ゴルフクラブ
風と草の大地
【動画で解説】長尺はヘッドスピードが上がる?どう打つの?
最近世間では44インチとかの短尺ドライバーが注目されていますが、その逆の長尺はいかがでしょう?
飛ばしは全ゴルファーのロマンでもあります。そのロマンの第一歩として長尺クラブにチャレンジしませんか?
ちなみにR&Aの用具に関するルールでは、「クラブの全長は18インチ(0.457メートル)以上でなければならず、パターを除いては48インチ(1.219メートル)を超えてはならない」とあるので、48インチまでは可能です。
長尺に慣れる第一歩は? その1
まずボールとの距離感に慣れていきましょう。
画像右が一般的な45インチのドライバー。左が長尺に組んだ47.75インチのドライバー。
こうやってアドレスするとフェース半分くらいは遠くに構えないといけません。
45インチのクラブと同じボールとの距離で同じようにアドレスすると、フェースにボールが当たらないくらいの長さの差があるのです。
47.75インチと45インチでは約3インチの差があります。
3インチの差というと45インチ基準で42インチになると大体5番ウッド相当の長さです。
長尺に慣れる第一歩は? その2
後方から45インチと47.75インチを持った時の画像です。
人によって「遠い」「さほど変わりない」と感想は変わりそうですが、これだけの差があります。
スイングプレーンもどうしたって横振りになってきます。
一般的な45インチクラブの感覚で打つとボールの手前をダフってしまう方も多いかもしれません。
長尺に慣れる第一歩は? その3
クラブスペックについてです。
長尺にするとどうしてもヘッドバランスが変わってきます。
最近のドライバーだとD0~D3くらいのスペックでしょうか?
一般的なクラブヘッドの重量200グラム前後で長尺を組むと、Eバランスになることだって珍しくありません。
とてもじゃありませんが相当の筋力がないとEバランスは振り抜くことさえかなり厳しいです。
最近のクラブはヘッドもシャフトもかなり進化しているので、道具の力を借りましょう。
ヘッドはウェイトを外したり重さを調整できるものが非常に多くなってきたので、そこを調整してみましょう。
もし外したり交換できるウェイトがないヘッドでも、大体のヘッド内部にはジェルが数グラム入っているので、ゴルフ工房さんとかに依頼すれば、ジェルの注入量にもよりますがジェル抜きで2~4グラムの軽量化が見込めます。
190~192グラムくらいのヘッド重量になると、長尺にしてもある程度振れます。
続いてシャフトです。一般的な45インチシャフトだと50~70グラム台のシャフトを使っている方が多いと思います。
ここを40~60グラム台まで落としてみましょう。最近のシャフトは軽くしてもしっかりとスイングに耐えて走るシャフトなので、結構軽くしても問題ないと思います。
またシャフト単体でもカウンターバランスを採用している物もありますので、それを利用するのもアリかと思います。
シャフト選びは慎重に
個人的に一番慎重に選んでほしいのがシャフト選びです。
ほとんどの方はシャフトが長くなった分振り遅れ等、シャフトが戻ってこないでインパクトしてしまい特大スライスになります。
長尺は今まで出てこなかったシャフトの性能が顔を覗かせることがあります。
可能であればメーカーさんやゴルフショップ、友人を頼りに長いシャフトをいろいろと試してみてください。
昔はドラコン選手といえばX~XXXフレックスみたいな鉄の棒のようなシャフトを好んでいたのですが、最近のトレンドはガラッと変わってきて、男子プロでもL~Rフレックスくらいの硬さを使用してしなりで飛ばす選手が多くなってきました。
自分も経験あるのですが、今まで70グラム台のXXというシャフトをラウンドで使っていたのですが、そのまま47インチまで伸ばしたらこの世のものとは思えないクラブになってしまいました。
長尺が試しやすいメーカーさんだと、クレイジーやReve(レーヴ)が試打可能だったと思います。
私の長尺クラブのスペックは?
ちなみに自分がドラコン大会でも使用しているクラブスペックをご紹介。
クランクゴルフ フォーミュラX 3度(シャフト:Reve アサルトアタック 40グラム台 Rフレックス 47.75インチ)
アクシスゴルフ Z460 9度(シャフト:TRPX アフターバーナー501 50グラム台 SRフレックス 47.75インチ)
エスティバン ES460D 8.5度(可変スリーブで-1度に設定、シャフト:TRPX アフターバーナー501 50グラム台 Rフレックス 47.5インチ)
3度のクラブセッティングはチョット異端児ですが、他の2本は長いものの文字だけ見れば普通にラウンド用としても使えそうなクラブです。
ちなみにアクシスゴルフとエスティバンのクラブはそのままラウンドでも使ったりします。
動画でも長尺を解説します
動画内でも長尺クラブを解説させていただいております。
ここの文章と重複する部分も多々ありますが、個人的に長尺にしたときに感じたりつまずいたりしたところを解説しております。
動画内では45インチと47.75インチでどれくらいヘッドスピードに差があるのかも検証しておりますので、ぜひご覧ください。