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ゴルフクラブ

Luke

冬には冬用のドライバーが必要です!どうすれば冬用ドライバーが手に入る?

こんにちは、Lukeです。

今回は冬用のドライバーにについて説明します。

多くの人は、「冬用のドライバーって何?」と思うはずですが、その効果と考え方を知れば、自分も用意してみたいと思うはず。

その有効性を理解して、今年の冬は皆さんも冬用のドライバーを試してみましょう!

冬場のゴルフとは!?

(c)GettyImages/SteveStone

ゴルフは、雪さえ積もらなければオールシーズン楽しめるありがたいスポーツなのですが、どうしても冬場なるとボールが飛ばなくなったり、上手くスイングできなくなって、調子を崩してしまう人が多いのではないでしょうか。

これらの問題は、ボール自体が冷えて表面が硬くなる、厚着でスイングの感じが変わる、など諸々の原因が考えられますが、実はその中でも大きな影響を受けているのが、ドライバーのシャフトの硬さが変わってしまうことなのです。

気温が下がるとシャフトが硬くなる。

この現象が少なからず起きていて、多くのゴルファーはその変化への自覚と対応が不足しているので、ボールが飛ばない、上手く打てない、という状態が生まれています。

ところが冬用のドライバーを1本用意すれば、そのような状態が一気に改善されて、たとえ寒い中で厚着でプレーしたとしても、ナイスショットが可能になるのです。

ドライバーは気温の変化でフィーリングが大きく変わる!

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気温の変化に最も敏感なクラブはドライバーです。

それはシャフトの長さが一番長いことと、シャフトの材質がスチールではなく、カーボンシャフトだということが影響しています。

シャフトの長さが長いほうが、温度変化の影響を受けやすいことは、誰もがなんとなくイメージできると思いますが、カーボンシャフトのほうがスチールシャフトよりも温度変化の影響を大きく感じることは意外な現象でした。

素材だけの特徴ならば、カーボン素材のほうが、スチール素材よりも温度変化に強いはずだからです。

ところが製品としてでき上がるカーボンシャフトは、デザインのためのカラーシートが貼ってあったり、塗装が施してあるので、その点が温度変化の影響を受けやすくなっているのかもしれません。

当然その温度変化の影響は、寒いだけでなく、暖かい場合にも表れています。

夏場のほうがボールが飛ぶと感じるのも、それはボールだけの影響ではなく、シャフトの動きが変わっていることも影響しています。

またこの現象は、冬場のドライバー選びに大きな影響があることも忘れてはいけません。

冬場に室温25℃のゴルフショップで試打して、打ちやすいからと購入したものの、気温10℃の練習場やコースではまったくフィーリングが変わって、上手く打てない現象が起きても不思議なことではありませんよ。

冬用ドライバーの概要

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それではどんな冬用のドライバーがよいのか?

ここまでの説明を理解してもらったうえで、ここからは自分に合った冬用のドライバーについて考えてみましょう。

通常のシーズン中の平均気温を25℃、冬場の練習やラウンドの平均気温を10℃とすれば、その差15℃の変化を見越したクラブセッティングを考えることになります。

具体的には、1ランク柔らかめのシャフトのフレックスを選択することがまず第一案になるでしょう。

通常のシーズン中に打ちやすかったシャフトがSフレックスならば、SRを選択することになります。

ただし、厚着のためにスイングの可動域などが制約を受けてしまうことも考えると、シャフトの長さを0.5インチくらい短くして、フレックスをSからRまで柔らかくする方法もよい選択でしょう。

このような考え方で、冬用のドライバーの概要を決定します。

冬用のドライバーのセッティング方法

さて、冬用のドライバーの概要が決まったら、最後に秘密のセッティング方法でバッチリと仕上げてみましょう。

そのセッティング方法とは、鉛のテープをシャフトの先端(チップ側)に一巻きすることです。

この方法によって、柔らかくしたシャフトに「しっかり感」が出て、通常のシーズン用のシャフトと同じフィーリングで振れるようになります。

簡単に言えば、シャフトのチップカットをしたような効果が得られるのです。

多くの女子プロのシャフトはチップカットでセッテイングしてあるので、柔らかめのセッティングなのに、しっかりとした手応えのあるクラブに仕上がっています。

しかし一般的なゴルファーにとって、チップカットはなじみの薄いセッティング方法であり、ゴルフ工房に通うようなマニアなゴルファー以外は経験したことがないはず。

そんなチップカットの効果を気軽に試せるのが、今回紹介した鉛のセッティング方法なのです。

少し柔らか過ぎると感じれば、まずは一巻きしてみましょう。

貼り方にはコツがあり、ピタッと巻く方法と、何回か貼り直して鉛に「シワ」ができるように貼る方法と2通りあります。

それだけでもフィーリングが変わるので、自分の好みに合わせてください。

柔らか過ぎる場合は、2列に並べて巻く方法もあります。

こちらの経験上では、鉛のテープ一巻きが、0.5インチのチップカットと同等の変化になると思います。

もちろん、必ずしも鉛の調整が必要なわけではないので、その点は自分の感覚に合わせて考えてください。

冬のゴルフをもっと楽しみましょう!

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今回紹介した冬用のドライバー。

上手く決まれば、通常のシーズン中のような飛距離とフィーリングで冬場のゴルフを楽しむことができます。

もちろん通常のシーズン用のドライバーでもプレーは可能ですが、冬場だからと言って硬いシャフトを無理に振ったり、スイングを変えてしまうのは得策ではないでしょう。

練習量の少ない人こそ、クラブに助けてもらうべきなので、この冬に冬用のドライバーを1本用意してみてはいかがでしょうか!?