ゴルフボールのディンプルとは?
ゴルフボールを選ぶ時に、カタログなどに「ディンプル」という単語が書かれていることがあります。ディンプルとは、ゴルフボールにあるデコボコのことを言います。
ディンプルの形状・深さ・数は、意外にもゴルフボールによって異なっています。メーカーの特許の対象になっているほど重要な部分なのです。
初心者はつい手頃な値段のゴルフボールを購入しがちですが、ディンプルはボールの飛距離に影響があるのでぜひ考慮に入れてみてください。
ディンプルはなぜあるのか?
もともとゴルフボールはつるつるのボールを使っていたそうですが、傷がついたり、へこんだボールのほうが飛んだことから今のような形状になったそうです。
ゴルフボールは回転しながら飛んでいきますが、その際にディンプルがあると空気の流れが生まれやすく、ボールを上に飛ばそうという揚力が強く働くのです。
また、空気抵抗を小さくする効果があるため、ディンプルがあるものとないもので比較するとディンプルがあるほうが圧倒的に遠くまで飛ぶのです。
一般的なディンプルの数とは
ボール1個あたりの一般的なディンプルの数は300〜400個前後のようです。
ディンプル数が多いほうが揚力が増えるため滞空時間が伸びますが、多過ぎると逆に吹き上がりが出てしまい飛距離が落ちる場合もあります。
ボールの飛距離を左右するのは、内部構造とディンプルの数や形状、それを効率良く配置する技術力です。
最近では、ディンプルの深さや形状、配置バランスなどを工夫した商品が多彩に展開されています。
最近のゴルフボールのディンプルはどうなっているのか
2016年にディンプルで話題になったのは、ミズノのゴルフボール「JPX DE」です。
通常のディンプルに加え、プチディンプルと呼ばれる小さなディンプルを設けています。ディンプル数は世界最多の566。
ボールを打った際に通常ディンプルが高速でボールを高く飛ばします。曲がりにくく真っすぐ力を伝えることで飛距離が出ます。
さらに、プチディンプルは落下速度を遅くする効果があるので地面に接地するまでの時間を極端に増やすことでき、飛距離を稼ぐことができるのです。
いかがでしたか?
ゴルフボールのデコボコはあまり関係ないと考えられがちですが、ボールの飛距離に大きく影響するのでゴルフボールを購入する際はディンプルにも注目してみてください。