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安定したショットへ!ゴルフクラブの「重心角」を知っておこう!
重心角というワードをご存知でしょうか?
ゴルフにおいて、重心角はショット向上の最重要項目のひとつであり、知っておかなければならない知識のひとつです。
これを知っておくだけでスライスといったお悩みを解決できるだけでなく、重心角を利用して状況にあったプレイも可能です。
今回はそんな重心角についてご紹介していきます。
重心角とはいったい何なのか?
シャフトをテーブルなどに水平に置いたとき、ヘッドをテーブルの端からたらすと、ヘッドのフェースが自然に上に傾きます。
このときフェース面と垂線が作り出す角度を重心角と言います。
重心角はボールの捕まりを大きく左右する数値であり、重心距離と並んでヘッドのボールの捕まりに大きく影響する最重要要素です。
ボールをまっすぐに飛ばす為には、インパクトの際にフェース面の動きが密接に関係するため、この重心角について良く知っておく必要があります。
重心角の大きさとショットの関係
重心角の大きいクラブはクラブ自体がフェースを返す力を大きく持っていることになり、インパクトの際にボールを捕まえ易くなります。
これは、インパクトの際にボールに対して90°でショットする時、重心角10°のドライバーだと10°の分だけ力が作用し、残り80°は自力で調整しなければいけないのに対し、重心角30°では60°の分の調整で足りるのでボールを捕らえ易くなるのです。
つまり、重心角の大きなクラブを使用することでボールをまっすぐ打てる確率が高まるということです。
重心角の大きいドライバーは、ボールの捕まりが良く、かつボールが上がり易いため「やさしいモデル」であると言えます。
実際にプロ仕様のドライバーに比べて、アベレージ向けのモデルは重心角が大きいです。
重心角によるメリット・デメリット
先に述べたように、重心角の大きさはフェースの返り易さとスライスなどに影響を及ぼすファクターです。
重心角の大きなクラブを使用するメリットはスライス防止やボールの捕まえ易さにあります。
しかし持ち球がドロー(フック)とする人が重心角の大きいクラブを無理に使うと、引っ掛けたり、コントロールができなくなったりと重心角の大きさがデメリットに変化します。
自身持ち球の持ち味を把握した上で重心角の大きいものを使うかを判断しましょう。
重心角の選定は慎重に!
ドライバーだけでなく、アイアンなどにおいても重心角は重要になってきます。
ショートアイアンは重心角が大きいのに対し、ロングアイアンは重心角が小さいです。
よってロングアイアンはスライスし易くなり、難しいといわれる所以です。
重心角はゴルフをプレイする上では無視することのできないとても重要な項目なのです。
重心角の大きなクラブの使用により、慣れていない初心者の人やスライスでお悩みの人にはやさしく、救いになることは間違いありません。
しかし、プレースタイルの固まっている人などには必ずしも大きい重心角が良い方に働くとは限りません。
したがって、自身のスタイルを見つめ直し、生かせる重心角のクラブを選定していきましょう。