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地クラブ界のエース格!?プログレスBB4に今話題のTPTシャフトで打ってみた

皆さんは地クラブを使ったことありますか?

地クラブは、一般的な大手メーカーのテーラーメイドやキャロウェイみたいに大手量販店には並ぶことはなく、ゴルフ工房で購入するのですが、中にはメーカーのこだわりが非常に詰まった個性的なクラブが存在します。

地クラブ界で有名なメーカーですと、エポン、ロマロ、ムジーク、マスダゴルフ、GTD等々、名前を出せばキリがないほど数多くのメーカーがあります。

今回はその中でも衝撃を受けたプログレスBB4を紹介します。

また、シャフトも新興メーカーのTPTシャフトを紹介します。

ほとんどのゴルファーはグラファイトデザイン、フジクラ、三菱ケミカル、USTマミヤのいわゆる4大シャフトメーカーを使用していると思いますが、PGAでもジワジワと勢力を伸ばしているシャフトです。

BB4について

地クラブを調べている方なら、結構聞いたことがある人も多いと思います。

個人的には、地クラブ界でもトップクラスの飛距離性能を持っているクラブだと思っています。

あまりの人気に発売当初は欠品が長く続き、オーダーしてから数ヶ月待ちという方や、取り扱い工房に片っ端から連絡して遠方まで買いに行った人もいると聞いてます。

ヘッド性能その1

高初速、低スピン。

このワードだけ聞くとほぼ100%どこのメーカーも宣伝していますが、その手法を紹介。

最近はかなり多くなったソールのフェース側の溝。これが蛇腹のように設計してあります。

その蛇腹ソールがインパクトの衝撃をしっかり受け止めバネのように働くことで高初速を実現してます。

さらにこのバネのような効果によってボールが潰れ過ぎるのを抑え、低スピンを実現します。

また、バネの効果の副産物として、インパクトの時に非常に独特なボールがフェースにくっつく感覚が生まれました。

ヘッド性能その2

ミスヒット時の飛距離のロスを軽減。

先述のバネ効果にはミスヒット時の飛距離のロスを軽減する効果があるそうです。

最近のヘッド設計のトレンドとして重心を深く作るのが流行ってます。

しかしこの設計では、ギア効果でロフトが増えてインパクトの時にバックスピンが増えてしまうデメリットが存在します。

しかし、このバネ効果によってギア効果が発生した時にもバネが作用し、ロフトが増えることを軽減し、ボールの吹け上がりを抑え飛距離のロスを大幅に軽減しています。

新興シャフトTPTとは?

近年ゴルフ界に参入した新興シャフトメーカーです。

有名な方ですと、ジェイソン・デイ、ブライソン・デシャンボー、ジャスティン・ローズ、星野陸也等の名だたるプロの使用履歴があります。

どんなシャフト?

まず第一に画期的なのがシャフトスパイン(背骨)が存在しないシャフトであるということ。

一般的なシャフトは、製造工程でカーボンシートのつなぎ目ができてしまい、一部だけしなり方が違う部分ができてしまいます。

しかしこのシャフトは超々高精度で製造しているのでシャフトスパインが存在しません。

その精度の高さは動画を見ていただけると分かると思います。

一般的なシャフトとTPTシャフトを固定しヘッドを弾くと、TPTは一定方向に最後まで振れ続けるのですが、一般的なシャフトは回ったり方向がブレたりとしなり方が一定ではありません。

コレがスイング中だったらどうでしょう?

せっかく完璧なスイングができたとしてもシャフトが毎回異なるしなり方をしてしまったら元も子もないですよね。

製造はすべて機械加工

一般的なカーボンシャフトの巻き方を調べると、大体出てくるのが工場での手作業。

カーボンシートを芯に巻いてアイロンみたいなもので接着しての工程です。

この手法だと巻いた人の圧力や手の置く位置、接着剤の量などどうしても誤差が生まれます。

実際、一般的なシャフトはまったく同じ物を購入してもそのしなり方はすべてバラバラというデータもあるそうです。

試打したシャフトは調子いいのに実際買ったら何かイマイチってこともなんかあり得そうですね。

しかしTPTシャフトはそのすべてを機械加工としています。

カーボンシートの巻から接着等をすべてコンピュータ制御にしているので、限りなく一定の品質で同じシャフトを作り続けることが可能なのです。

またその精密さから、一般的なカーボンシャフトの限界である20層をはるかに凌駕する60層の設計になっており、かなりしっかりした手応えのあるシャフトになっています。

ちなみにテーラーメイドのミルドグラインドウェッジも、人の手では品質がバラバラになるという理論で、ソールの削りは機械加工になりましたよね。

表記が少し特徴的

TPTシャフトはその表記が非常に特徴的です。

R、S、Xといった硬さ表記ではなく15~20といった数字表記です。

15が最も硬く20が最も柔らかいとされてます。

無理矢理当てはめると、15から20の順にXX、X、SX、S、SR、Rくらいのイメージです。

またLKP、MKP、MT、LT、SW、LWと見慣れない表記があります。

それぞれ先調子、中調子、ミッドトルク、ロートルク、スタンダードウェイト、ローウェイトという意味となってます。

画像にはまだ出ていませんが、現在最も柔らかい20のシリーズが出ています。

思い込みで買ってはいけない!

getty

自分は先中調子が好きだしヘッドスピードは42メートル/秒(m/s)くらいだから19LKPかな?

みたいな思い込みはすべて捨ててください。

仮にですが、フジクラシャフトのスピーダー エボリューション VIというシャフトを買うのであれば、ヘッドスピード42m/sの人が50グラム台のSRを買うことはまぁ分かるのですが、TPTはチョット変わってきます。

TPTというシャフトの中には、先調子、中調子、トルクの大小など現在で10種類以上の特性が存在します。

よって失敗してほしくないという意味もあってか、メーカー側から購入時には工房でのフィッティングが必須条件としています。

ヘッドスピードが50m/s超える人が17の硬さを推奨されたり、ヘッドスピード42m/sくらいの人が16の硬さを推奨されることも普通にありました。

実際にBB4とTPTの組み合わせで打ってみました

実際にBB4とTPTシャフトを打ってみました。

ちなみに自分が推奨されているシャフトは16LKP MT SWなので、15LKP LT LWは少し合わず、やや球筋が散っていますがご了承ください。