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カリスマ店長が打ってきた!【タイトリスト TS4】

新作のゴルフクラブをテストするときは、コースで打つことにこだわっています。

練習場で100球打つより、コースで3球打つほうがよっぽどクラブの性能を正しくジャッジすることができます。

ということで、今回はタイトリストのTS4ドライバーの試打レポートをお届けします。

TS4はカスタム専用モデルということですが、試打したスペックはロフト9.5度、シャフトはタイトリストツアーAD60のSフレックスです。

ヘッド体積は430ccということですが、構えてみると奥行きが短く、コンパクトに見えます。

そしてヘッド後方部の膨らみはややヒール寄りに頂点があり、ターゲットマークもセンターよりヒール寄りにあります。

重心距離を短くして、つかまりをよくしようという意図が伺えます。

タイトリストらしくない、いわば昔のキャロウェイの「ERC」顔をしています。

それでは打ってみましょう。

コースは千葉市民ゴルフ場、プレー途中からTS4を投入しました。

まず5番ホールは左サイドに池があり、風はアゲインスト。左からフェードのイメージでしたが、そのまま左サイドに着弾。

やはりつかまりはいいようです。

低スピンの中弾道で思ったより飛距離が出ており、アゲインストながら220ヤードは満足のいく結果です。

6番は逆にフォローになるホールです。

先ほどのショットが左に真っすぐだったので、もう少し逃して打ってみます。キレイなフェードでおよそ245ヤード。

スピンがかかり過ぎることはなく、しっかり距離が出ています。

7番はまたアゲインストになるホールです。

やや左ドッグレッグですが、左サイドにフェアウェイバンカーが待ち構えるので狙い目は右バンカーの手前です。

イメージ通りにセンターからフェードするボールで、飛距離も230ヤードと満足いくショットでした。

8番はショートホール(パー3)なので、最後に9番ホールのティーショットです。

フォローの風だと池までギリギリの距離ですが、ここはテストなので敢えてドライバーを手にします。

少し抑えようとして打った球はつかまり切らず、右バンカー方向へ行ってしまいました。

バンカーはギリギリで越えたものの、打ちづらいラフの中に入ってしまいました。

ということで4ホールで使いましたが、TS1との大きな差は低スピンで強いボールが打ちやすいこと。

そして460ccのTS2やTS3と比較しても、つかまりがよくコントロールしやすいことが挙げられます。

ボールを浮かせるにはある程度のヘッドスピードが必要でしょうが、コントロール性能にも長けているようです。

カスタム専用で一回り小さいというのは、上級者用でハードルが高そうですが、シャフト選びさえ間違えなければ中級者でも十分に使えそうなドライバーでした。