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ゴルフクラブ

Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

テーラーメイド『ミルドグラインド ハイ・トゥ ウェッジ』の58度と60度を打ち比べてみた!

テーラーメイドの最高峰ウェッジとして開発されて以降、契約プロたちが即実戦で採用。

ダスティン・ジョンソンのセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ圧勝をはじめとし、あらゆるプレーヤーのグリーン周りパフォーマンスを高めた『ミルドグラインド ハイ・トゥ ウェッジ』。

ようやく中古クラブも出回り始めたので、初心者ゴルファーの方々も購入を検討し始めたのではないでしょうか。

先日、58度と60度を打ち比べる機会がありましたのでレビューしたいと思います!

『ミルドグラインド ハイ・トゥ ウェッジ』の特徴

『ミルドグラインド ハイ・トゥ ウェッジ』は、従来のモデルより重心位置を高く&中心に移動させたことで、圧倒的なスピン量と操作性の高さを得て、評判を集めています。

一番の特徴は、フェース全面に施されたスコアラインによって、フェースを開いたショットではより高スピンでのショットを実現していることでしょう。

また、デザイン面でも「カッパーフィニッシュ」仕上げによって、使い込むことにより深い味わいが出てくるという、ギア好きにはたまらない1本になっています。

ここで問題となってくるのは、サンドウェッジとして58度と60度のどちらを選ぶか?  ということでしょう。

スクリーンに向かって打ってもなかなかイメージが湧きませんし、この2度の差がどれくらい影響するのか気になるところです。

58度と60度を打ち比べてみた

実際に芝生に向けて打ち比べることができましたので、レビューしてみます。

■構えた感じ

画像左が60度、右が58度です。やはり若干ですが、60度のほうが座りがいい感じがします。

ウェッジで球を上げることに集中したい人は、やはり60度がいいと思います。

58度の場合、2度寝かせるとやはりバウンスが気になってきます。

■30ヤードを打った感じ

58度は他のウェッジと大きく変わる感じはありません。少しスピンは効きやすいかなという感じです。

一方、60度はしっかりスピンが入ります。ちょっと強く入ったなと感じたショットも、「ククッ」とスピンが効いて止まってくれます。

■70〜80ヤードを打った感じ

しっかりスイングすることで、58度でもスピン効果を実感できました。スピンバックが強烈で、普段使っている58度のウェッジより1メートル程度多く戻ってます。

60度もそれほど難しさは感じず、素直に上がってくれました。距離感のバラツキもそれほど出ませんでしたので、アマチュアでも十分使えるロフトだと思います。

どんな人にオススメ?

getty

■60度がオススメな人

・56〜58度のハイバウンスウェッジが合わなくなってきた

・アイアンがノーマルロフトのため、ロブウェッジを入れる余裕がある

■58度がオススメな人

・アイアンがストロングロフトのため、9番アイアン〜サンドウェッジまでの飛距離に差がある

・ウェッジよりユーティリティーやウッドを増やしたい

私は普段58度(バウンス12度)を使っているのですが、ハイバウンスが使いにくいと感じていましたので、60度に買い替えは「あり」だなと感じました。

また、アベレージゴルファーの場合3番ウッドを抜いて、ウェッジ本数を増やす(クラブで距離を打ち分ける)ほうがスコアが良くなりますので、100切り前後の腕前の方は、ウェッジを4度刻みで用意するといいと思います!